2020文月の酒丸。

 七月。

もう一年の半分が過ぎ去った事になります。

コロナ、コロナであっという間の半年でした。

が、未だ定額給付金の入金は無く…。

七月の別名は「文月(ふみづき)」。

七夕の行事として短冊に歌や願い事を書きますが…

そういった書道が上達するよう祈った事から「文月」の名が付きました。

「文字を書く」という作業が、今はすっかり「打ち込む」になってしまっていますが…

数年前までは連載を持っていた私も、原稿用紙に向かって活字を書いておりました。

そしてつい先日、実家の片付けをしていたら…

父が使っていた机の中から衝撃的なモノを発見。

凄くちっちゃくなっちゃった色鉛筆たち。

全部で50本(個?)近くありました。

父は戦前生まれ、物資が極端に少なかった戦中戦後を生きてきた人なので、

「モノを大切に使う」という考え方が骨の髄にまで染み込んでいた人でした。

しかしこれは、凄い。

おそらくは肥後守で日々削っていたのでしょう。

ウチの父は地元のバス会社で整備工として働いていました。

私が小さい頃には自宅に「子供用お絵描き帳」として、

仕事で使わなくなった整備手帳の裏などを持ってきてくれました。

覚えてはいないけれど、

表側はこういった鉛筆でビッチリと書き込まれた書類だったんでしょうね。

七月の別名、文月で回想した一枚の写真でした。

 さて七月という事で、これから夏真っ盛り!

夏場といえばドライボーンズでは「レーヨンシャツ」なんですが…

近年、お客様のニーズに若干の変化が。

以前は主にレーヨンシャツといえばハワイアンシャツ。

そして刺繍グリグリのボーリングシャツ。

次いでフィフティーズ系の先染め生地(ネップ等)を使ったオープンカラーシャツが人気でした。

ところが、このところ「実にフィフティーズらしいプリントのシャツ」が人気

なので今年はハワイアンシャツなどのラインナップに加え、

フィフティーズらしいプリントのオープンシャツを企画!

それがこの銘品、ブーメランパターン!

まずは長袖

そして半袖

柄のアップ。

オフホワイト地。

ブルー地。

相変わらず、ポケットの柄合わせもバッチリ!

ちなみにメガネはコチラ

そして先月に引き続き、盟友Kozzy Iwakawa氏にも着ていただきました!

当然、私も2色とも購入。

こんな柄、この先ほぼヴィンテージ市場では出ないと思います。

お早目に。

実はこのブーメラン柄、元ネタであるヴィンテージは幻の逸品

掲載されているのは名著「My Freedamn! 6」。

サブタイトルは「Featuring Rock’n Roll Fashion」です。

この書籍の中には、

むせ返る様なフィフティーズの熱気で育まれた幻の逸品が「これでもか!」と掲載されております。

そんな中でも一際目立つのが、この柄!

そう、ブーメラン柄なのです(しかも色違い)。

恐るべきレアなシャツをこの書籍に貸し出したのは…

なんと名古屋のWickedさん

私が最も信頼しているヴィンテージショップのひとつです。

そしてなんとも恐ろしい事に…

その名古屋のWickedさんは、

このブーメラン柄のオレンジを、

生地で、しかもデッドストックで所有していたのです!

その生地を大人買いして作ったシャツが、これ。

ほぼ、書籍掲載品と同じ。

違いは…BRENTのネームがついていない事と、ポケットが柄合わせになっている事くらい。

もう一回書いておきます。

こんな柄、この先ほぼヴィンテージ市場では出ないと思います。

お早目に。

ホントに。

マジで。

 さて。

文月という事なので、My Freedamn以外の本も紹介しておこうと思います。

最近やっと読了したのは、話題のこの本。

「女帝 小池百合子」。

個人的に私は、以前からこの人が苦手。

権力者に媚を売る様な視線や手つき、

自分を賢く見せようとする物言い、

下と思った奴には徹底して見下す冷たさ…。

なので2016年の都知事選に出てきた時も「また権力欲しさ」なのか、と醒めた見方をしていました。

ところが、蓋を開けて見れば都知事選は圧勝。

こういうタイプが苦手な「女性票」も大きく取り込めた事が勝因だったのだろうと思います。

その後、この人はいきなり「都民ファーストの会」を「国政新党 希望の党」にランクアップさせ、

「安倍晋三の位置」を狙い始めました。

都知事選で自民党に圧勝し、野党第一党となった都民ファースト。

野党は都議選で敗れた責任を取って蓮舫が代表を辞任。

次の代表が前原に決まり、幹事長は山尾しおりとなりましたが…

今度は山尾にスキャンダル。

前原の任命責任になったところで自民党が動き、

解散総選挙となりました(こういうところは自民党もしたたか)。

野党第一党から総理の座を狙う小池に、

前原は民進党丸ごと希望の党入りを打診、確約を取った(気でいた)。

ところが手のひら返しで「排除します」の仕打ち。

この一言で野党が総崩れ、今の「小粒な野党ばかり」になってしまいました。

その結果衆院選では自民党の圧倒的多数で与党が帰り咲き、

その後の森加計や桜、検察や麻雀の問題が発覚。

更には嘘臭いオリンピックやぐだぐだなコロナ対策に繋がってきます。

そう、つまり今の日本の政治問題は小池百合子が権力を欲しがるから起こっている部分が、多々あるのです。

なのに本人は、都知事になる時に出した公約をひとつも達成せず、

またしても自分をかしこく見せるためにカタカナを多用した言葉を並べるばかり。

こいつ、実はただの「虚(うろ)」。

賢そうに感じる言葉や周りに擦りよる権力志向の取り巻きが樹皮ではあるけれど、

中身は全くの虚(うろ)、虚無。

この本を読んで、虚無っぷりに鳥肌が立った

都知事選前に、是非読んで欲しいノンフィクションホラー

ちなみに…七月二日木曜日には都内のコロナ感染者数が107人と発表されましたが…

私は個人的に全く信用していません。

なぜならば…

PCR検査を夜の街主体で重点的にやっていれば、そりゃそれくらいの数値は出るはずです。

しかも、大半は新宿の無症状の二十代~三十代なのです。

(新宿区は率先してPCR検査を受けるよう促しており、陽性になったら10万円の支給)

オリンピックを延期と決める前の三月にもっと病院でちゃんとPCR検査をしていれば、

数十倍、数百倍の感染者数になっていた筈。

(死因がコロナによる肺炎と認定されなかった方は、数千人にのぼると言われています)

オリンピックにしがみついた政府&都知事が「医療破綻」を理由に検査を少なくし、

4日間の自宅待機とかを言い放っていた時期です。

今回の107人も、都知事選を睨んで恣意的な数値を垂れ流しているだけだと思います。

三桁に乗せたら、取材陣は都庁に殺到しマイクを向けます。

仕事をしている振りを全国的に知らしめることになります。

テレビというマスメディアを熟知している「虚(うろ)」の作戦です。

都民の皆様、だまされないようにしましょう。

そして気を改めて…

盟友リトル・エルヴィス・リュウちゃんの怪作「グリースアップマガジンVol.17」が入荷!

今回はFABULOUS 80’S(ファブラス、物凄いとか途方も無いとか)をテーマに、

1980年代のロケンローなミュージシャンが多数掲載。

当時を明確に覚えている私としては、懐かしさ全開!

個人的には「19BOX」の記事が面白かった~!

因みに最後の裏表紙には…

またしてもブーメラン柄!

そして最後に…

やっと発行できた、バンドワゴンVol.18!

こちらは、表紙も裏表紙もブーメラン柄!

なんとブログ、グリースアップ、バンドワゴンが見事に全部同時期になってしまった(汗)

ブーメラン柄、バンドワゴン、共に絶賛発売中です!

そしてもうそろそろ、来年夏物のシャツの柄も取り掛からねばならないので…

乞うご期待!

2020水無月の酒丸。

 

 今年も、もう半分が経過した事になる六月。

梅雨入り直後の酒丸です。

六月の旧暦は「水無月」と書いて「みなづき」と読みます。

梅雨時期なのに水が無い、とはこれ如何に?という感じですが…

本来の「無」は「~の」という意味を持っているらしく、今月は「水の月」という意味。

六月になったら「田んぼに水を引く」という行事を暦にあてはめているのです。

 

 

 さて。

もうすっかり梅雨入りしたので、夏らしい逸品をご紹介。

ハワイアンシャツ「TAKE TIKI」(テイク・ティキ、ティキをどうぞ、という意味)!

これは長袖バージョン。

ドライボーンズとしては、ハワイアンシャツは基本的に毎回「長袖」を作るようにしています。

半袖だと色々と都合が悪い人用。

日焼けが苦手とか、

冷房が嫌いとか、

一年中着たいとか、

刺青を表に出したくないとか…。

長袖愛用者の皆さん、御安心を。

今年も作ってます。

 

 

そしてこちらが半袖バージョン

今回は白地共通で…

バンブーをグリーンバージョンとブルーバージョンにしてみました。

どちらも淡い地色なので、夏っぽく着てもらえるかな、と。

 

 

図柄のアップ。

バンブーや笹の葉のシルエットの上からモヤがかかり、その上をティキの仮面が踊っているの図。

 

 

 実はこのテキスタイルデザイン、二十年ほど前に私が描いたモノの復刻。

この頃、ドライボーンズはライトニングという雑誌でガッチリ広告を打っていました。

ライトニングサイドの担当者は女性のH嬢、仲良くやっておりました。

そしてそのH嬢と社内で仲良くしていた編集部のU君という人物がおり…

彼は当時、ザ・コルツやザ・モッズといった日本ロッカーの大ファン。

ドライボーンズの広告で毎回モデルとして出演している岩川氏とも面識があったらしい。

 

 

そしてこの頃、

ライトニング誌の母体であるTVクラブ(当時:所ジョージ氏のマネージメント会社)内でゴタゴタがあり、

このU君はそれを嫌って退社する事になってしまったのです。

その頃、U君から直接私に連絡が入り…

「僕がいるうちに武内さんで4ページくらい、岩川さんで同じく4ページくらい特集を組みたいっす。

経費はウチで持つんで、一緒にロサンジェルスに取材旅行に行きませんか?」

顎足枕がおんぶにだっこ(業界人っぽいw)なら、ぜひぜひ!という事で、

私と岩川氏は日程をちょっとだけかぶらせてロサンジェルスに行ったのでした。

 

 

私の方が先に入り、フリーマーケットやヴィンテージショップ、水族館などで撮影を済ませていたら…

私はその晩突然の発熱、ベッドから起き上がれなくなってしまいました。

数日後、岩川氏がロス入りし、U君と取材を済ませてくれました。

私の体調もなんとか戻り、一緒にオレンジカウンティのギターショーなどを視察。

明くる日、ドライボーンズの広告撮影もロスで行ったのでした。

 

 

その時のワンカットは、あまりに評判が良かったのでポスター化。

それがこれです!

