2021霜月の酒丸(その2)。

 あっという間に十一月、霜月となりました。

酒丸です。

今月は前半に大阪出張が入ってしまったので、私がブログを書く日がイレギュラーになってしまいました。

なので今月に関しては「その1」とその2」に分けて書いてみようと思います。

そして今日が「その2」です。

 

まずは先に告知など。

このところ年に2回の定例となってきたこのイベント!

そう、木更津のコーヒーショップの名店「M&C コーヒースタンド」にて行われるポップアップショップ!

今週末の11/26金曜日から、土曜日、日曜日と3日間開催します!

多くの新作お値打ち品を引っ提げて伺います!

もちろんワタクシ酒丸も店頭に立っていますので…

皆さん、万象送り合わせの上、ご来店くださいまし!

この日だけのスペシャルな古物なども用意していますので、お楽しみに!

 

 

 さて。

前回書いた「その1」では、

羊の毛刈りからバージンウール、カウチンセーターへと話を繋ぎました。

 

繊維とは基本的に2種類の生地から成り立っています。

ひとつは先日ブログに書いた「編み物」で、主にセーターやカットソーの事を言います。

 

そしてもうひとつは、いわゆる「布帛」と呼ばれる生地。

これには全てに織りの名前が付いています。

ウール・ウーステッドならスーツの素材、

ウール・メルトンならピーコートやスタジャン、

ウール・ツイードならカジュアルジャケットやキャスケットの代表的な生地になります。

 

そしてこの「編み物」と「織り物」の2種類の他に、実はもうひとつのジャンルがあるんです。

これはアパレルに関わっている人でも意外と知らない事なのですが…

それがフェルトなどの「圧縮物」と呼ばれる繊維製品なのです。

フェルトは…繊維を圧縮してシート状にしたモノで、別名「不織布」。

つまり「織られていない布」という意味で、作りは和紙などに近いのです。

大半のアパレル産業の人達は、ほとんど触らない素材ですが…

当方ドライボーンズは、主力商品のひとつ。

そう、冬物ハットの素材なのです。

 

 

メンズハット。

超が付く高級品は、素材がウール(羊毛)ではなく、ビーバーやシルク、ラビットファーなどが使われます。

が、世間でいう「ハット」の大半は羊毛(もちろん、廉価なアイテムは羊毛ではない化学繊維が多い)。

 

ドライボーンズは古臭い、よく言えばクラシックな出立ち(いでたち)を目指すブランドなので…

やはり羊毛フェルトに拘ってモノづくりをしています。

1930年代のアメリカの風景。

この頃の男性は、外に出る時は「必ず」帽子を被っています

なんの映画のセリフだかは覚えていないのですが…

「あ、帽子を忘れた!パンツを穿いてないくらい恥ずかしい!」というセリフがありました。

それくらい、重要な装飾品だったという事です。

 

そしてその頃のハットは、

この写真の様に黒以外にもたくさんの色味が存在していました(モノトーン写真なので判り辛いですが)。

 

なので個人的に気に入っていてレアな配色を紹介してみます。

 

まずは1940年代のステットソン(おそらく)。

チャコールグレーにパープル。

はぁ、色っぽい…。

ため息しか出ない。

 

そしてドブスの1950年代、ベージュにワイン。

茶系で纏められたコーディネイトに最高、箱付きが説得力があります。

 

ブランド不明ながら、丸箱にディズニーの名前があるハット。

ダークブラウンにカーキ色のベルト。

地色より淡い色のベルト、美しい。

ベルト自体が映えます。

(これら古物の写真はインスタから拾いました。勝手に使ってごめんなさい)

 

 

そして。

2020年から世界で流行してしまった新型コロナの影響(ビーバーなどの素材が入荷して来ない)で、

当方もなかなか新作が作れない状況が続いてしまい…

我々も既存の素材から「新しいモノ」を作り出す必要に駆られました。

 

そうして完成したのが、この新色フェドラ・ハット達!

 

ひとつづつ紹介してみます。

まずはアイボリー×ブラウン。

淡くて明るいアイボリー、というよりもベージュに近い色。

リボンは素材がレーヨングログランなので、美しい光沢があります。

茶系で纏めたコーディネイトには最強。

個人的には、赤系が主体のコーディネイトの際にこんな配色のハットだと、一気に大人っぽく見えて素敵です。

 

そしてブラック×カーキ。

これは上記の古物紹介でも出てきた、濃色地色に淡色リボンの逆配色パターン。

リボン自体に主張がありますが、ハットのフェルトがブラックなので合わせ易いです。

むしろ、このリボンのカーキ(例えば軍物とか)に揃えたコーディネイトなどが、大人な雰囲気。

 

最後にチャコール×パープル。

はぁ。

もうため息しか出ないほど、色っぽい。

酒丸イチ押しのこの配色、私なら何にでも合わせちゃいます。

というか、このハットの色味を見せびらかすためだけに被ってお出掛けしたい。

 

ハットが苦手とか、恥ずかしいとかいう人も稀に会いますが…

それは被り慣れていないだけ

鏡に映った自分に慣れていないだけです。

 

個人的には、ハットひとつで「男前の度数」が30%はアップしてます。

もう年末、ハットひとつで30%はアップできるので、今年こそトライ!

もう、モテモテな感じがするでしょ?

 

更に!

色味がこれほど派手じゃないウールハット「ヨーク」も入荷しています!

実は納期の関係で私自身が未だ現物を見ていない(涙)のですが…

もう店頭には並んでいます!

是非トライを!

 

 

 

 そしてもうひとつ、告知です!

グリースアップマガジン Vol.19が、入荷します!

今回はヒルビリーバップス特集!

令和3年にこんな特集を組めるなんて、グリースアップしか出来ません!

すごいぞ、リュウちゃん!

そしてワタクシも、

末席にてちょいと紙面を汚させてもらっています(これっきゃねえだろベスト5コーナー)!

コマーシャルに特化していますが、ご笑読をば。

そして裏表紙は、ドライボーンズのカラー広告がドカーンと!

(額装しても良いレベル!)

皆様のご来店、心の奥底からお待ちしております!