2021卯月前半の酒丸。

 

 2021年4月。

けっこう暖かくなってきましたね、酒丸でございます。

 

この4月から、ドライボーンズのブログを月1回から月2回と増量になりました。

なのでタイトルも「前半」と付けてみたり。

あらためて、今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

 さて、3月のブログでは千葉県館山市への移住についてちょっと触れましたが…

すぐ近くに素敵な場所があったので、昼飯ついでに行ってみました。

ネモフィラの群生。

もう、ただただ美しい

可愛い綺麗

暫し見惚れてしまいました。

たまには良いですね。

眼福、眼福。

 

 

 

 そして暖かくなってきた本日はシャツ、特にワークシャツについて書いてみようかと。

 

皆さんきっと1着や2着は持っているであろう、ワークシャツ。

私はワークシャツがかなり好きなので、50着以上持ってます。

 

ヴィンテージで最も多いワークシャツは、おそらくこれ。

シャンブレー素材のワークシャツ。

シャンブレーとは、縦糸にインディゴの色糸、横糸に染めていない白糸を使った平織りのコットン生地の事。

近年は縦糸の色糸にもインディゴ以外の色が豊富になり、バリエーションも増えました。

が、やっぱり王道はこの写真の色味でしょう。

肉体労働者の事を「ブルーカラー」なんて呼びますが、その語源となったシャツでもあります。

それくらい、昔のアメリカの肉体労働者はシャンブレーのワークシャツを着ていたのです。

 

ところが、私は先ほども書いた様に50着以上ワークシャツを持っているヘビーユーザー。

ヴィンテージでも多くの「変な柄のワークシャツ」を見てきました。

そこで。

敢えて大胆なプリント柄のワークシャツを提案したい衝動に駆られるのです!

 

なので今回、デッドストックで発見したこんな素敵な柄でワークシャツを作ってみました!

題して、Print Work Shirt“STEAM LOCOMOTIVE”

(オンラインショップへの掲載は、もうしばらくお待ちください)

スチーム・ロコモーティヴとは、頭文字をとってみれば一目瞭然、SL機関車のことです。

機関車なんて、実に1920年代っぽくてモティーフとして最高。

昔の曲で「ロコモーション」なんてありましたが…

ロコモーティヴが「移動」とか「運動」とかの意味を持つ為、

ロコモーションになると「運動」からの「ダンス(踊り)」に訳せるのです。

機関車とダンスが同じ語源って、面白い。

 

 

ブルー地。

同じブルーカラーでも、全く肉体労働者に見えない、パワフルなプリントが素晴らしい。

 

 

柄のアップ。

リアルな機関車、かなり好み!

 

 

こっちはホワイト地。

ブルーカラー同様、こちらも全くホワイトカラーに見えない。

素晴らしくかっこいい機関車プリントのワークシャツ。

 

台襟裏やヨーク裏は生成色のスレーキを使って、実にワークシャツっぽく。

ダブルステッチで堅牢に仕上げている縫製箇所も、多数。

こういった基本に忠実なディテールがあるからこそ、ぶっ飛んだプリントが活きてくるのです。

 

 

 

そしてヴィンテージのワークシャツでもう一つの定番といえば…

そう、こういったチノクロスなどを使ったアーミー系ワークシャツ。

実に男臭い。

私もLeeやストア系など、多岐に渡って所有してます。

が、一歩間違うと「ただのミリタリーオタクコスプレ」っぽく見えてしまう。

これがこの色味の難点。

デザインはアメリカンワークウエアでカッコ良いのに、カーキやセージグリーン、グレーだとかなりヤバい。

 

ならば、ワークシャツのディテールや縫製仕様をそのままにして、

もっとただただ美しく、可愛く、綺麗に(まるでネモフィラの様に)!

題して、Liberty Print Work Shirt!