ハリウッドのサードストリート沿いに出来たばかりのティキラウンジにて撮影。

オリジナルのハワイアンシャツと背景の巨大なティキ暖炉が相まって、実に怪しくて良い雰囲気。

 

 

実はこのポスター、裏面もロスでのワンカットなのです。

それがこちら。

こっちは特別編として当時の私も出演(笑)。

ロケ地はやはりハリウッドの「ラバ・ラウンジ」。

日系人のとんがったオーナーで、ロスの夜の世界ではかなりの有名人。

この店にはツイン・ピークスで有名なデヴィッド・リンチなどを筆頭に、

西海岸の遊び人が集結するような名店。

内装は溶岩を繰り抜いたような壁に真っ赤なレザーソファ、

螺鈿細工のテーブルにバンブーモティーフのキャンドルと、徹底的に作り込まれてました。

 

 

そんな個人的な思い出から早二十年。

まさか今年、こんな事態(コロナ禍)になろうとは。

 

 

そして、やはりこの人が動いてくれました。

岩川氏。

あの時の再来とばかりに、今年の「TAKE TIKI」を着て颯爽とスタジオ撮影!

やっぱり怪しい全面ヒョウ柄貼りのスタジオ、

背景には古臭い感じのミキサーがごろごろ。

上部から吊るされているシャンデリアも、いかがわしさ満点!

さすが!

 

 

 

 ではここで、このテキスタイルデザインの元ネタを初披露。

このバンブー柄そのものは、ヴィンテージ が元ネタなのです。

1950年代後期の、コットンハワイアンシャツ。

ブランドはハワイの「マリヒニ」。

このブランドは1950年代初頭に日系人のレイモンド・ササキが興したブランド。

当時、シアーズ・ローバックなどの大手百貨店に納めていました。

ヴィンテージ の柄のアップ。

赤地に抜染のバンブー、そして染め抜いた場所の上から茶色と黄色の捺染で笹の葉を表現。

さらに凄いのは、この「もや」のような表現。

これだけ、顔料プリントでゴールドなのです!

地染め(赤)→抜染(白)→捺染(茶、黄、黒等)→顔料プリント(金)。

恐るべき手間。

これがレイモンド・ササキの底力、そして1950年代の底力。

 

 

さらに岩川氏の底力、別カットも送ってくれました。

さりげなく仕事してるバージョン。

個人的には、この友情こそお宝。

 

 

 

 さて、ここからはまったく別の話題。

 

今の政府にもの申す、のコーナー。

皆さんはもう10万円の給付金を受け取りましたか?

因みに私もまだ。

総理が「この2週間が山だ!」とか言っていたのが梅が咲いていた2月後半でしたよね?

もう梅雨入りまでした6月、いったい幾つの山を越えさせるのか。

でも税金の徴収だけは非常にすばやく的確に来ますね。

取るものは取るけど出すのは渋る。

不愉快。

 

そして5月の緊急事態宣言解除後も、都内や大都市では感染者が多いという事で「自粛、自粛」の大合唱。

ホントのところ、どうなんですかね?

嘘ばっかりのマスコミ報道や政府発表は全然信用出来ないので、自分なりに調べていかないといけない。

 

まず感染者数と死亡者数の国別比較。

この表は5/16(一部18日)の集計結果。

欧米とアジアでは、明かに違う。

感染者数は国ごとに人口も違うからあまり比較にならないので…

見るべき数値は「人口10万人当たりの死亡者」数。

ベルギーの78.9やスペインの58.7はモノすごく高い数値。

ところがアジアのフィリピンの0.77や日本の0.56が高い方で、タイランドの0.08や台湾の0.03はものすごく低い。

同様に致死率もかなり違う(日本とドイツが同じくらい)。

これはどういう事なのか?

私が推測するに(多くの伝染病関係の学者達も言ってる)、欧州系の人種とアジア系の人種で

「何かの遺伝子情報に違いがあり、それがコロナウイルスの死亡者割合に影響している」と見て良いのでは?

一般市民同士が接触を八割減らす事に、本当に意味はあるんだろうか?

 

因みに下の表は、1920年代に流行した、通称スペイン風邪の死亡者数。

やはり国別に人口が違うので一概に比較は出来ないんですが…

アジアと欧州では十倍くらいの差が出ています。

そしてこの時のこの差を検証したのか?

実は検証出来ていないらしい。

なぜならば、このスペイン風邪流行時は第一次世界大戦真っ只中。

各国とも情報統制をしていたから、正確な数値が出ていない。

だから検証も出来ない。

実はこのスペイン風邪の最初の流行はアメリカ。

ところがアメリカはこの時にヨーロッパ戦線に参加する時だったので、この伝染病の情報をほとんど明かさなかった。

ヨーロッパ全土で敵味方関係なく流行した際、

中立国だったスペインがいち早く発表して「スペイン風邪」という名前になってしまったのです。

 

五月下旬、東京都では34人の感染者が報告された日がありました。

その日、都内の別の病院では「その34人とは別に」15人の感染者が。

政府や自治体の発表数って、なんですかね?

 

おそらく、色んな下心があっての数字だと思います。

選挙が近い某都知事は、感染者の報告をする度にゴールデンタイムでテレビに出られます。

これは一番の広告になってる。

彼女の顔を見ない日は無い。

一種のサブリミナル効果的な。

また、一般市民同士が接触を八割減らす様に自粛を強いていく事で、

給付金や助成金、協力金など盛りだくさん。

その度に中抜き企業や中抜き広告代理店が税金を合法的に搾取するんですよね。

だからこそ、

すべての地上波は「感染者が~!」「陽性反応が~!」を連呼する。

マスコミは広告代理店が無ければ存在できないんでしょうね。

基本的にはマイナンバーカードもキャッシュレス還元もオリンピックも、すべて同じ構造。

消費税を始め所得税や住民税、固定資産税、法人税、印紙税に至るまでしゃぶり尽くされてる。

 

これはまだ4月下旬の頃の、年齢別感染者数と、その内訳。

もちろん高齢者は気をつけなきゃいけないから、

高齢者と同居している人も気をつけなきゃいけない。

そして高齢者が多い病院や介護施設も、万全な体制を取るべき。

でも、死亡者は2.5%くらい。

この数値をどう見るのか?

個人的には…インフルエンザや熱中症の方が全然危険。

日本政府が「コロナでの死亡者数を過少に報告していない」という前提で。

決して民度の問題じゃない。

 

 

 

あ、ドライボーンズ全店舗は、今日も元気に営業しております!

ではまた!

 

2020皐月の酒丸。

 コロナ禍でバタバタしているうちに、あっという間の五月。

皐月に入った酒丸です。

皐月とは「早苗月(さなえつき)」が省略された言葉らしいですね。

関東以西の日本では、一斉に田植えが始まっている頃。

一部ではコロナ禍で「帰省するな!」みたいな声も上がっていますが…

若い衆が帰ってこないと田植えもままならない農家さんも多いと思います。

他人の用事を指図するなよ、とは思っております。

 

 

 そしてこのブログを書いている五月十日、

お悔やみのニュースが流れてきました。

ロックンロールの神様、リトル・リチャード氏が逝去。

この写真のCDはたまたま、今年に入ってから購入した二枚組。

改めて聴き直して、

やっぱりオリジナルはいいな~なんて想いに耽っていたのです。

自然の摂理とはいえ、

昔から大好きだったミュージシャンが亡くなっていくのは寂しいですね…。

実は前日である九日、自宅の掃除をしていたら面白いモノが見つかりました。

なんと十代の頃に地元の公園で踊っていた頃のカセットテープ(外側のみ:汗)。

手描きの曲目も去ることながら、リトル・リチャード推しに感動していたのです。

ジェニ・ジェニやグッドゴーリー・ミスモーリー、しばらく聴いてないな。

トゥッティ・フルッティなんて、1本のテープに2回も入れてある。

それだけ盛り上がる曲だったんだろうな~、なんて。

そこに合わせたかの様な今日の訃報。

謹んでお悔やみを申し上げます。

 

 

 さて。

そんな訳で、

神様からの思し召しにより本日のブログはフィフテーズ回顧録として…

ツータック・トラウザーズに焦点を当てて書いてみようと思います。

 

私の事を二十代の頃から知っている人からは有名な話なんですが…

実はワタクシ、

自他共に認める「ヴィンテージ ・ツータックトラウザーズ・コレクター」。

 

なので百聞は一見にしかず、まずはほんの一部を見せびらかしておきます。

まずはメランジレーヨンウール。

ちょっと写真では見辛いんですが…

ミントと鶯色の中間の様な地色に、

濃いグレーのメランジ(杢糸)が織り込まれています。

ベルトループも袋縫い

ベルトレスな形状は「ハリウッドベルト」とも呼ばれていて、1950年代独特の流行

脇線をそのままポケットにしているところから、1950年代中期と推測。

 

ネッププリント。

綺麗なブラウン地にグレーとオレンジのネッププリント。

おそらく共地でギャバジャンやハンティングキャップなどもあった事でしょう。

ポケットループがベルトループの使い回しになっている事から、

1950年代後期と推測。

 

ブルー。

目も醒めるほどのブルー、コバルトブルー。

ジーン・ヴィンセントかと思わせるブルー

ベルト裏の袋地やマーベルトなどはブラックで統一。

脇線から斜め上に切り返されるポケットはスラッシュポケットと言われます。

この形状や作りから1950年代末期~1960年代初頭と推測。

 

イエロー。

思いっきりロッカビリーなイエロートラウザーズ。

脇線には割(わり)にダブルで黒のハンドステッチ、

ベルトループにもダブルのハンドステッチ。

ポケットは脇線から離れたところにいきなり作られており、

コレクターの間では「いきなりポケット」と呼ばれる特殊な形状

おそらく1950年代初期~中期のもの。

 

レッド。

ものすごくレッド。真っ赤。

しかもバックセンターにはシンチバックル付き。

これぞロックンロールトラウザーズ、

リトル・リチャードが穿いていてもおかしくない。

そして上記のブルー、イエロー、と合わせて「シグナル三色」が揃ってます!

