2021卯月後半の酒丸。

 

 2021年4月、ゴールデンウィーク直前。

約2週間のご無沙汰でした、酒丸でございます。

 

 

この時期、たくさんの花が街中でも見られるようになりますが…

個人的に大好きなのが「藤」

今年はひょんなきっかけで凄い藤が見られました。

場所は新東名の藤枝サービスエリア。

さすが「藤枝」と言う名前なだけあって、圧巻でした!

 

 

さて。

なぜ新東名の藤枝を通ったのかと言うと、

ドライボーンズ福岡店の閉店に伴って什器の移動が必要になった訳で…。

なので今回のブログは…

「さらばドライボーンズ福岡店、みんなありがとう!」

と言う副題を付けて綴ってみたいと思います。

 

 

 

 ドライボーンズ福岡店をオープンさせたのは、2001年8月25日。

それまで九州地区は、中間に代理店を挟んで卸しをしていました。

諸事情があってお互いに発展的解消となり、

その後は直営店を出すべくタイミングを伺っておりました。

確か2000年の年末くらいから物件を探しに、

毎月のように福岡に行っていた様な気がします。

 

 

年も明け、2001年のゴールデンウィーク頃。

やっと候補となる物件が出てきて、交渉を始めました。

家賃や条件等、ちょっと面倒だったんですが…

東京本社の会社が運営するにあたり、

不動産屋と上手くやっていかないと問題が起きた時に面倒だなと思い、

契約を進めていきました。

 

すると…

福岡にいた私に、

大阪の心斎橋店(当時)のビル(今は無き心斎橋パルコ)の担当者から直電が。

「急ですみません。心斎橋パルコは、この夏で閉店する事に決定しました。

付きましては長期催事契約も解消になるので8月中に退去して下さい」

 

えええっ!青天の霹靂!

つまり私は急に福岡新店舗と大阪店の移転、

2つを同時に進行しなくちゃならなくなったのです。

 

何が大変って、資金繰りです。

福岡店の保証金を支払った後に、すぐに大阪の物件探しなのですから。

しかも、大阪での物件探しはあっという間に終わりました。

希望物件が、一軒目の不動産屋で見つかってしまったのです。

当時の大阪店スタッフの雇用を維持することが出来そうになったので安堵しつつ、

資金繰りをどうしようか、苦悶した記憶があります。

 

福岡店開店にあたって一番楽しみにしていたのは、内装でした。

私としては初めての1階の路面店。

しかも九州と言う事で、

以前から可愛がってもらっていた熊本の工務店さんに仕事を依頼出来る事が嬉しかったのです。

 

熊本にある「サンワ工務店」と言う会社。

そこの社長の山野さんは私が初めての店を出した時も、

わざわざ熊本から東京に来て「大人買い」してくれた、正に恩人。

その頃はまだ私の商材がフィフティーズのジャンク(ランプや家具など)がメインで、

山野さんは内装で使えそうなアイテムを纏めて購入してくれたのです。

こういった繋がり、大切。

 

結局、

サンワ工務店さんが福岡店の内外装・什器、

更には新しい大阪店の什器も一気に作ってくれる事になり、

なんと大阪までの配送も承ってくれました。

これでお金の問題も、かなり楽に。

 

画してドライボーンズ福岡店が開店となりました。

サンワ工務店さんが作ってくれたドライボーンズの頭文字dとbをあしらった扉。

無垢の鉄塊、自慢の逸品。

扉には漢字バージョンのブランド名「怒雷暴音図」を刻んだり。

路面店の内装って、楽しい!

 

オープニングレセプションは、ザ・コルツの岩川氏、神田氏がアコースティックで店内演奏。

約100人くらい集まっての大騒ぎ!

華々しく福岡店がデビュー出来ました!

 

 

その後の2005年3月、福岡県西方沖地震が発生。

マグニチュード7.0、震度6弱の地震に見舞われたドライボーンズ福岡店。

大半のガラスケースやハンガーラックが薙ぎ倒され、店内はメチャクチャに。

しかもマンションの1階だったために上階の住民の部屋から水道管破裂で水漏れが起こり、

次の日の夜中に漏電で出火。

店内でのボヤで済んだものの、商品と内装は全てパーになりました。

 

約1ヶ月かけて店内を清掃、整理。

再オープンできたのは、当時のスタッフの努力の賜物です。

 

 

そんな大変な時期を乗り越えての、10周年。

バーレスクダンサーの美和ロック嬢を呼んでの、10周年イベント。

演奏は福岡県久留米市が誇るジャンプバンド、ザ・トラベラーズ(当時)の石原顕三郎氏。

場所は天神の名店「CAFE DE VOGUE」にて開催しました。

 

 

そして2015年2月には、大名に店舗を移転。

人通りも交通量も多いと言う事で、急遽「風で揺れる看板」も手作り。

 

 

  店長は、最初期以外はずっと若杉が務めてきました。

約20年になります。

その若杉から、実家の事で相談を受けたのは2018年の年末。

実家の農家を継がねばならないので、退社したいとの事。

私としては福岡店イコール若杉だったので、

退社するなら店を閉めねば、と思っていました。

 