(オンラインショップへの掲載は、もうしばらくお待ちください)

ロンドンの名門百貨店リバティの売りである花柄は、

そのまま百貨店名が付いたテキスタイルデザイン名に落とし込まれています。

 

まるでブログ冒頭のネモフィラの様な、綺麗なブルーの花柄。

 

柄のアップ。

ただただ美しく、可愛くて綺麗。

 

色違いのグレー地。

グレー地なのに全くミリタリーオタクにならない。

というか、なれない。

 

速攻で自分の分は確保しちゃいましたw

 

ワークシャツ、シャンブレー やミリタリー系が王道ならば、プリントは脇道。

でも、脇道にこそ奥行きがあるのです。

今はなかなか外に出辛い状況でもあるので…

せめて着る服くらい、お出掛けモードでいきたいものです。

 

 

 

さて。

毎回恒例の、コロナ禍について私なりに意見を書くコーナー(そんなコーナーがあったのか!)。

 

緊急事態宣言が解除になった途端、急激に感染者(ホントは陽性者)が増えて来た模様。

 

これについて、私は色んな意見を持っているんですが…

 

まず…緊急事態宣言を出し過ぎ、長過ぎ、効果無さ過ぎ。

やるのであれば、保証を含めて短く効果的にすべき。

 

そして3月後半には全面解除になった訳ですが…

オリンピックの聖火ランナーを走らせたかっただけですよね?

そう、あの下品な、広告クライアントのための下品な下品な聖火リレー。

走らされる芸能人や有名人、アスリートは良い迷惑でしょうね。

そしてその後の「蔓延防止なんちゃらかんちゃら」。

そんな事する前に。もっとやらなきゃいけないことがあるだろ?馬鹿なのか?

3/31のデータなので、ちょっと古いんだけど…

今一番大変な、大阪府の感染者(ホントは陽性者)の割合。

高齢者・障害者施設と医療機関で全体の76%。

この場所に対策をちゃんとしない限り、ずっと増え続ける。

 

なのにやる事は、飲食店の時短。

飲食店でのクラスター発生なんて、全体の2%

ここを締め付けても無意味。

一部の良識あるメディアはこんな風に「飲食店締め付けだけの蔓延防止は疑問」と書いているけど…

電波を使った大手マスメディアは(政治的思惑が乗っているので)決して報道しない。

そこに悪意を感じる。

太平洋戦争に突入する前の日本のメディアと全く同じ(しかも自覚なし)。

 

これは…学生時代に「数学の点数が低いから数学の勉強をする」という当たり前のことが出来ずに、

「数学の点数が低いから腕立て伏せを50回やる」という事と同じ。

馬鹿すぎて付き合いきれない。

先月も書いたけど…豆腐の角に頭をぶつけて、コンドルに食われろ。

 

 

ここからはプチ広告。

来る4/10土曜日!

千葉県館山市の国道128号線沿いの旧大和自動車跡地にて、(個人的な)フリーマーケットに出店します!

小学校からずっと一緒の同級生がこの物件を借りて、初めてのフリーマーケットイベント!

せっかく声を掛けてくれたので、是非成功させたいです!

私は引っ越しで出た不用品を激安で販売!

 

たくさんのご来場、お待ちしております!

2021弥生の酒丸。

 

 2021年の3月も半ば。

約ひと月半のご無沙汰となりました、酒丸でございます。

 

実はこの間、ワタクシは自分の人生史上一番の大きな変化がありました。

 

2月の半ばに引っ越したのです!

 

30年以上住んだ世田谷区からの引っ越し。

18歳の高卒で都内のデパートに就職してから、早37年という歳月が流れ…

生まれ故郷の千葉県館山市にUターン移住しました。

 

その事についての詳細はワタクシのインスタにて色々とアップしてきましたが…

こちらのブログでもタイミングを見計らって記していこうと思います。

 

 

さて。

 

移住してから毎日が色々と新鮮。

特に…朝が早くなりました。

 

原因は彼。

そう、鶯(うぐいす)。

毎朝、鶯の声で起こされるんです。

「ホー、ホーホーホー…ホケキョッ!」という鳴き声の連発で目が覚めます。

風情がある。

が、この鶯という鳥はなかなか姿を見せない。

でも「うぐいす色」はとっても有名。

ん?

さっきの写真のウグイスとは、かなり色が違いますよね?

むしろこっちに近い。

そう、メジロ。

この鳥は綺麗だし可愛いし、よく見かけるので大好きな鳥。

もしかしたら先人は、

見つけにくいウグイスとメジロを取り違えていたのかもしれないですね。

 

 

 

そんな訳で…今回の弥生の酒丸ブログは「とある鳥」について。

 

私は、ヴィンテージ界の中で憧れの「鳥」がいます。

それはこれ。

コンドル。

別名を「ハゲタカ」とか「ハゲワシ」と言ったりしますが…

実はハゲタカとハゲワシ、コンドルはかなりややこしい関係性。

ハゲワシとは、ヨーロッパやアジア、アフリカに生息するタカ科の屍肉を食べる鳥。

ハゲタカとは、新大陸つまり南北アメリカに生息するタカ科の屍肉を食べる鳥で、

別名コンドル。

つまり、コンドルというハゲタカはアメリカ大陸にしか生息していない。

頭がハゲているのは、屍肉を食べるかららしい。

屍体に頭をツッ込んで食べるので、羽毛が付いていると不衛生になるかららしい。

(更に、高地に住んでいるので無毛な事で強い紫外線の殺菌効果があるらしい)

 

そしてそして。

なぜ「ヴィンテージ界の憧れの存在」なのか?というと…

そう、このシャツの存在があるからなのです!