 

デッドストック。

ダブルのベルトループやガンクラブチェックのポケットフラップがおしゃれ。

マーベルトにはマドラスチェックの生地がバイアス状に使われていて、非常にクール。

1950年代後期、一番流行した時期のモノ。

 

ピストルポケット。

後ろに着くポケットの事をピストルポケット、

略してピスポケなんて言うんですが…

正にそれを地で行くフラップの形状をしたツータック・トラウザーズ。

この個体はオンブックで…

この洋書の

このページに載っているモノです。

 

 

さて、こんな感じでマイコレクションをほんの一部だけ紹介してみましたが…

実は一番のお気に入りは、これ。

インクブルーの、麻混のツータック・トラウザーズ。

シルエットが美しくて穿き易いという部分もありますが…

この「いきなりポケット」独特のクラシック感と素材のシャリ感が最高に良いのです。

 

これがネーム。

なんともトロピカルな、ノスタルジックなデザイン。

脇線にはハンドステッチ、

これを邪魔しない「いきなりポケット」の配置が美しい。

しかもこの素在感!

麻特有のシャリシャリ感、分かりますかね?

 

 

 

この「一番のお気に入り」を踏襲して製作しているのが、

ドライボーンズ謹製ツータック・トラウザーズ。

昨年も作っていたブラウン、

同様に昨年も作っていたブラック、

に並んで、今年は新色も登場!

マスタードと、

ブルー!

4色全て麻100%でシャリ感バツグン!

ベルト部分に切り替えが無いハリウッドベルト、

脇線を利用しない当時独特の「いきなりポケット」に加え…

シームレスなベルトループも完全再現!

写真からは見えないけれど、

ラッセル付きマーベルト(滑り止めのゴムがついた内側スレーキ)も完璧に再現しております!

 

 

個人的には、こんなコーディネイトが最高に好き。

ブルーのツータックトラウザーズを中心に…

幾何学模様のオープンカラーシャツ

センタークリースのパナマハット

白とブラウンのコンビベルトは、

メッシュ使いのコンビのスペクテイターシューズとコーディネイト。

足首にはトラウザーズと同系統のアーガイルソックス

 

 

コロナが流行して価値観が一新するなんて言われているけれど…

人の価値観はそう簡単に入れ替わる事は無い。

そんな簡単に過去の尊いモノを斬り捨ててしまったら、

ロックンロールの神様に

「A WOP BOP A LOO BOP A LOP BAM BOOM !」

って歌ってもらえないぞ。

2020卯月後半の酒丸。

 四月に入って二回目のブログ更新となりました。

酒丸です。

今年も通勤途中で、藤の花が綺麗。

毎年、この花を潜りながら会社に通うこの時期。

そう、ゴールデンウィークが始まる。

でも今年は、それどころじゃなく…。

もう世の中が騒然としてる。

言うまでも無く、コロナウイルス禍。

当然ドライボーンズとしても決してひと事では無く…。

直営四店舗はまともに開店することさえままならず、

店を開けてもほとんどお客さんは来ないので粛々と作業を続けている。

東京本社も、この先の行く末が見えてこないので様子見的な仕事しか出来ない。

そんな中、とにもかくにも急いで生産に入ったアイテムがやっと入荷!

本革のクローズ(CROWS=カラスの意)マスク!

色はブラックと、

オフホワイトの2色展開。

この本革のマスクだけではなく、

内側にガーゼやキッチンペーパーなどを入れて使用すると良いと思う。

世界中でマスクが不足気味の中、ちょっとでもお役に立てれば嬉しいです。

本来はバイク用品、ああ、バイクに乗りたい。

今はまともに開店も出来ていない状態なので「大して売れないだろう」と思っていたのだが…

ちょいとSNSでサンプルを撮影してアップしたら…

当初の生産分があっという間に「予約完売」!

なので急遽、二倍に増産!

それももう少しで売り切れてしまいそう。

第二弾も生産し始めたいんだけど、

この先の五月六日を迎えてみないとなんともなぁ…。

4/27現在、オフホワイト、ブラックに続いてブルーとライトグレーが生産決定。

が、ゴールデンウィークで工場さんの休みや運送屋さんの休みなども絡み、

納期がまだ見え辛い感じ。

入荷し次第、各店舗のインスタ等でお知らせしていきます!

 実はこの本革のカラスマスク、デッドストックの当時物を所有しており。

ほぼドンズバで作りました。

と言うか、ドンズバ以外で作り様が無いほど簡素な作り。

これが当時の、本物。

おそらく1970年代。

革もまだしっかりとしており…

なんと当時のシールも付いてる。

金色で「特選」のシール!

 さてここで、このカラスマスクの背景をちょっとだけ綴っておこうかと。

おそらく、カラスマスクを付けたキャラクターで一番有名な人は、この人。

そう、湘南爆走族の桜井信二。

(吉田聡先生、勝手に絵を拝借してすみません:汗)

実家は新聞屋、近遠中学の番格、喧嘩が強い。

いい男なのだ。

彼はいつもカラスマスク。

漫画内では「防塵マスク」とも書かれているが…

当時の暴走族は色んなタイプを付けていた。

愛機はGT-380、通称「サンパチ」。

空冷2サイクルで3気筒。

実は私が乗ってたマッハも、同じ空冷2サイクルで3気筒。

一度だけ、友人のサンパチを操縦させてもらった事がある。

マッハは元々レース用に開発されたという背景もあって、スピードは出るけど止めるのが大変。

でもサンパチはそんな事は無くてもっとマイルド、よく言えば「ツアラー」に近い感じ。

スズキとカワサキの性格の違いが、そのまま車体にまで出てるような違いがあった。

もうこの十年は、見ていないような気がする。

正に「絶滅危惧種」。

ああ、バイクに乗りたい。

 別の話題。

自宅に、コレが遂に届いた。

日本国政府肝煎りの、ガーゼマスク(別名アベノマスク)。

サイズがどうとか素材がどうとかでは無く、生理的に無理なので開封せず放っておいた。

すると、同様にコレが届いた多くの自治体から様々な意見が。

「届いた100枚を調べたところ、3:7で不良品だった」とか…

「ビニールの中に虫がいる!」とか。

中にはカビだらけだったと言う人も。

これら、どこまで本当なのか判らないけど…

少なくとも縫製や製造販売に関わる一人として、これだけは言いたい。

こんな製品が消費者に届いた時点で、信頼はゼロ。

(それ以前に、オリンピック招聘での放射能アンダーコントロールとか年金最後の一人まで問題とかモリカケとか桜とか…

信頼はゼロどころかマイナス一億くらいだけど)

そして今、またしても日本国政府の判断の甘さや遅さのせいで、

モノづくりに誇りを持ってやってきた中小企業が絶滅しかけてる。

ウチみたいな洋服屋や専門的なライヴハウスは「小さな文化の共有場所」として、

かけがえのない都会のオアシスみたいなところ。

(お上の足りない脳ミソだと一生見えてこないんだろうな)

国民の全員に100,000円支給される事が決定したらしい、やっと。

(ヤベェぞ、と言い始めてから三ヶ月経って、やっと)

その100,000円、ドライボーンズにドーンと使ってくれても、いいですよ。

ただいま、コロナ収束祈願キャンペーン中です!

(家賃と人件費、どうにかしないと)

 さて。

絶滅危惧種のGT-380とまではいかないけれど…

私自身も仕事が出来なくて時間が余りそうなので、

遂にコレに手を掛けていきたいと思ってます!

数年前にエンジンだけ手に入れて…

その後フレームを見つけてもらって…

シートや灯火類を細々と集めて…

ハーネス得意な人に引いてもらって…

変なパーツも色々と付け始めたところで中断していた、私の愛機製造計画。

ホントはこれに近付けたかった。

1950年代のソビエト連邦製スクーター「トゥーラ(TULA)」。

現実と理想は、いつも遠い。

ああ、バイクに乗りたい。

2020卯月の酒丸。

 さて、四月になりました。

酒丸です。

四月は「卯月(うづき)」とも書きます。

意味は「卯の花が咲く季節」という事なんですが、

一説には四月だから十二支の四番目である「ウサギ」を当てた、

という話もあるらしく。

何はともあれ…もうすっかり春、これから初夏。

 先週末には、散歩を兼ねて「名残り桜」を観賞。

地面に散った花びらも、美しい。

 まぁでも、今の世の中はとてもじゃないけどそんな気分じゃない(汗)

もちろん、その原因とはコレ。

4月8日に出た、コロナウイルス禍による緊急事態宣言。

実は近年でも緊急事態宣言は初令されていて…

それは2011年の原子力緊急事態宣言。

(今回はこの件については触れないでおきます)

他には、1948年のアメリカ占領下時代の阪神教育事件。

遡れば1941年の太平洋戦争の開戦。

もっと遡れば、1936年の二・二六事件や1923年の関東大震災なども、

種類が違う戒厳令ではあるけれど似た意味合いを持った発令でしょう。

 そして今回のこのコロナウイルス禍、

似たような事がちょうど100年前に全世界で起こっています。

最初は1918年の3月に、

アメリカのデトロイトやサウスカロライナで、

新型インフルエンザが流行し始めました。

その時はまだ第一次世界大戦中で、

アメリカ軍がヨーロッパに進軍した為に、

5月くらいからヨーロッパで大流行。

主にドイツ、イギリス、フランスなどで流行しましたが、

それらの国は士気高揚の為に報告が最小限に抑えられ、

中立国だったスペインの流行ばかりが取り上げられて、

「スペイン風邪」という名前が定着。

国家の都合で報告が抑えられるのは、

某国共産党や無能な国のオリンピックと全く同じ。

(お・も・て・な・し…は、どこにいったんでしょうね)

