関東地方は、本日5月10日で、
急に気温が上がった。
もうすっかり夏!
今年はゴールデンウィークも愚図ついた日が多かっただけに、
ちょっと嬉しいような。
皆さんのゴールデンウィークは、
どうだったのでしょうか?
私はいつも通り淡々と仕事をしていまして…
世間的には十連休だというのに、
普通に2日の公休があっただけ。
まぁ、全然それで構わないんですが…
「ゴールデンウィークって何?美味しいの?」的なレベルでした。
そうは言いながら、
道路がスカスカになる時期でもあるんで…
ひとっ走り実家がある千葉県館山市に弾丸帰省し、
実家の世話を焼いてきました。
実家には桜の木があるんですが、
このシーズンはちょうどサクランボが成る時期。
ハードな庭仕事をこなしつつ…
小鳥のようにサクランボを啄んでおりました。
さて。
これだけ暑くなってくると、そろそろ半袖シャツの時期!
今週、たくさんの新作が入荷してきたので、
まずはそれをご紹介。
折り鶴柄のオープンカラーシャツ!
歌麿調のプリントが入ったシャツ!
フィフティーズな幾何学チェックプリントのシャツ!
前身頃にダイヤ柄が刺繍されたシャツ!
前身頃にアーガイルが刺繍されたシャツ!
(ネットショップへのアップは、もうちょっとお待ちくださいまし)
他にもたくさんの半袖がラインナップされました!
そして何より…
私の様に
「ゴールデンウィークに大して休む事が出来なかった人達の為の」
ガラガラポン!は、5月12日まで開催中!
ギャンブル性の高いこのイベント、
残り物には「福がある」と言います!
是非是非、大当たりを当ててやってくださいまし!
ここからが本題。
このブログのタイトルにもある様に、
ドライボーンズというブランドの使命は
「古きを訪ねて新しきを作り、次世代に繋ぐ」事だと考え、
日々精進しております。
そして今年、ドライボーンズはめでたく30周年を迎えます。
この30年間の間にあった「細かい出来事」は、
バンドワゴン誌内の
「ミクロ・コスモス」
という自叙伝のページで書き連ねているので読んでみてください。
ドライボーンズは30年前、
ヴィンテージの古着や家具を扱う店として開店しました。
が、その後色々な事があってアパレルブランドとして成長していきます。
店のガラスを割られてヴィンテージを根こそぎ盗まれたり…
服作りの勉強のために店を経営しながら夜間の専門学校に通ったり。
多くのお客様に指示され、
多くの友人に支えられ、
多くのスタッフと苦楽を共にしての、
30年間だったわけです。
ところが、30年経って
「古きを訪ねて新しきを作り、次世代に繋ぐ」
という理念が揺らぎ始めてきてしまいました。
それはなぜか?
「古きを訪ねて~」の、
「古き」の部分を知らない世代が、
増えてきてしまっているのです。
「古き」を知らないから「新しき」もわからない。
当然、繋がっていかないのです。
これはいかん。
なんとかせねば。
そこで…販売とかではなく、
私の持っている「古くて物凄いもの」を、
まずは見てもらって、
興味を持ってもらいたい、
と考えました。
なので、こんな展覧会を催す事にしてみました。
「野晒展」。
え、何を言っているのかわからないって?(汗)
まぁ、この展覧会を見にきてもらえれば…
私が言いたい事が「かなりわかる」と、思います。
このチラシの内容を軽く説明しておきます。
まず、展示品は
「明治末期~大正~昭和初期頃までの、髑髏柄の着物」
のみです。
ドライボーンズだから髑髏、というわけではなく…
「なぜ、今から100年くらい前の日本で、
ファッションとしての髑髏が流行したのか?」を、
見て考えてほしいのです。
入場料は1000円。
ただし、この1000円は入場料というよりは、
「目録代」だと思ってください。
入場時に住所を書いてもらうので、後日目録を発送します。
そして期日は6月10日~23日までの2週間。
この間、1週間で展示物を全て入れ替えます。
なにせコレクションが膨大なので、
2週に分けないと展示しきれない。
全部見たい人は、毎週来てください。
それでも入場料は1000円ぽっきり。
なぜならば「古きを訪ねる事」が、目的だからです。
場所は原宿キットギャラリー。
ラーナーズのバンマスでもお馴染み、
チャーべ君が営むギャラリーです。
そして協賛には、中目黒の赤丸という居酒屋の他に…
真言宗智山派の、金光寺と極楽寺という二つのお寺さんが絡みます。
これも、当日のお楽しみとしておいてください。
おそらく、全世界初の試みです。
当日展示するアイテムの一つを、こっそり見せびらかしておきます。
これは、1930年代(昭和初期)の、髑髏柄の帯。
しかも、髑髏が色々なスポーツに興じている絵。
これはおそらく、
幻のオリンピックと言われた1940年の東京オリンピックに、
かこつけて作られた帯。
当時、満州進出で世界的に批判を浴びていた日本は、
結果としてオリンピックを返上することになりました。
こういった柄も、古きを訪ねていかないと見る事ができない。
また、この柄が持つ精神的な意味や歴史的事実を理解していきたいのです。
6月に、多くの人と「野晒展」でお会いできることを、
楽しみにしております。
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