2020師走の酒丸。

 

 十二月、早くも師走。

酒丸です。

 

 

十二月の別名は「師走(しわす)」。

師走の意味は…

師匠である僧侶がお経を上げる為に東西を馳せる為に

「師、馳せる」から「師馳す」「師走す」となっていったのは有名な話。

それくらい忙しい月、という意味。

 

 

私も今月は最初から大阪店、福岡店、名古屋店と巡回。

大忙し!

そのお陰で、御堂筋では恒例のイルミネーションが観られました。

写真だと分かり辛いけど、ものすごく綺麗。

 

 

 

 さて、師走の今月は…

遂にウエスタンファッションについて書いてみようと思います。

前から書きたいと思っていたので、

今月はある意味集大成になれば良いかなと。

 

長いよ!www

 

 

 私は個人的にウエスタンファッションが大好きで…

大袈裟に言えば「アメリカ文化」という大きな括りの中で、

根底に流れている思想みたいなモノだと感じる事がある。

 

 

ところが、その思想の根底にあるモノも、

過去に何度か大きな地殻変動を起こした事がありまして…。

そこら辺について、今回は深掘りしてみたい。

 

 

 皆さんが知っている「ウエスタン」とは、

大雑把に言えば「西部」の文化。

その源となっているのは、おそらく「西部劇」。

これは自覚しているかしていないかの違いだけで、

アメリカ文化のウエスタンとは「西部劇」によって構築されてきた。

 

特にピックアップすれば、1960年代くらいまでの西部劇。

「荒野の七人」に代表されるような、勧善懲悪の物語。

白人の正義のガンマンと、敵対する地元のヤクザやインディアン。

この構図は、日本の時代劇でも同じ。

正義のバンカラ浪人と地元のヤクザや悪徳商人、忍者、農民達。

もっと言えば怪獣映画やヒーロー戦隊モノも、全く同じ構図。

 

 

 ところが、こういった西部劇の構図は1970年代以降の映画界では徐々に廃れていってしまった。

それはなぜか?

売れ線の映画だったからものすごい量が作られ、

観客が飽きて食傷気味になってきたという理由がひとつ。

そしてもうひとつは…

史実とは違う、「白人が正義」なんてじゃないか!

という論調が増えてきたからなのだ。

 

元々アメリカという国家は、

大衆をどう動かすのか?という技術を体系的に構築してきた。

それがまとまってきたのが第二次世界大戦中のCSSであり、

その後のCIA(中央情報局)やNSA(国家安全保障局)へと進化・深化していく。

 

戦後のアメリカ政府は、映画を使って世論を構築し大衆を動かそうとした。

そして西部劇が、実に効果的に作用した。

「白人は偉い、有色人種は野蛮で劣っている」という思想に。

その後、映画はテレビにとって変わられた。

1970年代にはお茶の間にテレビという洗脳機械がほぼ全世帯に入った事で映画産業が衰退し始め、

結果的に西部劇の功罪が明るみになってきたのだ。

 

なので、逆に言えば最近作られた西部劇の方がリアルで面白い。

まるで健さんの任侠映画から、

深作・文太コンビの実録路線に切り変わったかのように。

 

先月紹介した「シスターズ・ブラザーズ」も面白かったし…

タランティーノ監督の「ジャンゴ」も面白かった(時代設定はずっと古いけど)。

 

 

なので。

そんな映画の中でかならず出てくるアイテムを列挙してみよう。

この作業が、実は重要なのだ。

登場人物のほぼ全員が被っているハット。

A-セルビア・ウールハット「ヨーク」

B-ウール・フェドラハット

C-ビーバーハット「チェサピーク」

D-ビーバーハット「ポトマック」

と様々なバージョンあり。

 

こんなウールのスーツも多い。

冠婚葬祭ではなく、あくまでワークウエアであり防寒着としてのスーツ。

ヘリンボーン ジョッキージャケット

ヘリンボーン ジョッキートラウザーズ

 

スーツの中には、ウエスタンスタイルなオッドベストを着ている事が多い。

おそらく防寒なのだと思う。

サドルブランケットポケット メルトンベスト

(ボーダーのベストは完売)

 