初動が一番肝心なのに国家の都合や体面が優先してしまい、

その結果パンデミックを起こしてしまう。

その後、日本でも流行。

第一波が1918年暮れ、

第二波が1919年暮れ、

第三波が1920年暮れと足掛け3年に渡ったそうです。

当時の全世界の感染者は約5億人。

当時の世界人口は約18億人なので、

全人類の3割近くが感染した事になります。

その時の日本での感染者は約2300万人。

当時の日本の人口は5500万人なので、

約半数が感染した事になります。

 そして。

ここからが重要。

1920年代の日本は第一次世界大戦の特需で幕開けしたわけですが…

それは同時に、

新型インフルエンザであるスペイン風邪との戦いも始まったという事。

そこに大戦景気の反動による戦後恐慌に見舞われました。

更に追い打ちをかける様に、

1923年には関東大震災が発生。

大正デモクラシーが起こり、

政党政治がおこなわれる様になり、

その後の二・二六事件に繋がっていく訳です。

そして挙句の果てに太平洋戦争となり、

国土が焦土となって終戦を迎える、と。

何となく、今と似ていますよね。

バブル景気やITバブル、

失われた30年間の低迷、

東日本大震災、

自民党一党集中、

そしてこのコロナウイルス。

この混乱の先を見据えていかないと、

100年前と同じ結果になるかも。

この1920年代、

日本のファッションでは世界的にも珍しい現象が起こりました。

そんな世の中の厭世感を表現する様に、

魔除け・厄除けとして髑髏を着る様になったのです。

総柄の長襦袢。

髑髏に卒塔婆という斬新且つ排他的なデザイン。

こんなテキスタイルが100年前の日本に存在していた事がすごい。

スター・オブ・ハリウッドよりこっちの方がぶっとんでる。

髑髏の目から蛇が出ているプリントの、羽織裏。

おそらくこれが、1950年代のスカジャンデザインの元祖

そしてこのデザイン元は、江戸時代の遊郭に置かれていた魔除け。

(本物の髑髏&蛇に似せて作られた陶器製)

そう、江戸時代の遊郭で一番怖かったのは、

ウイルス性の病気の流行なのです(つまり、性病です)

流行してしまうと遊女や客に一気に広がって商売ができなくなってしまう為、

髑髏に蛇というおどろおどろしい魔除けが置かれる様になり…

1920年代のスペイン風邪流行時にはそれが着物の柄として復活したのです!

こういった髑髏柄着物の展覧会である「野晒展」をドライボーンズが行ったのは、

2019年6月のキットギャラリー

沢山の人に来場していただき、好評を博しました。

なのでその後、目録も発行。

この目録には1920年代当時の髑髏柄着物ばかり60点以上が掲載されています。

今でも買えるので、コチラからどうぞ

その時の展覧会用に企画していたシャツがあったんですが…

納期が遅れに遅れて、やっと今年入荷しました!(遅れ過ぎ)

背中心に「髑髏の騙し絵」をプリントしたコットン製

表側は無地。

コットン製なので、水洗いでどーぞ。

しかもなんと!入荷して間がないのに30%割引!

 また、この展覧会で一番人気があったのはこの髑髏柄。

薔薇や牡丹の様な花柄の上に、抜染で片目の髑髏。

なので2020年の魔除けとして、作ってみました!

題して「片目髑髏」ハワイアンシャツ

素材はレーヨンフジエット、いわゆる和柄ハワイアンシャツ として製作。

色味はブラックと

ブラウン。

相変わらず、柄合わせも完璧!

柄のアップ。

今年のこのコロナウイルス禍、家でじっとしていても出来ることがあります!

それは「髑髏を着て、魔を祓う事」。

ドライボーンズでは他にも…

髑髏と巻物で「一休和尚の説法」が描かれたハワイアンシャツ

絞り染め調で髑髏を表現した浴衣

裾にだけ髑髏が描かれた浴衣

髑髏モティーフの腕輪念珠も大充実。

(たくさんの種類があります)

また、店内にもあちこちに魔除けの髑髏が鎮座しております。

(これらは非売品です)

 しかも!

今回のこのコロナウイルス禍を受けて…

魔除けの総帥の様なネーミングである「ドライボーンズ」としては、

多くの人達の魔除けとなるべく、

「期間限定、ほとんどの商品を30%オフ!」にしました!

新作と定番商品以外の全てを、30%オフにしています!

期間はとりあえず5月6日、緊急事態宣言が終了するまで。

その後は政府発表次第なので、各店舗に連絡してみてください。

(店も電話が繋がらない場合が増えます。

SNSからのメッセージなどが一番早いかも)

店を開けていてけしからん!なんて怒らないでくださいまし。

左側には休業要請を想定する施設、と書かれていて…

その下には、

「床面積100平方メートル以下の小規模店舗などは

感染予防対策をした上での営業を求める」と書かれております。

店の扉は開けつつも、

中で撮影やら通販業務やらをせっせとこなしております。

もし近くを通ったら、寄ってみてください。

魔除け・厄除けグッズが、意外とたくさんありますよ。

(緊急事態宣言発令中は、営業時間が不規則になります)

 そうそう、前々回のブログで…

免疫力を高めるには、

日光を浴びてビタミンDを体内に作る事が効果的!と書きました。

その後、個人的にこんな発見がありました。

実はワタクシ、長い事「慢性副鼻腔炎」を患ってまして…

秋の終わりから春先にかけて、とにかく鼻水がヤバイ(汗)

これがきっかけで過去に3回も入院しているほど、重症。

ちょっとでも良くなりたいと思い、色々と調べていたら…

このサプリが良いと聞き、昨年9月頃から飲んでました。

亜鉛。

結果として…今年は、ほとんど重症化していないです。

鼻や気管などの呼吸器関連の免疫機能が上がっている模様。

ひょっとしたらコロナウイルス対策にも、良いのかもしれません。

(別にDHCの回し者じゃないし、私が買えなくなったら困るので買い溜めはしないでね)

では皆様、

この緊急事態宣言下をしたたかに生き抜いて

100年前とは違う、明るい未来を引寄せていきましょう!

きっと大丈夫。

今地球上に生きてる全員は、

100年前にその苦難を乗り超えてきた人達の子孫なのだ。

2020 弥生の酒丸。

 今週の日曜日にも大阪店ファミリーセール告知にかこつけて、

今の日本の政策やマスメディアを批判しましたが…

本編のブログとしては一ヶ月ぶり、酒丸です。

三月、別名は「弥生(やよい)」。

弥生の「弥」の文字は「いよいよ」とか「ますます」と言う意味、

「生」は「草木が生い茂る」と言う意味で、

冬が終わって草木が大きくなっていく時期を表現しています。

そういった縁起の良い名前なので地名に用いられる事も多く、

有名なところでは東京都文京区弥生町。

そう、縄文時代の次の時代である「弥生式土器」が見つかった場所として有名。

実は私も「弥生」とは縁があって…

東京に出てきて最初に一人暮らしをした地域が、中野区弥生町でした。

近所の商店街は「川島商店街」と言う名前で、

新宿新都心が見える下町情緒あふれる場所として有名。

この商店街の一角にある貸店舗を間借りして、

数日間の催事などをやった事もありました。

ああ、懐かしい。

 さて。

今回のブログは三月と言う事もあり、

一重の羽織りモノの代表格であるジージャンについて。

特に私自身が一番好きな

「プリーテッドブラウス」

と呼ばれていたセカンド・ファーストタイプについて書いてみようかと。

まずはコレ、リーバイスのセカンドタイプ。

実際に私自身が所有しているヴィンテージ で、

手に入れたのはもう三十年近く前。

アメリカはカリフォルニア、ロサンゼルスで購入。

もうその頃は、

スリフトショップでこのレベルのヴィンテージ を手に入れるのは厳しくなってきていて…

地元のヴィンテージ ディーラーからマイサイズを分けてもらった記憶があります。

しかも、

その仕入れ道中でアリゾナまで行った際に、

スリフトショップでファーストをゲットした覚えも。

今では考えられない現象。

もうその頃には、セカンドやファーストはかなりハイプライス。

アメリカで200~500ドルくらいで買って、

日本で5万~10万円くらいの値段をつけていました。

個人的に大好きなミュージシャン、エディ・コクランも着ております。

そんなに高いジャケットだと売り辛いし、見つけ辛かったので…

いわゆる「ストア系ブランド」と呼ばれる、

当時の大手小売店や小さなメーカーがオリジナルで作った、

「セカンドっぽいデニムジャケット」をよく仕入れていました。

例えばコレ。

大手百貨店モンゴメリーワードのオリジナルブランド、

パワーハウス101のセカンドタイプ。

そう、セカンドタイプの定義とは、

前身頃に左右対になるプリーツがあり、

尚且つ左右にポケットが付くモノを言います。

ちなみにポケットが片方でバックストラップが付くと、ファーストタイプ。

このデニムジャケットレベルだと、

当時はスリフトショップで結構買えました。

この写真のブツは、

当時仕入れて売れ残り、自分のモノになったヤツ。

そしてコレ。

シアーズローバックのセカンドタイプ。

胸ポケットがヨークラインに沿ってジッパータイプになっており、

デザイン的にも個性的。

しかもジッパーが「虫出し」なのが、当時っぽくて良い。

更にコレ。

テストというブランドのセカンドタイプ。

このジャケットはプリーツがリベット留めになっていたり、

カフスがカバーオールタイプになっていたりと、見どころ満載。

一番特徴的なのは台襟で、

古臭いカバーオールをジージャンにした様な、

ちょっと捻りが効いている部分が好み。

そしてそしてコレ。

ブランド名が不明な、かなり怪しげなセカンドタイプ。

8オンスくらいのライトデニムで、

ボタンもライン22(13.9ミリ)の極小ボタン。

おそらく、当時はかなり廉価だったんだと思います。

更に更に、コレ。

もうセカンドタイプとも呼べないかもしれない、

タフナットのデニムジャケット。

タフナットは我々変態的なヴィンテージ マニアの間ではかなり有名で、

変なデザインが多い。

この形はおそらくリーの101-Jを模しているんだろうけど、

ポケット配置が変過ぎてセカンドに近付いてしまっている愛おしい存在。

他にも色々と持ってはいるんですが、今日はこの辺で。

コレくらい、私はセカンドタイプを変態的に好きなわけです。

そんな私が作る、

ドライボーンズのデニムライン「ジーン・エンジニアリング」でも、

セカンドタイプを作っています。

基本的なデザインはリーバイスのセカンド、507XXを元に。

ただし、かなり現代のシルエットに修正しています。

着丈と身幅のバランス、

袖丈やアームホールの刳りの深さ、

袖山の高さ、等々。

また、上襟と身頃の間に襟腰というパーツを増やして、

襟の落ちつきを良くしています。

コレは私物。

私が普通に春や秋に着て、何度も洗ったモノ。

ツラとしては、このブログ最初のヴィンテージ に似てきているでしょ?

