四月に入って二回目のブログ更新となりました。
酒丸です。
今年も通勤途中で、藤の花が綺麗。
毎年、この花を潜りながら会社に通うこの時期。
そう、ゴールデンウィークが始まる。
でも今年は、それどころじゃなく…。
もう世の中が騒然としてる。
言うまでも無く、コロナウイルス禍。
当然ドライボーンズとしても決してひと事では無く…。
直営四店舗はまともに開店することさえままならず、
店を開けてもほとんどお客さんは来ないので粛々と作業を続けている。
東京本社も、この先の行く末が見えてこないので様子見的な仕事しか出来ない。
そんな中、とにもかくにも急いで生産に入ったアイテムがやっと入荷!
色はブラックと、
オフホワイトの2色展開。
この本革のマスクだけではなく、
内側にガーゼやキッチンペーパーなどを入れて使用すると良いと思う。
世界中でマスクが不足気味の中、ちょっとでもお役に立てれば嬉しいです。
本来はバイク用品、ああ、バイクに乗りたい。
今はまともに開店も出来ていない状態なので「大して売れないだろう」と思っていたのだが…
ちょいとSNSでサンプルを撮影してアップしたら…
当初の生産分があっという間に「予約完売」!
なので急遽、二倍に増産!
それももう少しで売り切れてしまいそう。
第二弾も生産し始めたいんだけど、
この先の五月六日を迎えてみないとなんともなぁ…。
4/27現在、オフホワイト、ブラックに続いてブルーとライトグレーが生産決定。
が、ゴールデンウィークで工場さんの休みや運送屋さんの休みなども絡み、
納期がまだ見え辛い感じ。
入荷し次第、各店舗のインスタ等でお知らせしていきます!
実はこの本革のカラスマスク、デッドストックの当時物を所有しており。
ほぼドンズバで作りました。
と言うか、ドンズバ以外で作り様が無いほど簡素な作り。
これが当時の、本物。
おそらく1970年代。
革もまだしっかりとしており…
なんと当時のシールも付いてる。
金色で「特選」のシール!
さてここで、このカラスマスクの背景をちょっとだけ綴っておこうかと。
おそらく、カラスマスクを付けたキャラクターで一番有名な人は、この人。
そう、湘南爆走族の桜井信二。
(吉田聡先生、勝手に絵を拝借してすみません:汗)
実家は新聞屋、近遠中学の番格、喧嘩が強い。
いい男なのだ。
彼はいつもカラスマスク。
漫画内では「防塵マスク」とも書かれているが…
当時の暴走族は色んなタイプを付けていた。
愛機はGT-380、通称「サンパチ」。
空冷2サイクルで3気筒。
実は私が乗ってたマッハも、同じ空冷2サイクルで3気筒。
一度だけ、友人のサンパチを操縦させてもらった事がある。
マッハは元々レース用に開発されたという背景もあって、スピードは出るけど止めるのが大変。
でもサンパチはそんな事は無くてもっとマイルド、よく言えば「ツアラー」に近い感じ。
スズキとカワサキの性格の違いが、そのまま車体にまで出てるような違いがあった。
もうこの十年は、見ていないような気がする。
正に「絶滅危惧種」。
ああ、バイクに乗りたい。
別の話題。
自宅に、コレが遂に届いた。
日本国政府肝煎りの、ガーゼマスク(別名アベノマスク)。
サイズがどうとか素材がどうとかでは無く、生理的に無理なので開封せず放っておいた。
すると、同様にコレが届いた多くの自治体から様々な意見が。
「届いた100枚を調べたところ、3:7で不良品だった」とか…
「ビニールの中に虫がいる!」とか。
中にはカビだらけだったと言う人も。
これら、どこまで本当なのか判らないけど…
少なくとも縫製や製造販売に関わる一人として、これだけは言いたい。
こんな製品が消費者に届いた時点で、信頼はゼロ。
(それ以前に、オリンピック招聘での放射能アンダーコントロールとか年金最後の一人まで問題とかモリカケとか桜とか…
信頼はゼロどころかマイナス一億くらいだけど)
そして今、またしても日本国政府の判断の甘さや遅さのせいで、
モノづくりに誇りを持ってやってきた中小企業が絶滅しかけてる。
ウチみたいな洋服屋や専門的なライヴハウスは「小さな文化の共有場所」として、
かけがえのない都会のオアシスみたいなところ。
(お上の足りない脳ミソだと一生見えてこないんだろうな)
国民の全員に100,000円支給される事が決定したらしい、やっと。
(ヤベェぞ、と言い始めてから三ヶ月経って、やっと)
その100,000円、ドライボーンズにドーンと使ってくれても、いいですよ。
ただいま、コロナ収束祈願キャンペーン中です!
(家賃と人件費、どうにかしないと)
さて。
絶滅危惧種のGT-380とまではいかないけれど…
私自身も仕事が出来なくて時間が余りそうなので、
遂にコレに手を掛けていきたいと思ってます!
数年前にエンジンだけ手に入れて…
その後フレームを見つけてもらって…
シートや灯火類を細々と集めて…
ハーネス得意な人に引いてもらって…
変なパーツも色々と付け始めたところで中断していた、私の愛機製造計画。
ホントはこれに近付けたかった。
1950年代のソビエト連邦製スクーター「トゥーラ(TULA)」。
現実と理想は、いつも遠い。
ああ、バイクに乗りたい。