また、

袖口がこんなウエスタンカットになっているウールジャケットも多く登場(ショールカラーもポイント高い)。

 

そしてトラウザーズを穿きこなす上で外せないのが、ボタン式サスペンダー

 

更にはこんな、リボンタイ

 

更に更に、バンダナも三角巾代りによく登場。

 

 

とまぁ、ここまでは西部劇の年代設定に見合ったアイテムを紹介してみた。

これらは主に1849年のゴールドラッシュから、1933年の禁酒法廃止くらいまでの時代設定。

 

 

そして。

ここから話が脇道に逸れていって面白い。

 

禁酒法が廃止されたのが1933年。

この法律はあくまで時限立法的な意味合いもあったのだが…

実は1929年の世界大恐慌も大きく影響していた。

 

たくさんの破産や取り付け騒ぎも起こり、

その後のニューディール政策や第二次世界大戦を待つまで、

長い長い不況に喘いだ。

 

それは西部の農民達も同じで、不況で牛乳が売れず、牛肉も売れない。

土地や牛・馬ばかりが有り余り、広大な牧場を目の前に途方に暮れていた。

 

そんな中、賢い牧場主は…

金があり余っている東部の金持ち相手に、

夏休みなどの余暇を過ごす為の観光地として牧場を開放してみる事を思い立った。

それが「DUDE RANCH(デュード・ランチ=観光牧場)」の始まりである。

(日本にも千葉県のマザー牧場をはじめ、北海道の花畑牧場などたくさんある)

 

1929年の株価大暴落による世界恐慌の中でも、

株を売り抜けて大金を手にした者も多かった。

また、今後の大戦の需要を見越して、武器関連の会社は利益が出ていた。

 

そういった人達に、

西部劇のイメージを抱かせたまま余暇を楽しんでもらう為に…

乗馬やブルロープワークの教え方も発達、

何より「そこで楽しむ為の衣装」が大きな産業になっていった。

 

当時西海岸でゴールドラッシュもひと段落して売上不振になっていたリーバイスも、

ショートホーンシリーズや701XXなどを開発、

ウエスタン人気に上手に乗る事ができた。

更に缶詰や農民用作業着を作っていたLeeも、

「カウボーイ」という名前のデニム作業着を発表、爆発的に業績アップ。

また、多くのデュードランチはシャツやジャケット・アクセサリーなどの小物類を、

近隣のアパレルメーカーから仕入れるようになっていった。

 

 

乗馬用グローヴをしたままでも着たり脱いだりしやすいシャツやジャケット。

ならばボタンではなくスナップしてみよう。

ポケットの形状も、フラップをつけて物が落ちないようにしつつ開け易く。

そんな開発で産まれたアイテムが、ウエスタンシャツ

ショルダーパッドも付ければ、飼葉を担ぐ時にも便利。

 

第二次世界大戦後のアメリカでは、軍で大量に使用されてきたレーヨンもダブつき気味に。

それらの素材メーカーは「次はスポーツや観光の分野に売り込もう!」と、

レーヨンが大量にスポーツジャケット市場に送り込まれてきた。

多くはプリントのギャバジャンに化けていき、

デュードランチでは「ブルロープを模したパイピング」を使って、

ウエスタンギャバジャンが企画された。

 

更には、ブルロープが宙を舞う様なデザインも流行。

更に更に、マニアックな人達の中には、ブルロープの舞に馬蹄をあしらう人も。

実はこれ、私がヴィンテージで見たのは二十歳の時だけ!

その後、アメリカに何十回行っても出会う事が無かったジャケット。

やっと作れて感無量!

 

 

馬蹄を身に付けておきたい観光客にはアクセサリーも提案した。

馬蹄型のブラスリング

 

馬蹄をあしらったブラスブレスレット

百花繚乱の勢い。

 

 

そしてデュードランチに来た子供達にも、商品が提案された。

大人達は皆、喜んでウエスタンブーツを履いて乗馬を楽しんだが…

子供達にはまだウエスタンブーツは早過ぎ。

ならばレザーシューズでウエスタン調のデザインを!

当時流行したローン・レンジャーや、

ホパロング・キャシディみたいな雰囲気のモノ。

名付けて「ウエスタンモックス モンクストラップ シューズ」!!