襟腰とは、このパーツ。

台襟とまではいかない、後ろ側にだけ存在する中間の襟。

コレがある事で、着た時の襟の落ち着きが違う。

リーバイスのセカンドの頃には、

まだ立体裁断という概念が希薄だった為に存在していなかったパーツ。

一方、オリジナルに忠実な部分としては…

ポケットフラップ裏に使うライトオンスデニム。

1950年代当時、シュリンク・トゥ・フィットを表記していたリーバイス。

ポケットフラップの水洗い後の内輪差を、オンスを変える事で対応。

そこは敢えて、忠実にオマージュ。

私物の前身頃下部分。

四角閂で縫われたベルト部分は、アタリが出てきて良い感じ。

カフスやフラップも、インディゴの濃淡が顕著。

これからの、デニムの成長が楽しみ。

とまぁ、セカンド愛溢れる記事を書いてみたんですが…

ファースト愛も負けずに持っています。

ただリーバイスの歴史上、

セカンドの生産年数よりもファーストの生産年数の方が全然長いので…

ファーストは色んな顔を持っているんです。

王道の506XXの他にも、

大戦モデルや大きいサイズにだけ存在する通称Tバック、

更には廉価版213などなど。

なので2020年は敢えて廉価版213と201に敬意を払いつつ、

セットアップで作ってみました。

名付けて「ファーストタイプ・バジェットプリーツジャケット」と、

「バジェット・ウエスト・オーバーオールズ」

リーバイスの213(ジャケット)と201(パンツ)は、

共に1940年代頃まで生産されていた「廉価版」労働着。

当時からリーバイスは他社と熾烈な販売競争を繰り広げており、

他社を圧倒する為にデニムのオンスを下げて安く作っていたラインがありました。

このシリーズはやはり同じ労働者階級に販売しており、

通常ラインの506XXと501XXより、

かなり破れ易かった為に現存数が極端に少ないのです。

その後リーバイスは1940年代に軍への納品会社に名を連ねることになり、

コレを機にコットンの供給を上手にできる様にした結果、

通常ラインを13オンスに上げ尚且つ安定させる事に成功します。

その結果、廉価版である213と201は廃止となり…。

今やヴィンテージ業界では絶滅危惧種になっているのです。

そんな背景好きな私としては、

2019年秋に麻混の8オンスデニムをデッドストックで発見した時には、

小躍りしてしまいました。

幻の213&201を作る事が、やっと出来る!と思ったのです。

いつもはこういったデッドストックの生地が見つかる時には、

その後も同じ生地が続いて出てくるものなんですが…

今回に関してはこの1回こっきり。

なので全部大人買いしても、

上下セットアップで裁断してみたら大した量ではありませんでした。

それでもレアな8オンスデニム、しかもセルビッチ付き!

デニムジャケットには見返しにセルビッチ、

パンツには脇線に割りのセルビッチを使用、当時のものに近付けました。

他にもフラップ裏や襟裏、

ポケット袋地にはシャツ地用デニムを使ったりと、

ギミック満載!

更には…

ネームには敢えて布パッチを使い、ボタンも全て刻印無しのブラック艶消し。

100年後には、こんな状態で発掘されるのかも。

2020年3月、酒丸からの妖怪話と緊急告知!

 

いや~コロナウィルス禍、大変ですね…。

 

学校に通うお子様を持っている家庭、

イベント企画を専門にやっている会社、

ライヴハウスで演奏して生活しているミュージシャン、

ライブハウスの経営者や従業員、

インバウンドを中心としたホテルや旅館、

旅行関係の会社や旅先のお土産物を生産販売している会社、

そしてウチのような小売店にまで影響は大きく広がってきており…。

ホントにホントに困っちゃっています(涙)

 

 

コロナウィルスが何となく「怖い」のは、わからないでもない。

じゃあ具体的に何が怖いのか?

 

新型で未知のコロナウィルス。

治療方法やワクチンが開発されていない。

高齢者や持病がある人達が一気に重篤化する。

毎日各地で感染者が出て、増えている。

 

と、まぁ、列記するとこんな感じでしょうか?

 

これ、全部マスメディアが報道している内容です。

 

ここで、まずこのイラストを目に焼き付けてみてください。

これはバンドワゴン第8号(2016年春号)の最初のページで貼り付けたイラストです。

題して「マスメディアの嘘」。

 

実際にはとんがった靴を履いているAさんが、ナイフを持ったBさんに襲われているところ。

ところがマスメディアは「自分達にとって都合の良い部分だけ」を切り取って、報道します。

報道、というよりも…「もっとも強く多く拡散する電波を使って、垂れ流す」という行為をする。

結果として大衆には「A’さんに襲われるB’さん」になってしまう。

そしてこれが各家庭や職場に無秩序に流され、

さらに現代ではSNSに乗って更に広く広く深く深く拡散される。

これを垂れ流されたAさんは、

襲われて逃げていたにも関わらず襲撃犯にでっち上げられてしまうでしょう。

 

このBさんはマスメディアの広告主だったのかもしれないし、時の政府だったのかもしれません

そして何より、Bさんを被害者にした方が「視聴率が取れる」から、こういう垂れ流しをするのです。

 

 

こういった事柄をふまえて、さっき書いた「なぜ怖いのか?」をチェックしてみましょう。

 

新型で未知のウイルス、治療方法やワクチンが開発されていない。

 

まぁ、ある意味ではそうなんでしょう。

ただ…単に恐怖を植え付ける情報を垂れ流しているに過ぎない。

人間、誰にも「未知」とか「新型」とかいう言葉に過剰に反応しがち。

未知のモノ。

最新のモノ。

過剰に反応しがち。

 

でも、コロナウィルスそのものは以前から知られています。

いわゆる「風邪」の原因になるウィルス。

今回のコロナウィルスはその新型で、7番目に見つかったモノ。

過去見つかった1~4番目が、いわゆる一般的な風邪になるウィルス。

5番目がSARS、6番目がMARS。

全てのコロナウィルスは、アルコール消毒で感染力を失います。

 

 

そこで、この絵を見てもらいましょう。

妖怪ぶるぶる。

ぶるぶるとは「震々」とも書きます。

私の尊敬する江戸時代中期の絵師、鳥山石燕が「今昔画図続百鬼」で描いた妖怪画。

人間に恐怖を感じさせる妖怪で、

このぶるぶるが襟元に取り憑くと「ぞぞっ」と寒気をもよおし一気に体調が悪くなり、

色んな物事から逃げ出したくなってしまうという、達の悪い妖怪。

そして面白い事にこのぶるぶるは、江戸市中の柳の下に生息していたらしい。

 

今の時代では、このぶるぶるは「インフルエンザウィルス」だったのではないか?と言われています。

江戸市中で柳が植えられているのは、基本的にお堀や川の土手など。

つまり「水」が関係している場所。

江戸は当時から世界唯一の百万都市で、人口過密地域。

そこに水辺の冷気と共にウィルス感染者がいれば、かなり広がったのかもしれませんね。

正体さえわかれば、対策が打てるから恐くない。

かくして妖怪ぶるぶるは、消えていなくなりました。

 

新型コロナウィルスに関しては、今日も全世界の科学者が頑張っています。

マスメディアはほぼ報道しないけれど、期待しましょう。

ただ単に、現時点で新型コロナウィルスに効く抗ウイルス薬が確立していないだけ。

もし罹患しても解熱剤や鎮咳薬を処方、

その後対症療法で体内に抗体が作られる様になり、大半が治癒します

 

そして次は、

 

高齢者や持病がある人は一気に重篤化する、という報道。

 

これはコロナウィルスに限らず、肺炎とはそういうものです。

私事ですが…数年前に父を亡くしました。

享年83歳。

死因は肺炎です。

元々肺ガンを患って療養中だったんですが、入院病棟から介護施設に移って10日で、あっという間でした。

その時、病院の先生とも話したんですが…「老人は冬の肺炎が一番怖いからね」と言っていました。

なんでも、高齢者の死亡原因の第3位だそうです。

逆に言えば、それくらいメジャーな病気だという事。

ところが、マスメディアは「死」を前面に押し出して恐怖だけを垂れ流してきます

妖怪ぶるぶるに取り憑かれない様に。

 

で、最後に…

 

毎日各地で感染者が出て、増えている。

 

という部分。

 

ではまず数値化してみましょう。

このデータは2020年3月13日の金曜日(ブログを書いている日:ちょっとねらった)のもの。

あれだけ連日「〇〇県では3名、陽性反応が!」とか

「ライヴハウスでクラスターが!」とか言っていたのに、

この数字。

(ライヴハウスを悪者にしているクセに、やはりクラスターを出しているパチンコ屋は全く叩かれない。政治献金ってえげつない)

これは同じ情報を朝から晩まで代わる代わる別の番組で垂れ流すから、

視聴者は頭の中で積算しちゃっている。

 

日本の総人口1億2601万人の中で、675人。

感染者数の割合いは、0.00053%。

因みに、年末ジャンボ宝くじで1000万円が当たる可能性は0.0001%

年末ジャンボで1000万円当たった人、周りにどれくらいいますか?

私は一人もいません。

 

世界的規模で見てみると…

全世界での感染者数は12万3,732人。

全世界の総人口は76億0315万人なので、0.00016%

どれくらい低い確率か、わかりますよね?

 

マスメディアの報道を見ていると、

まるで日本中が、世界中が感染者で溢れている様な雰囲気。

なぜか?

視聴率さえ取れればいいから「いかにセンセーショナルに放送するのか?」という報道合戦になってきている。

視聴者は早く事実が知りたいから、色んな局のニュースやSNSを見る。

そこでまた積算しちゃう。

 

この表の中では、もっと重要な事実がちゃんと書かれている。

日本国内での回復者数、123人。

感染者の中の18.2%は、もう回復して退院してる

そしてこれから、陽性反応も増えるだろうけれど回復者もドンドン増えていく。

人類の免疫力は、かなり高い。

でも、そんな報道はほとんどしない。

コロナウィルスにビビってくれないと視聴率が上がらないから、回復した人数は内緒。

そして何より、

陽性と判断されても「無症状」や「軽症」の人が8割近くを占めているのです。

重篤化するのは、高齢者の一部や免疫力が落ちている持病持ちの人の、ほんの一部。

 

そう、免疫力を上げていけばほとんど問題無い

免疫力を上げるためにした方が良い事、それは…

「日の光を浴びる事」!