 

このシャツが掲載されているのは、みんな大好き「My Freedamn! 6」!

 

 

このコンドル柄シャツは、

幻の「Star of Hollywood」ブランドの5柄しかないテキスタイルのひとつ。

タランチュラ、ガラガラヘビ、干し首、マッド、そしてこのコンドルの5柄のみ。

全て毒々しい意匠で、しかもプルオーバーのみ。

もっと言えば…この5柄のうち、コットン素材なのはこのコンドルだけ。

恐らく私見ではスターオブハリウッドの5柄の中でもこのコンドルが、ダントツでレア。

私はもう40年近くヴィンテージ業界に足を突っ込んでますが…

このコンドルは、今までに2回しか見た事がない。

それくらいレア。

 

ヴィンテージファンなら、一生のうち一度くらいは所有してみたい!ですよね?

プルオーバー・オープンカラーシャツ「コンドル」!

しかも長袖バージョン!

本物は半袖しか無いはずなので、長袖はドライボーンズ謹製のみ(今のところ)。

 

色はピンク地と…

オフホワイト地の2色展開。

 

屍肉を貪るコンドルよろしく、頭蓋骨の上に乗ってます。

テキスタイルデザインはオリジナルに忠実に。

 

プルオーバーの為、独特のスリットが入ります。

ここも忠実に再現。

 

背面のテキスタイルは、茫漠とした砂漠。

テキサスやアリゾナ、アルゼンチンやチリを彷彿とさせる雰囲気。

 

そして図に乗って、前開きバージョンも作成。

もう少ししたら、半袖も入荷予定。

お楽しみに。

 

 

 

さて、ここからはいつものコロナ関連。

このブログを書いているのは3/18木曜日。

前日の3/17には、都内のコロナ感染者が久しぶりに409人と一ヶ月ぶりの大台越えらしい。

 

大半の人は不便でうんざりするくらい、行動を抑制してる。

飲食店も20時までの営業なら、ほとんど売上になっていないだろう。

なのに20時以降営業している店にはペナルティ。

戦前の憲兵みたい。

なのに、

補助金は大幅に遅れていて今年に入ってから入金されていない店舗の方が多いらしい。

そしてそう言った負の連鎖は我々アパレルにもじわじわ来ている。

でも前年比50%以上にならなければ補助や助成、給付は一切無し。

箸にも棒にも掛からない。

 

この409人の内訳のうち…

200人規模のクラスターが病院で発生している(正式発表は隠されてる?)

409人のうち約半分は病院でのクラスター。

ここに対して対策しない限り、人数は増え続ける。

飲食店を締めていったりアパレルなどの小売をいじめても、なんの意味もない。

日本の腐敗政治屋や緑の狸都知事、追随する間抜けな隣県知事達…

豆腐の角に頭をぶつけてから、コンドルに喰われろ

 

 

鳥についての追記。

移住したのは自分の実家。

片付けるのが、とにかく大変(現在進行形)。。

 

でもそんな中でも面白いモノが見つかったりする。

スカジャンみたいな柄の大皿を発見!

ウグイスでもメジロでもコンドルでも無く、タカ!!

縁起物が見つかったので、良い事が起こりそう!

 

 

ではまた来月!

