2021師走前半の酒丸。

 

 今年もあっという間に師走…(汗)

年々時間経過が速くなっている気がしている、酒丸です。

 

私が住んでいる千葉県最南端の館山市では、

天気が良ければパキッと富士山が見える風光明媚なところ。

ただ、この綺麗な富士山が見える為にはいくつかの条件があって…

空気が綺麗に澄んでいて、雲が無い瞬間が大切。

館山では秋から冬にかけて「大西」と呼ばれる強風が吹きます。

その風と快晴が重なると、これが見られるのです。

雨だと「ほぼ台風」になるんで大変ですが…(汗)

もしこちらに遊びにくる時があったら、気にして見ておいて下さい。

溜息が漏れるくらい、綺麗です。

 

 

そして近況報告。

年末も近いので、

先延ばししてきていたリフォームの続きを細々と進めております。

厄介だったのが、これ。

風呂場の窓の、外枠に付いてるルーバー的な物体。

先にも書いたように、千葉県南は風が強くて有名な地域。

この風が、タチが悪い事に塩分を含んでいるのです(3方向が海)。

なので外に面しているプラスティック製品は、

すぐに塩害で劣化していきます。

特にうちの風呂場の外側は、

空き地に面していたので大西の直撃を数十年間受け続けてきました。

ところがこの夏、その空き地が売れて家が建つ事になり…

非常に見栄えが悪い(汗)

 

なので貼り替えようと思ったんですが…

素材の名前が分からないから検索出来ない(涙)

「窓 外枠 ルーバー」などで検索しても、

出てくるのは自動車の外装パーツばかり。

仕方ないので写メを近所のホームセンターに持っていって見せたら、

一発で判明。

「マドミラン」という名前だそうで。

おそらく、日本人の95%の人は知らないでしょうね…。

しかも、耐久年数は「4~6年」らしく、

ウチみたいに塩害もあるところだと、

2年ごとに変えなきゃいけないようなアイテムらしい。

 

そりゃ~バリバリになるわけだ。

たぶん、もう25年は付けっぱなし。

 

なので、全部割って(塩害でパリパリになってた)、

両面テープ部分には百均で買ったスクレイバーを突っ込んで剥がし、

その後にジッポオイルを垂らして雑巾掛けして接着剤も取り…

新たに新品を貼りました!

ああ、美しい…(自画自賛)。

今年の作業も、これでひと段落。

あとは大掃除を残すのみ。

 

 

さて。

先日、直営店舗に久しぶりに立ちまして…感じた事を書いておきます。

まずはこの写真を。

ジャン。

ドライボーンズの今年の秋冬は、ウールのトラウザーズが大充実!

型違いや色違いも合わせると、おそらく15~18種類近くある様です。

 

定番で長い事作り続けているウールトラウザーズですが、

この様に平置きになっていると、

興味が湧かねばスルーしてしまいがち。

なのでいくつかある形の中からひとつだけ、

クローズアップして紹介してみようと思います。

 

今回ピックアップしたのは、この品番。

DP-819、ホームスパン・ワークトラウザーズ。

ノータックながらゆったりとした渡り幅で、

裾に向かって徐々にテーパードしている定番的なシルエット。

 

素材はホームスパンツイード。

デッドストックで見つけたウール生地なので、この色1色のみの展開。

カーキ色の地に、イエローやオレンジ、グリーンなど綺麗な色糸のネップが飛んでいる

温かみのある色。

 

フロントスタイル。

脇線から斜めに上がるスラッシュポケットの他に、

チノパンの様にコインポケットが付きます。

しかも、両玉縁。

手間が掛かっています。

第一ボタンは刻み柄が入った1920年代調のナットボタン

サスペンダーボタンには力が掛かる為、打ち込みのタックボタンを使用しています。

ラスティな加工がされている1スター&月桂樹の、クラシックなボタン。

 

バックスタイル。

左右対称に付く、ピスポケット。

ここも両玉縁、手が掛かっています。

ベルト部分は敢えてセンター割りに。

こうする事で、ウエスト調整ができる様になっています。

ウエストを後ちょっと出したい、なんて時には、

このセンター割の中に予備分の生地が折り込まれているので、引き出す事が出来ます。

そしてその上から、特徴的なバックストラップ。

1920年代頃までのボトムには、かなりの確率でバックストライプが付いていました。

本来はベルトループがまだ少ない時代なので、

このバックストラップでウエストの調節を行っていたのです。

バックルは、真鍮の無垢素材を折り曲げて作られている当時と同じモノを使用。

ビビるくらい古臭い。

 

ワークトラウザーズという名前のボトムなので、

その名の通りワークウエアとして穿いて欲しいアイテム。

もちろんウールの3つボタンジャケットや、ツイードのアンコンジャケットなどでも良いのですが…

せっかく「ワーク」と付いているので、デニム感覚でのコーディネイトがよろしいかと

(実際、デニムジーンズが登場する前は、冬のワークウエアとはこういったパンツでした)。

 

例えばこの写真。

一番左端の人は、似た感じのトラウザーズ。

ブーツにインしたツイードトラウザーズ、

ガンベルトにバンダナチーフ、ビーバーハットで西部開拓的な感じ。

サスペンダーとガンベルトの両用が、技を使っていてオシャレさん。

 

後ろの人。

やはり似寄り色のウールトラウザーズに、

ブラウンダックのセカンドタイププリーツジャケット。

キャスケットがボトムと似た素材なのも、技あり。

 

ちょっと写真が見つからなかったので、参考になる映画を。

和名は「怒りの葡萄」、本題「THE GRAPES OF WRATH」

1940年に映画化された小説で、

1930年代大恐慌化での貧困農家と資本家を描いた名作です。

この当時の衣装が、実にリアル(当たり前)で、カッコいい。

オーバーオール(=小作人の象徴)にブラックジャケット(パーティー用一張羅)とか、

ツイードトラウザーズにカバーオールとか、普通に出てきます。

カラーで見たい映画のひとつ。

着こなしの参考にして見て下さい(内容はヘビーだけど)。

 

 

さて。

ドライボーンズのウールトラウザーズはワーク系だけではありません。

例えばこれ。

DP-813 ネップツイード素材の、

ハリウッドベルト・2タックトラウザーズ。

1950年代に一世を風靡した、アウトタック。

合わせるジャケットはナッソーやギャバジャンが定番ですが、

太さがあるボトムなので私はデニムジャケット、特にセカンドタイプがオススメです。

着丈の短さや時代背景など、当時の人っぽい感じ。

 

そしてこんなバージョンも。

DP-812 1910’S ジョッキートラウザーズ。

その名の通り1910年代調の、

馬に乗る時に穿いていた様なトラウザーズ。

ハイバックになっている事も特徴的。

ウエスタン調のポケットステッチも入って美しい仕上がり。

こちらは個人的にはレザージャケットと合わせる事で、

素材感のギャップが素敵な逸品。

もちろんコットンのデニムやハンティングジャケットなどとも、

相性が良いです。

 

冒頭にも書きましたが、今年はウールトラウザーズが大充実!

必ずお気に入りになる1本が見つかるはずです。

ぜひ店頭にて、試着してみて下さい。

 

先程の富士山。

夕方の姿はこんなです。

凛々しい!

 

ではまた!