日光を浴びる事で体内のビタミンDが増えます

日中30~60分間の日光を浴びる事でビタミンDの血中濃度は適性になるらしい。

 

日光浴をしたら…

更に免疫力を上げるために「自分が気分良くなること」をしましょう!

そうする事で明るい気持ちになり、更にドーンと免疫力が格段にアップします。

 

 

そこでワタクシ酒丸からの緊急告知!

3/20(金)、21(土)、22(日)の3連休を使って…

ドライボーンズ大阪店にてファミリーセールを行います!

サイズ欠け品やサンプル品、更には今まで寝かせていたB品や季節外れの半端品を、一斉に大放出!

なんと最大90%オフの大盤振る舞い!

ウッヒョ~!!

以前からの顧客さんやネットショップで最近買い物してくれた関西圏のお客様には、

こんなDMが届く予定です!

 

また、宛名面には更なる「免疫力アップ」が!

DMを持参してくれた方には、更なるプラスがあります!

現在、日本では「不要不急の外出は避けてください」なんて事を平気で言うAPEがいますが…

このイベントは、必ずや来店してくれた方の免疫力をアップさせる事になるでしょう!

民衆の不案を煽るゴミ情報の垂れ流しに触れ続けていると気分が凹み、免疫力が下がります。

免疫力を上げるには、ゴミ情報から離れて「脳が喜ぶ事をする」と効果的なのです!

明るい話題を提供するので、

更に多くの人に伝えて世の中を明るくし、感染症を収束させていきましょう。

そのための「ファミリーセール」です!

 

「私もファミリー!」と自覚がある方

(ここで言うファミリーとは家族ではなく、映画ゴッドファーザーにおけるファミリー的なモノだとお考えください)は、友人も誘い合わせて御来店を!

 

当然、DMを持っていなくてももちろん入れます!

(もし当日あまりに多くの人が集まる様なら入場制限をさせてもらいます:きっとそうはならないけど)

買い物をする事そのものが社会貢献になり、社会の閉塞感を救います!

 

更に更に!万が一に備えて…

現状ではほとんど手に入らなくなっている除菌スプレーも、やっと用意できました!

安心してご来店くださいまし!

(ただし、体調のすぐれない方は無理せず。また何かのタイミングで行いますから)

 

もちろん2020年の新作春夏物も、一通りラインナップしています!

目新しくてカッコいいものをがんがんゲットして、気分を明るくしていってくださいまし!

遠方からもお待ちしています!

 

 

我々小売店の事を、一般的には「店」と言います。

この「みせ」と言う言葉は「見世」と言う漢字が語源。

「見世物小屋」なんて言葉は今でも残っていますが…

本来は「世に見せる」、つまり世の中の人達にモノを見せると言う事が本業。

お客様が来ない店は、もう店じゃない。

これを(効果が薄い)政策

流行病(の過度な情報の垂れ流し)が原因で出来なくなるのは本望じゃない。

 

せっかく面白いモノを作ってるんだから、見せたい!

見たいでしょ?

せっかくスゴいモノを創ってるんだから、魅せたい!

魅せられたいでしょ?

この楽しい連鎖こそ「店の本質」。

 

尚、このブログ内容についての意見がある方は、本名と連絡先を明記して私宛に送ってください。

2020 如月の酒丸。

 約一ヶ月のご無沙汰でした、酒丸です。

早いもので、もう二月。

本社がある都内某所では、梅が満開!

二月、古来からの名前は「如月(きさらぎ)」。

この「如月」という漢字は中国での二月の呼び名で、「にょげつ」と読みます。

ではなぜ、日本では「如月」と書いて「きさらぎ」と読ませるのでしょうか?

明治維新以降、

隣国中国からの文化を否定し欧米に習おうとした「脱亜入欧」の流れの中で、

元々如月であったFEBRUARYは、

漢数字を当てて「二月」と決まりました。

つまり、SECOND MONTHという事です。

ところが、当時の日本人には月に順番があるという事が理解出来ず、

二月には別の名前を付けないと話が進まなくなってしまい…

仕方なく「二月」と書いて「如月」、

つまり「きさらぎ」と読ませる事になったのです。

四季に敏感な国民性故に、

「ただの順番になり下がってしまった二番目の月齢」

では納得出来なかったのでしょうね(英語圏だってSECOND MONTHではなくFEBRUARYですから)

そしてこの「きさらぎ」という読み方の由来は、

「衣、更に着る」

が口語となって「い、さらにぎ」から「きさらぎ」と変化していきました。

陰暦二月は実際には一月なので一番寒い時期。

そこで「たくさん重ね着をすべき月」という意味での「きさらぎ」でした。

その後に太陽歴が採用され、

二月=きさらぎという「両者引き分け(明治政府と国民感情)」状態になります。

こんな事情を理解して過ごす二月も、また一興。

 そしてこの数字の羅列に気付いた人は、どれくらいいるでしょうか?

ちょっとした「謎解きの二進法」みたいな、数字の羅列。

これ、実は昨日の2020年2月20日の羅列。

なんだかちょっと、これに気付いた自分が楽しい。

あ、どうでもいい話でした。

 さて。

せっかくの「重ね着の季節」なので、

新入荷した一重のアウターの紹介でも。

入荷後、順調に店頭で売れているのがコレ!

スポーツジャケット!

(写真がブレちゃってました。すみません:汗)

ブラック地と…

ベージュ地があります。

この今回のこのジャケットの最大の特徴は、

なんといってもこの美しい光沢!◊◊◊

素材はコットンながら、

細目の糸を強く撚って高密度で織り上げたサテン生地。

ヴィンテージ のスポーツジャケットと見紛うような美しさ。

そしてスポーツジャケットの名前の根元的な、このポケットも再現。

ポケット口は玉縁を重ねて縫い付けてあるので、

中に入れた物が落ち辛い作り。

そして何より特徴的な、

太目のパイピングをグルリと四角く入れ込んで作りあげたポケット。

この作りが、マグレガー社のドリズラージャケットの専売だったのです。

前合わせファスナーエンド部分を接写。

ファスナーで身生地を噛まないように、

タコ糸くらいの細いパイピングを入れて丁寧に縫製

裾周りのステッチを返して縫い込んでいるところが、シビれます!

両脇の下側には、空気抜き用の菊穴も付いております。

袖口カフスの開き見せの部分には細いゴムが仕込まれており、

無駄な開きが出ないようになっております。

襟には小さなタブが付いており、襟を立てて着れば、風もシャットアウト。

「WINDOW BREAKERS(ウィンドウ・ブレイカーズ)」の異名は伊達じゃない。

裾周りにつく「ラッセル付きサイドベルト」も、リアルに再現。

裾周りをゴムで締めつつ、

表面に付いたラッセル(天然ゴムの滑り留め)で、

スポーツ時にインナーのシャツに影響を与えないようになっています。

マグレガー社のドリズラージャケットは、

戦後である1940年代後期から作られ始めました。

退役軍人達の余暇を狙って、

「ゴルフ等のスポーツ専用に開発された最高級なジャケット」なだけに、

スポーツに特化した構造になっているのです。

ゴルフボールを入れても落ちにくい大きめのポケット、

ファスナーが噛まないような構造の前立て、

スイング時に無駄な空気を抜く為の脇下ホール、

腕を動かしても風が入りこまないようなカフスの構造、

屋外スポーツにも対応する襟のタブ、

そしてスイング時にもインナーを気にしなくて良いラッセル付きサイドベルト…。

当時の最高級スポーツジャケット、

ドリズラーは唯一無二の最高峰でした。

時は流れ、1955年。

そんな名品を産み出したメーカーのジャケットを、

銀幕の世界に持ち込んだ人物こそ、ジェームス・ディーン。

映画「理由なき反抗(Rebel Without a Cause)」の中で、

後のジェームス・ディーンのイメージを決定づける衣装として、

マグレガー社のドリズラージャケット!

その中でも保温機能に特化して作られた「アンティ・フリース」の赤を着ているのです。

この映画で火が付いたドリズラージャケットは、

単なる「最高級スポーツジャケット」から、

「1950年代のティーンエイジャーが憧れるジャケット」となり、

膨大な種類の色数や柄が生産されるようになったのです。

ザ・特需!

その後このジャケットは当時の俳優陣や芸能関係者に、

瞬く間に広がりました。

「ザ・バッドボーイ」で売り出していたロバート・ミッチャム(Robert Mitchum)

は、

ネイビーのドリズラージャケットを着用。

この写真はマリリン・モンローと共演した「帰らざる河」の頃でしょうか?

まだ若いので、

かなりトンガってます(個人的には1970年代に高倉健と共演した「ザ・ヤクザ」のこの人が好き)

更には!

みんな大好き、このロックンロールキングも!

エルヴィス・プレスリーはオリーヴドラブのドリズラージャケット。

髪型やファッションから考察すると1950年代末期頃ですかね?

さりげないカジュアルルックすら、風格漂うキング。

そんな歴史あるジャケットなので、

ヴィンテージコレクターからも熱い視線が絶えず注がれております。

ここで僭越ながら、

ワタクシ酒丸のささやかなコレクションを(自慢したいだけ)

まずは赤。

スペシャルです。

コレだけ程度の良い赤は、まず見ないと思います。

コレは裏側の見返しやポケット袋地を撮影した写真。

なんと、セルビッチが使われているのです。

まだ高速織機があまり出回っていなかった、古き良き時代の産物。

前立てのファスナーエンド部分。

ほら、ドライボーンズのモノと全く同じ縫製。

タコ糸パイピングで挟み込みを予防したり、

裾周りのステッチが返しで縫われていたりで、非常に美しい。

そしてピンク。

このピンクもレア。

ネームが欠損しているのが残念だけど、タブが小さい1950年代の物。

そしてワイン地の小紋柄。

コレもレア。

東海岸でアイビーブームが起こり始めた1950年代後期の物。

コレはファスナー引手にオーナメントも付く完品。

そしてマドラスチェック。

コレはアンティ・フリースよりもっと防寒機能が高度化した、ラムジェット。

戦闘機みたいなアイコンが、コレまた時代を物語っていてカッコいい。

こんな「スポーツジャケットへの熱い想い」を、

2020年の如月にしたためてみました。

皆様のお越しを、お待ちしております。

 そしてここからは、別の話題。

今週、またしても故郷である千葉県館山市に帰省。

都内よりも数度は気温が高い館山の街は…

もう至るところで桜が満開。

ソメイヨシノではなく、

地元で「頼朝桜」と呼ばれる品種(河津桜が正式名)

もうすっかり春。

春の二月という事は、

あの忌まわしき台風15号から既に5ヶ月が過ぎたという事。

が、まだまだ完全復興には程遠く、

街のあちこちでブルーシートを被った民家を見かける。

皆さんからの募金は、

1月末にまとめて「房総復興ブースター」に渡りました。

支払い方を間違えちゃって、領収証が2枚になってしまった(ごめんよ)。

そんな房総復興ブースターさんからのお知らせ。

1月末までに約204万の寄付が集まり、

延べ125人の職人滞在費を補填でき、

288軒の工事を完了する事ができました、とのこと。

(素晴らしい成果!!)