その後数ヶ月…考えに考え、悩みに悩んで出した結論。

それは「若杉がドライボーンズ福岡店を引き継いで独立、自分の部下を育ててその人物を店長にしていく」と言う計画でした。

これならば若杉は実家を継ぐ事も出来るし、

ドライボーンズ福岡店も若杉の個性を活かしたまま継続出来る。

お金の事は店を引き継いで売れてきてからで良いので、

まずは人材育成に注力してお互いに頑張ろう、と言う事になりました。

 

 

2019年度は、若杉が独立するにあたっての協力者への挨拶回り。

 

まずは福岡店のVIPな顧客でもあり、何かと世話を焼いてくれる熊本のこの二人に逢いに。

今までたくさんの買い物と心遣いを、ありがとう。

 

その後、ドライボーンズの商品を熊本で太く扱ってくれていたクラウンヴィクトリアの佐田さん(探し出すのが大変だった)にもご挨拶。

ドライボーンズというブランドを九州に根付かせてくれて、ありがとう。

 

更に若杉がウチで働く前に勤めていた、

ブローミンブラザーズのジンさんにもご挨拶(探し出すのが大変だった)。

若杉という人材を作ってくれてありがとう。

 

そして最終日には、一番世話になったサンワ工務店の山野さんにもご挨拶。

今泉店舗での内外装、什器、大名に越してからの内装も含めてありがとう。

 

 

画して、2020年の4月、若杉店長から若杉社長になり、新たな門出になりました。

そしてなんと、その4月からコロナウイルスの蔓延で緊急事態宣言発令。

街から人がいなくなりました。

 

政府からは補助金やら助成金やらの話もありましたが…

全て前年比ベースでの話ばかり。

若杉の「新生ドライボーンズ福岡店」には前年が存在していないため、

箸にも棒にもかからない。

私がいくら2019年度のドライボーンズ福岡店の数字を出しても、

それは違う会社だから関係ないと。

そんなバカな話、ある?

 

結果、2021年の1月を迎えた時点でギブアップ宣言となりました。

ドライボーンズは、東京店・名古屋店・大阪店・福岡店の計4店舗。

私にとっては両手両足と同じ感覚。

まるでコロナ(と、その対策を怠った政府)に片腕をもぎ取られた気持ち。

 

 

3月末で閉店した福岡店の、最後の片付けには若杉も来てくれました。

ヘルプとして陣頭指揮をとった大阪店店長吹田と共にパチリ。

 

4月13日の深夜、やっと空になりました。

 

 

店内の残りの荷物を満タンに載せた2トン車で、

大阪店・名古屋店・東京店とそれぞれ什器を入れ替えて回ったのです。

その途中で、藤枝の藤を見たのでした。

 

 

ドライボーンズ福岡店の回想につき合わせてしまいました。

福岡店でのたくさんの人との出会いが、今となっては懐かしい。

みんな、本当にありがとう。

 

ここでひとつ、朗報です。

福岡店で使っていた什器類をまとめて買ってくれた若い夫婦がいます。

彼らは今まで、ドライボーンズ福岡店のお客様でした。

これから福岡でヴィンテージテイストアメカジな洋服屋を始めたいらしいのですが…

如何せん資本がない。

そこで、クラウドファウンディングを始めたらしいのです。

もし店舗を始められれば、もしかしたらその店でドライボーンズが手に入るかも。

もし良かったら、協力してやってください。

 

SNS上でも色々とドライボーンズ福岡店の事を気にかけてくれて、ありがとうございました。

今後は東京店・名古屋店・大阪店でのご利用をお待ちしております。

更には、オンラインショップもあるのでそちらのご利用も、お待ちしております!

 

 

 そしてここからは、ゴールデンウィーク突入直前の新作紹介!

やっと完成、キューバシャツ!

(オンラインショップへの掲載は、もうしばらくお待ちください)

キューバシャツとはその名の通り「キューバのシャツ」という意味なんですが…

正確にはキューバを始めとするカリブ海の島々で着られるリゾーティなシャツの事。

むしろメインで着られているのはメキシコなどの赤道直下の国々。

官庁の制服としても着られています。

ヴィンテージ というよりは、アメリカ大陸の南国シャツと言った立ち位置。

 

なのでメキシカンな文化圏のファッションにも大いに貢献しているシャツなのです。

こんな感じの、涼しげな織り柄。

事実、赤道直下の制服としても着られている服なので、涼しさが最優先なのです。

よって…ヴィンテージでは淡い色が大半を占めています。

ホワイト、オフホワイト、ベージュ、カーキ、サックス、ラベンダー…。

濃色はまず見つからない。

なぜなら、熱いから。

 

ならば、ドライボーンズでブラックを作りましょう!

やたらとボタンが多く、デコラティヴなのもキューバシャツの特徴。

サイドスリットも入って風通し良く、またサイズも大きめなのでゆったりと。

 

 

 ドライボーンズ福岡店は多くの人に惜しまれつつ、閉店しました。

なので今後のコロナ禍に打ち勝つべく、

他の3店舗でのお買い物をよろしくお願いいたします!

現在、ドライボーンズ東京店・名古屋店・大阪店では

「ガラガラポン!」というくじ引き大会を開催中!

この初夏の様な素晴らしい季節の中、是非寄ってみてください!

 

そしてドライボーンズ福岡店を利用してくれていた九州の皆さん!

新作も続々と入荷中ですので、

九州の取扱店並びにオンラインショップをよろしくお願いいたします!