2021霜月の酒丸(その1)。

 

 あっという間に十一月、霜月となりました。

酒丸です。

今月は前半に大阪出張が入ってしまったので、私がブログを書く日がイレギュラーになってしまいました。

なので今月に関しては「その1」とその2」に分けて書いてみようと思います。

 

 出張明けで予定を組んでいたら、行かねばならないお役所系の仕事が後送りになってしまい…

急に今週、ぽっかりと予定が空いちゃいました(滅多に無い)。

なので、前々から行こうと思っていた「マザー牧場」という地元の施設に遊びに行ってきました。

私が小さい頃は…まだ巨大な牧場+遊興施設、みたいな場所だったんですが…

この数十年の間にテーマパーク化しておりました。

個人的には昔の素朴な雰囲気が良かったんですが…

これも時代の波なのでしょう。

また、コロナも明けて修学旅行の生徒や観光客も意外と多く、

なんとなく人と金が動き始めているような気配。

それはそれで良い傾向。

 

実は私のお目当てのひとつは、コイツ。

そう、羊です。

何と言ってもウールという素材の供給源。

でも実は意外と本物をゆっくりと見る機会が少ないので、ちゃんと見てきました。

ひとくちに「羊」と言っても、たくさんの種類があるようで…

メリノウールで有名なメリノ種から、

物凄い角を蓄えているドーセットホーンという種類までたくさんの種類を見てきました。

(羊のショーがあるのです!)

そして最後に羊の毛を刈ってイベントは終了。

この刈ったばかりの羊毛を、触ってみたかったのです!!

すごくふかふか(当たり前)。

そして何より驚いたのは…とってもオイリー。

脂で毛が覆われているんです。

温かく水を弾くのは、こういった「素材の特性」があるのだと再認識。

 

 実はワタクシ、過去に何度もブログに書いているし雑誌の連載にも書いているんですが…

この「オイリーなウール」で編み立てた「カウチンセーター」のコレクターでもあります。

かと言って決してネイティヴなものではなく…

1950年代に大流行した「1950年代特有な柄で編まれたド派手なカウチンセーター」限定で、

集めています。

 

今日はそれもご紹介してみようと。

まずはこれ、ポーラーベア。白熊です。

赤地にアーガイルの裾模様、そして氷山の表現が素晴らしい。

 

続いて、メキシカンとロバ。

赤道直下なので暑いイメージがあるメキシコですが、標高が高いのでセーターを着ます。

なんとも素朴なデザイン。

 

そして有名どころ、ウルフ。

この狼も、1950年代を代表する動物。

シャツで何柄も存在する、ロカビリーなアイコン。

 

王道、ヒルビリーダンス!

五線に音符、そしてアベックダンサー。

テンガロンハットを被ってます。

 

レアな、ネイキッドモーターサイクル。

この乗り物シリーズは他にスクーターやフェートンも存在してます。

 

そして地色のブルーが鮮やかな、ウルフ柄。

袖にはALASKAの文字。

雪が乗っているような微妙な表現を、編み地で上手に再現。

 

これは私が最初に手に入れたヴィンテージカウチンセーター。

私は当時19歳、原宿の今は亡きVOICEで購入。

約40年前に、¥39800!もしていたスーパーヴィンテージ!

 

そして時を経て数年前。

名古屋のヴィンテージショップで購入。

上記のモノと同じデザインながら、襟やリブが2トーン!

今回生産したモノは、これを手に入れてしまった事が直接の原因。

 

 

という訳で、ご紹介。

今年のカウチンセーターは、ズバリ「シーバス」!

 

これはネイビー×グレー。

 

そして考案したブラック×オレンジ。

 

 

 こういった1950年代特有のデザインは、実は第二次世界大戦と密接に関わっています。

1945年に太平洋戦争が終結し、多くのアメリカ兵が本国に帰還しました。

その際、兵役に出ていた人達には、かなりな額の恩給が出ているのです。

そう言った軍資金で郊外に家を建て、何千CCもある自動車を買う事に。

更に余暇を利用してアウトドアスポーツに打ち込む人も増えました。

 

そんな中で、アウトドアを含めた「余暇を過ごすファッション」が盛大に花開いた時代でもあるのです。

 

男性がピンクを着たり、

ジーンズが労働着からカジュアルパンツになったり、

ネクタイを締めないオープンカラーシャツが主流になったり。

そう言った大きなメンズファッションの流れの中に「アウトドアファッションの爆発」もあるのです。

 

当時最先端だったレーヨン素材にキルティングの裏地を貼り、スキージャケットにしたり。

戦闘機に乗る時のフライトジャケットが民間で改良されてバイクウエアになったり。

そしてネイティヴアメリカンの伝統的なセーターが、

鮮やかな染色技術の向上と相俟って様々な遊びのシーンを背負ったニットジャケットとして大流行したのです!

 

それらが、私が集めてきたヴィンテージシリーズ。

 

ならば、21世紀の今、

ドライボーンズがすべき事は1950年代のアメリカの底力の象徴であるこういったニット素材のジャケットを、

日本の工場で生産すべきなのだと考えています。

 

今、我々の「日本のモノづくりの生産背景」は、かなり危険な水域にまで下がっています。

薄っぺらいセーターなら日本で作っているメーカーさんもあるでしょうが…

今回のカウチンセーターのようなごっついニットジャケットは、日本国内ではほとんど作れません。

もう工場が残っていないのです。

 

1950年代から1970年代にかけて日本は高度経済成長に沸きましたが、

それは素材の無い日本という国が一生懸命に「モノづくり」をして「輸出」したからこそ、なし得たのです。

 

ところがその後のバブル崩壊、911テロ、リーマンショック、東日本大震災…そしてこのコロナ禍。

そういった外的要因で、日本という国の「モノづくり」が、かなりヤバい。

 

ならば、ドライボーンズとして得意な事は、淡々と、尚且つちゃんと繋げていかないと。

そんな愚直なブランドの心意気を、みなさんがわかってくれているから嬉しいのです。

今年のカウチンセーター、コロナ禍で工場さんも大変でしたが、やっと入荷。

皆さんに着られたいと、店頭で待っています。

 

 

 

さて。

ここからはこのところ書かないでいた「コロナ禍」について。

8~9月にかけて、日本中で猛威を振るった新型コロナ。

ところが、9月の後半から急激に収まり始め、10月には感染者(陽性者)が極端に減りました。

なぜこんなにも急激に減ったのか?専門家の間でも喧々諤々らしいのですが…

大きな理由として天候が悪かっただの、

ワクチンの予防効果が高かっただの、

PCR検査の陽性者以外の感染が多かっただのと、

的を外した意見が多数。

 

私は単純に「ウイルスという生物が蔓延しすぎて自爆したのでは無いか?」と考えておりました。

どんな生物でもそうですが、増えすぎたら減ります。

そういうモノです。

 

そうしたら…似たような推測を出していた団体がありました。

なんと、AIに予測させていたグループが「ウイルス120日周期」説を唱えていたのです。

第1波から第5波までの周期を読み取らせていて、10月には収まると予測していたらしいのです。

 

そのAIの予測に依ると…第6波は1月中旬から2月にかけて起こり、第5波の10~20%程度だとの事。

 

もう、普通の風邪になりそうです。

皆さん、いつも通りの年末年始を迎えられそうですね。

買い物をしてくれる事を、待ってますよ(ホントにマジで)。

 

ではまた。