詳しくは、こちらを。

房総復興ブースターとしては、コレから新しい段階に入るとの事。

改めて皆様のご支援、お待ちしております!

更にもう一つ、お知らせ!

コレ、なんだか分かりますか?

あ、しつこい?(汗)

2020年2月22日、つまり明日の土曜日。

なんと、本当に本当に久しぶりな…

ドライボーンズファミリーセールを開催します!

2020年2月22日、23日、24日の3日間。

場所はドライボーンズ東京店!

普段はお目にかかれないサンプル品や傷モノも、大放出!

中には「90%オフ」という、ほぼタダみたいな商材もあります!

たくさんのご来場をお待ちしております!

2020 睦月の酒丸。

 

 新年あけましておめでとうございます(超遅い)

本当は1月4日に、

オイラがブログを書かなきゃいけない段取りになっていたんですが…

ゴメンナサイ、

その日は忙しくてすっかり忘れてた(大汗)。

なので改めて、新年のご挨拶から始めてみました。

 

 また、今回のブログからタイトルを変えてみました。

実に分かり易い(自画自賛)

しばらくはこれで様子を見てみようと思います。

 

 

さて。

睦月、つまり1月になりました。

なぜ睦月というのか?

「睦」と言う漢字は「仲睦まじい」と言う意味。

つまり1月は「家族や親戚、友人達が仲睦まじく集まる月」と言う意味。

 

家族や親戚が集まれば、

年長者としては子供達にお年玉をあげたり…

正月ならば神社に行って初詣をしたり。

同級生達と集まれば気遣いない仲間同士、

無礼講で飲んだりするもの。

 

 

そんな際、いちいち気にするのは「自分の財布の中身」。

ところが、そんな姿を見ている周りの人達から、

意外と「あなたの財布の外見」が見られています。

 

ヤれてる財布だったら「結構苦労してるんだな」とか、

ボロボロの財布だったら「アイツ、大丈夫かな」とか。

 

だからこそ、正月のタイミングで財布を買い換えたい。

しかも新春に買い換える財布とは、

「春財布(=張る財布)」という縁起担ぎもあって…

その後に「中身がパンパンになる!」という意味合いがあります。

 

奇遇な事に…ドライボーンズでは、現在「春財布」が百花繚乱!

なのでひとつづつご紹介。

 

まずは長い事定番化して作り続けてきたものの、

ここ数年は材料不足で作れなかったバイカーウォレットが再入荷!

このダイヤ型にくり抜かれた内側に使っている、

蛇の皮がしばらく不足していたのです。

この皮、アミメニシキヘビといいます。

英語で書くと「DIAMOND PYTHON(ダイヤモンドパイソン)」。

格子状に浮き出ている柄の事を、日本では網目、

英語圏ではダイヤモンドと名付けたんでしょう。

実に「縁起が良くて金が貯まりそう」なネーミング。

 

その蛇の皮を、極太の糸でしっかりと留めてみた。

お金をガチッと逃さないように、極太の糸で。

 

内側の構造は10枚のカードの他、

免許証を入れたまま見せられる窓つきスペースもあって至れり尽くせり。

 

バイカーウォレットという名目上小銭入れポケットのジッパーは、

グローヴをしたままでも開けられる引手がついております。

 

 

そしてドライボーンズのこの形の財布は、全て専用の化粧箱がつきます。

贈り物にも最適なのは、言うまでもない。

 

 

 バイカーじゃないしな…とお嘆きのアナタに朗報!

表の革に表情があって、

なおかつ4色もの色バリエーションから選べる逸品もあります!

名付けて「キップレザー・トリカラー・ウォレット」

キップレザーとは、生後半年~2年くらいの若い仔牛の事。

仔牛なので柔らかく、キズも少ない。

この仔牛の皮を丁寧にタンニン鞣しを施し、

自然に近い風合いを出した珠玉のレザー。

手前からブラック、ブラウン、ネイビー、レッド。

 

そして内側は…

表のレザーとは関係しない色鮮やかな2色のレザーで構成。

なので、表革と合わせて「3種類の色(トリプルカラー)」を使用。

 

ブラックの表にはグレーとピンクの王道色、

ブラウンの表にはマスタードとレッドの大人な配色、

ネイビーの表にはブルーとイエローでデニムコーデの鉄板、

レッドの表にはスカイブルーとグリーンで「私、脱いでもスゴいんです」バージョン。

 

内側のポケットはバイカーウォレットと同様、

10枚のカードの他、免許証を入れたまま見せられる窓つきスペースがあり。

小銭入れポケットのジッパーは、

グローヴをしたままでも開けられる引手がついております。

 

 

 そして、ダイヤモンド・パイソンの皮が流通し始めてきたので…

やっとこの3つ折り財布もラインナップ。

3つ折りなので、ロングウォレットよりもコンパクトになります。

後ろに写っている化粧箱がつきます。

 

これぞまさしく、ダイヤモンド・パイソン!という感じの柄。

 

カード用ポケットも多く、窓付スペースもあり。

 

小銭入れは折り畳み式。

しかも開ければ一目瞭然な小銭状況、分かりやすくて使い易い。

 

 

バイカーウォレットよりも簡素で良いんでゴツい感じが欲しい、

というワイルド嗜好の方には、これ!

トラッカーウォレット!

ブラックとブラウンがあります。

1950年代以前から連綿と続く、不良の系譜。

ゴツいエンボスが入ったゴツいレザーは必見。

また、この型にだけ専用のブラスチェーンとベルト用キータブが付きます。

 

このパッケージに入っていると、1950年代のデッドストックの様な風格

 

小銭入れに使われているジッパーにはユニバーサルブランドのジッパー、

しかもプレス刻印(古臭い!)!!

細かい話ですがこのジッパーのテープはコットン、

より1950年代に近づけてます。

 

 

 1950年代に近付けつつ、

もうちょっと小洒落た感じの物をお探しのマニアックな貴方には、これ!

2トーンナロウベルトとお揃いに出来る、リザードエンボスウォレット

 

ブラック&ホワイトと、

ピンク&ブラックの2色展開。

 

リザード(蜥蜴)エンボスのアップ。

ジャケットの内ポケに入っていたら、物凄くスマート&色っぽい。

もちろんバイカーウォレットの様にピスポケにも対応。

 

内側のカード入れ部分には、カーヴを多用してカードそのものを取り出し易く。

使用色も2色のレザーを使う事で、視認性アップ。

 

「春財布」を5種類、全てラインナップ完了!

 

昔のお洒落な人は、毎年1月に財布を新調していたらしい。

こういった風習、継続させていきたいですね。

 

 

 

 

そして。

ここからは、このところ毎月書いている「台風15号による罹災について」を、

報告的に書いておきます。

 

年末も押し迫った12月の半ば、

ウチの実家の近所に住んでいた同級生からラインで連絡が入った。

「2020 年の正月も集まれる同級生で集まろうと思うんだけど、

武内は来られる?」

実は私は、

今年の正月は実家に帰っても親が不在なので帰省しない予定でいた。

が、その後の台風15号で田舎の友人が多数罹災してしまっていたので、

心配はしていたのだ。

同窓会的な集まりがあるんなら、

みんなの安否も伺うことが出来るし…

何より、その連絡をくれた「近所の同級生」の家も、

台風15号で叩き壊されていて心配していたのだ。

これぞ「睦月」の由来。

 

なので、年末年始の渋滞を避けて1/2に帰省。

その晩に20人ほどの同級生と会うことが出来た。

(諸事情により、オイラ以外はイラスト化しておきます)

 

みんなから話を聞いて、驚いた。

 

職場の全ての窓が割れて、失業しちゃったヤツがいた。

自宅の天井が落ちてきて、壁ごと吹っ飛ばされて入院してたヤツがいた。

自宅の東西南北が全て水没し、何日間も自宅から出られなかったヤツがいた。

自動車販売店勤務のヤツは、その後二ヶ月間動く車は全て完売させていた。

 

聞きしに勝る、大災害。

 

実家近所の同級生は、もう違う地域に引っ越していた。

「まだこれから片付けだからさ、憂鬱だよ~」なんて明るく言っていた。

 

本当に、これから。

これからが、重要。

 

年末の12/27、

全店舗からの大切な募金を「房総復興ブースター」に寄付してきました。

この団体はとても義理堅く、

募金を送ると月末に「その月の活動内容と支援状況」を、

メールしてくれる(こういうところも、信用できる部分)

 

そして房総復興ブースターのホームページ内で、

私が書いているこのブログを紹介してくれたりしていた(嬉しいですな~)

 

そしてそのメールの中には、衝撃的な一文があった。

「今月のお支払いで支援金がなくなってしまうため、

このままだと2月以降の活動ができなくなってしまう」現状だと言う。

詳しくはコチラを。

 

正月を迎え、テレビをつければ芸人がネタをやって盛り上がり、

美味しそうなおせち料理もたくさん並んでいた。

これから日本はオリンピック一色に染まっていくのだろう。

 

でも…同窓会での話を聞いて、それどころじゃない事は身に染みている。

実際にうちの実家だって、

未だに修理の見積もりも出てこないから、

保険の請求もできない(つまり、罹災後そのまま)

 

そして房総復興ブースターが頑張って支援している人達は、

いまだにブルーシートの下で凍えている人もいるのだ。

 

今月も月末までには募金を届けようと思います。

 

もしこのブログを読んでいる方で、

店舗を営業してりイベントを開催している人がいたら…

募金を集めてもらえませんか?