そんな意味合いを持って作られた子供用ウエスタンシューズを、

ドライボーンズでは大人用にモデファイ。

 

 

 この様に、アメリカのウエスタン文化は19世紀の西部開拓時代と、

恐慌後のデュードランチというふたつの側面を持っている。

更にそれを、映画やテレビという大衆操作でプロパガンダしていったのだ。

このふたつを明確に分けてコーディネイトするもよし、

敢えて双方を理解した上で混在させて着こなすも良し。

アメリカという国の、根底に流れる精神世界の一端を垣間見られる文化です。

 

 

 

 

 ところで。

上記のアメリカにおける大衆操作に関して、

ちょっと気になった件があったので、ここに書き記しておこうと思う。

 

 

 皆さんご存知の様に、毎日ヒステリックなくらいに連呼されるコロナウイルスに関しての報道。

毎日毎日、「〇〇エリアが何百人の感染者」だの…

「医療の崩壊はもう間近」だの。

 

皆さん、あまり真に受けない方が良いですよ。

 

まず…「〇〇エリアが何百人の感染者」について。

この〇〇を、仮に東京だと設定しましょう。

この人数って、どうやって累計を出しているか知ってますか?

千葉県や埼玉県、神奈川県、茨城県、栃木県、群馬県…

こういった近隣在住者が都内の病院でPCR検査を受けたら、

東京都の人数としてカウントされてます(なぜなら東京都の病院での集計だから)。

 

そして更に言えば、多くの報道で「感染者」という言い方をしているけれど…

本当は「陽性者」が正解。

報道で言っている感染者の大半(約98%)が、陽性者と曝露者。

このふたつの場合は、無症状か風邪程度で治ってる。

残り2%の感染者にならない為にマスクや手洗いはした方が良いけれど。

 

報道番組やワイドショーで「感染者」という表現をしているテレビ局は、気をつけておいた方が良い。

恣意的に「禍の過剰解釈」を垂れ流している可能性大。

「陽性者」という表現をしているテレビ局の方が、信頼出来る。

要は、テレビの報道の仕方に踊らされちゃダメ。

 

そして「医療の崩壊はもう間近」について。

皆さんは感染症がどの様に分類されているか、知っていますか?

ちょっとこの表を見てみましょう。

感染症は1類~5類まで分類されており、今のところコロナウイルスは2類に分類されています。

ところが、この表を見てもらうとわかる様に、コロナウイルスに関しては1類よりも厳しい制限がされています。

これはなぜか?

これは厚生労働省の官僚であり世界保健機関の名誉事務局長である某氏が、

この分類(というかこの制限)にコダワリを持っているからです。

 

なぜこのコダワリを持つのか?

この某氏の仕事は「感染者を減らす事が自らの最重要課題」なので、

徹底的に締め付けて数値をゼロに近付けたいのです。

 

もし5類のインフルエンザ並みにしてしまった場合、何かしらの責任問題になってしまう可能性もある

官僚や公務員は、個人で背負わされる責任が大嫌い

なので責任逃がれの一環で感染症分類のランクを下げない。

だからそのシワ寄せが医療現場に回ってきて、現場がパニックになっているのです。

(医療現場の人達は法雨等に大変だと思う。ブルーインパルスとかは飛ばさなくて良いから、もっと実利になる手当てを!)

 

もし本当にエボラ出血熱やSARSなどよりも毒性が強ければ…

郵便局にて郵送とか、無理でしょ(オイラが郵便局員ならストライキ)。

こういう検査が広く行われている、っていうことは…4類レベル以下という事。

 

12/18の全世界での新規感染者(日本に関しては陽性者)のグラフ。

見よ、この日本の「地を這う様な折れ線グラフ」!

テレビの報道では絶対に出てこないグラフ。

真実が知られちゃうと、(In My Pocketな)政治家(責任逃れの)官僚も都合が悪い。

 

世の中が何か大きな事でザワザワしてる時は、必ず裏で何かが起こっている

それを見越して、自分の経験値の中から正しい答えを導き出しましょう

 

 

では皆さん、病気や怪我に気をつけて、良いお年をお迎えくださいまし!