 

直接房総復興ブースターに送ってくれても良いし、

 

私に個人的に送ってくれれば全部まとめて毎月募金していきます。

 

また、

万が一「それなりに大きな額の募金をしても良いよ」と言う貴徳な方がいたら、

直接房総復興ブースターに募金してください。

 

自治体に募金でも間違ってはいないんだろうけど、

罹災者に届くのはずーっとずーっと先。

そして、もう数ヶ月後には「次の災害」が来るかもしれない。

 

復興速度を、加速させたいです。

 

そんな中、友人の詩夏ちゃんから、募金の申し出があった。

共通の友人も多い、

詩夏ちゃん(こう見ると詩夏ちゃんは美人だな~。気付かなかったよ:笑)

 

詩夏ちゃん達が主催した、

トラディショナル・バーバー・バトルにて募金を集めてくれていた。

改めまして…

詩夏ちゃん、並びにレイライト関係の皆様、ありがとうございました。

そしてもちろん募金をしてくださった皆様、ありがとうございました。

私が責任を持って、月末までに募金を渡しておきます。

 

 

 

このブログを書いた1/19の、会社の最寄駅から撮影。

正に「富士見橋」!と言うアングル!

富士見は、不死身にも通じるのだ!

古きを訪ねて新しきを作り、次世代に繋ぐ。その41

 

もうすっかり「師走」ですな…。

超忙しい(汗)

あ、酒丸です。

 

そんな最中、私は先週都内の月島デビュー。

そう、東京に越して来て早36年、初の月島

月島といえば「もんじゃ」の街

月島に詳しい友人と共に、洒落たもんじゃ屋さんに行って来ました。

もんじゃといえば定番は「餅と明太子」らしいのですが、

何せデビューなのでNO情報。

とっても美味しそげな「マグロのトロ大盛り」を頼んでみました。

物凄く、ゴージャス。

庶民的な食べ物である「もんじゃっぽさ」が、皆無。

友人が土手を作って焼いてくれました。

周りにあるマグロが、もう既に高級な焼肉状態。

焼けてきたら、海苔をかけていただく。

バカみたいに美味い

 

皆さんも、もし月島に行くことがあったら色々とトライしてみてください。

すごくたくさんのバリエーションがありました。

 

 

 

さて。

 

たまには私のフィフティーズなコレクションも交えてのお話でも。

 

色々なアイテムをコレクションをしている私ですが… 

最近は店に並べて放出することも増えてきました

心境の変化、

というより「置き場所が無いのに新たに買っているから」という事実(汗)

 

そんな中でも、あまり手放していないシリーズが、2フェイスアイテム。

そう、こんな感じのヤツです。

これはドライボーンズのオリジナルで、型を作ってシルバーで復刻させたもの。

全く同じ物を、もう30年以上前にアメリカで見つけたのでした。

 

この2フェイスというモティーフ、

意外と知らない人も増えてきたので、改めてここで復習。

 

 

 

このモティーフは見ての通り「仮面」で、主に演劇用に使われていました。

 

2フェイスとは俗称で、

ホントのアメリカでの名前は「COMEDY AND TRAGEDY」

喜劇と悲劇、という意味。

ちょっと通な人は「泣き笑い」といったりします。

 

演劇の創世紀であった二千年以上前に、

一人の役者が何人もの役をこなす為に生まれた小道具。

それが発展して、この2フェイスは演劇を表すシンボルとなりました。

その後の十五世紀頃、

イタリアでハーレクイン(道化師=ピエロ)演劇が流行し、

二十世紀の映画の流行に至るまで、

2ファイスは大衆娯楽の代名詞となっていたのです。

 

そして時は流れて1910年。

ガストン・ルルーが「オペラ座の怪人」という小説を書きます。

この小説はその後様々な演劇や映画となり、

この仮面も有名になります。

その後、1950年代にこの小説もリバイバルし、

先だってのハーレクインモティーフと共にアメリカで大流行しました。

 

例えば、こんな陶器のキャンディボックス。

陶器の四角い深皿に同型の蓋が逆さに付きます。

その蓋の角には2フェイス。

そして両辺には演劇の緞帳があしらわれています。

 

同じく陶器素材のテレビランプ。

1950年代は箱型のテレビだったので、

その上がちょうど良いディスプレイ台として利用されました。

裏側に電球が付き、上や穴から光がこぼれます。

濃いグリーン地にゴールドの配色が、妖しい。

 

スタンド型の花瓶。

モティーフは巨大な仮面を持つ中国人。

ピンクにゴールド&ブラックという王道の配色。

 

そして私のいちばんのお気に入りは…

かなりアトミックにデフォルメされた2フェイスのテレビランプ。

しかもピンク&ゴールド!

 

なぜお気に入りかというと…

1981年に発売されたブルータス

「50年代スタイルの過激な古さが新しい」という特集の中、

L.A.のショップ「ヴァージニアズ」を取材した38ページに、

同じものが掲載されているのです!

これ、分かる人にしかわからない情報だと思うけれど…とっても大事なこと。

 

さて。

こういったコレクションを元手にアクセサリーをこれまで作ってきました。

 

前出の2フェイスシルバーリングの他にも…

同型でブラス素材のモノ

 

丸い空間の中に2フェイスがぼんやりと浮かぶフレームリング

 

その浮かんでいる2フェイスをピアスにしたモノ(これはシルバーのみ)、等々。

 

そしてこの度、こんなリングが再登場!

2フェイスの「泣き笑い」が、クルクル回るリング

実はこれ、

やはり30年ほど前にアメリカで見つけ、

古物から型を起こしたモノ

その古物は既に手放してしまっていたのですが、

工場サイドでも型を紛失してしまい、

何十年も作る事が出来なくなっていたレアアイテム。

令和元年になり、

工場から「型が見つかった!」と報告が入り、

急遽再生産に至りました。

 

 

そしてそして。

今年はアクセサリー以外にもトライ!

それがこのカーディガン

 

黒地と…

 

ワイン地。

素材はシェットランドウール

12番という太めの糸を二本撚りにした双糸で編み上げております。

デザインそのものはクラシックなレタードカーディガンながら、

着心地はかなり防寒性が高いニットジャケット

 

そして今回の目玉は、

なんといってもこの2フェイスのシニール(シニールだけの別売りもあり)

 

アップにするとこんな感じ。

2ミリ厚のオフホワイトフェルトの上に1ミリ厚のグレーフェルトを乗せ、

その2つをチェーンステッチで押さえつけつつ、

その2枚のフェルトを貫いてのサガラ刺繍。

触ると高級なエジプシャンカーペットのような分厚さ

 

そのゴツさの秘訣は、実は裏側にあります。

これが裏側。

 

これだと分かりづらいので、アップ。

この網目状の生地が裏に全面的に貼られています。

この素材は「寒冷紗」といい、

農業に関わっている人はたまに聞く素材だと思います。

食物を覆って、日差しや害虫から守る被覆素材。

この素材をアパレルでは1950年代の昔から、芯地として利用していたのです。

 

もう今の時代ではすっかり廃れてしまったけれど、

ドライボーンズは1950年代の雰囲気を出したいので毎回使用しています。

手間はかかるけれど、大切な事。

 

 

1950年代から連綿と続く2フェイスカルチャー、

是非今年は羽織ってみてください!

 

 

 

そしてここからは台風罹災話の続き。

11月30日ギリギリに、やっと市役所から罹災証明書が届きました。

なので12月の中旬、仕事をやりくりしてなんとか帰省、

「罹災証明説明会」へ。

(なのに、もう11月27日で罹災ゴミの受付は終了。意味がわからん)

(自民党の小泉セクシー進次郎氏は9月17日に千葉県南に来て「ゴミの対策をできる限り行う」といっておいてこの始末。やってる感だけ。)

ウチの実家の罹災ランクは「一部損壊・B」だった。

なので修理業者から見積もりを出してもらったら、

修理後に若干の補助金が出るらしい。

 

そしてその説明会で出された書類は、数十枚にも及んだ。

まともに読んでいたら、軽く1時間はかかる。

しかも、重複した内容が多い。

提出先がそれぞれ違うから仕方ないんだろうけど…

もうちょっと業務内容を簡略化できないものですかね?(汗)

役所という行政の魔窟を見た気がする。

 

それはともかく、圧倒的に業者が不足している千葉県南地方。

まだまだブルーシートを屋根に貼っている建物がものすごい軒数、ある。

数千〜一万軒近いだろう。

復興そのものは、まだまだこれからなのだろう。

 

そして前回のブログでも書いたように

「房総復興ブースター」を主催している相川さんと清水さんの二人にお会いして、話を聞くことができた。

募金そのものは少しづつ来ているものの、まだまだ圧倒的に足りないらしい。

11月末までの収支報告はこちら

 

業者を他方から呼んで被災地で寝泊まりできるようにして、

地元の工務店さんと組んで作業を一気に進める。

業者の手が圧倒的に足りていない現時点では、これが最善の方法のひとつ

 

ドライボーンズとしても、

引き続きこの「房総復興ブースター」を応援していこうと思っています。

 

また、今回の帰省でちょっと気になった事がありました。

 

9月の台風襲来以降、たくさんのボランティアの人達が頑張ってくれていて、

とても頼もしかった。

が、10月には19号が東日本を縦断し

その後も21号、23号が各地で大雨を降らせた。

どの地方も被災からの復興で大変なのだと思う。

 

私が気になったのは…

千葉県南の報道がすっかり減って、

その分支援やボランティアが激減してしまっているのだ。

もちろんそういった人達に頼ってばかりではいけないと思うし、

もっと国や県の支援がちゃんと整って欲しい。

 

でも、ほとんど整っていない以上、せめて「忘れないで欲しい」のだ。

似たような想いを抱いている人もいるようで…

そんな人達の有志が、フリーの冊子を作った。

千葉県台風被害体験レポート「あの日」。

各店舗で読める様にしておきました。

興味がある方は、是非手にとって読んでみてください。

この冊子の裏表紙は、私の実家方面の海岸の写真が採用されていました。

海岸線が、ゴミで埋め尽くされていたんです。

 

そして…この光景は「来年の日本のどこか」でもあると思うんです。

こういった災害は、

東日本大震災の後に熊本や新潟、北大阪、長野、道南、福島…

ありとあらゆるところで起こっています。

忘れずに、前を向いて対応していきたいと思っています。

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