2021如月の酒丸。

 2021年2月、節分明けの酒丸です。

2021年の節分は2月2日。

私も例年通り、豆撒きをして…

それを拾って自分の歳の数だけ食べる、という行為をしました。

が、もう55歳。

豆を55個食べるだけで1食分くらいありますね…。

本来節分は2月3日だったはず。

というか、そう覚えていました。

ところが今年は久しぶり(実に124年ぶり!)の2月2日だそうで…。

なぜそうなるのか?調べてみました。

本来「節分」とは「季節を分ける」という言葉。

つまり、冬と春の境目の事を節分といい、

その境目を見計らって鬼が悪さをするといけないから豆撒きをする、

という風習になったそうな。

この季節の境目とは、すなわち春分・夏至・秋分・冬至の4つ。

そのうち春分の前日が節分で、それだけが残ったらしい。

この紫色とピンク色の境目が、節分。

節分が2月3日ではなく2月2日になったのは、なんと明治30年。

2月4日になったのは昭和59年、1984年。

ああ、私が東京に出て来た年だ…。

 そしてワタクシ酒丸の近況報告。

2月4日が節分だった1984年まで住んでいた千葉県館山市に移住することになり、

このところ毎週の様に帰省してはリフォーム。

そして館山でリモートワークをする為にインターネットのプロバイダー契約をしていたら…

なんと実家の土地にWIFIが引けない事が判明!

なんでも特殊な土地の形状の所為で電線が誰かしらの家に抵触するらしく、

このままではどうにも出来ないとの事。

よって「電柱を立てる」というところからやらなきゃいけなくなった。

12月から契約やら書面での確認などをしていたんですが…

やっと電柱が建立。

一生モノのレンタルですが…私個人の為の電柱

なんとなくコレクションが増えた様な気がするwww

 さて。

季節の分け目という事で、冬物も夏物も紹介しづらい今の季節。

それならばやはり紹介すべきは「デニム」でしょう!

という事で、今回の酒丸ブログは新作デニムパンツの「フリスコ・ジーンズ」について。

実は一昨年辺りから、

ワークウエアからファッションへと移り変わっていったデニムの歴史を勉強し直している。

すると、

1849年のゴールドラッシュから始まったオーバーオールズを始祖とするデニムパンツには、

いくつかの亜流が発生して来ていた事がわかって来た。

当然、本流はリベットを駆使したリーバイス。

それ以外にもレザーの補強を用いたグリーンバウム・ブラザーズ、

後のボス・オブザ・ロードになるノイシュッター・ブラザーズ、

更には後々リーに吸収されるハイネマン&カンパニーなどがあった。

このハイネマン&カンパニーが起こしたブランドこそ

「キャントバステム(CAN’T BUST’EM)」であり、

このブランドこそ、

後の「フリスコ・ジーンズ(FRISCO JEENS)」の元祖になっていくのだ。

キャントバステムとは…

正確にはCAN NOT BUST THEMと書き、

「絶対に破れない」という意味の英語。

これを省略して表現した言葉が「CAN’T BUST’EM(キャントバステム)」になる。

1890年代頃には存在しており、

デニムをはじめダックやツイルで様々なワークウエアを生産していた様だ。

その中には、

フリスコ・ジーンズの原型となる様なデザインのワークウエアも作られ始めていた。

微妙にカーヴしたL形フロントポケット、

ヨークの無い後ろ身頃、

股上が深くてゆったりとしたシルエット、等々。

それらは1920年代には登場し、

1946年まで継続して生産されていった。

1946年にはリーがハイネマン&カンパニーを買収し、

このフリスコ・ジーンズのブランド名もそのまま引き継ぐ事になった。

1920年代の当初ではデニム素材もあったのだが、いつも間にか終了。

その後は主にツイル素材でのみ生産される様になり、

リーに移管してからは完全にデニム素材では作られなくなった。

この一連の流れと…

フリスコ・ジーンズというネーミングが関係していると思うのは私だけでは無いと思う。

フリスコ・ジーンズとはFRISKO JEENSというスペル。

FRISKOとはおそらくSAN FRANCISCOという地名から取った造語であろう。

更には「FRISK(フリスク:飛びはねる)」とも引っ掛けて、

活発な感じをアピールしたかったのだと思う。

JEENSも、恐らくデニムのリーバイスJEANSに対抗して作った造語だ。

ハイネマン&カンパニーはサンフランシスコに本社を構えていたが、

リーバイスの本社屋の道をはさんで隣。

「ウチもサンフランシスコ所縁(ゆかり)の会社なんだ!」という自負と、

「ウチもリーバイス同様、ワークウエアをジーンズと呼んでいるんだ!

でもライバル社と同じ言葉は使いたくないからスペルを変えてやれ!」という対抗意識から生まれたワークウエアなのだと推測。

リーがキャントバステムを買収したのが1946年、第二次世界大戦終了直後。

リーはユ二オンメイド(組合生産)を旗印にモノ作りを続け、

戦争を乗り越えた。

リーバイスは頑なにユニオンメイドを拒否し、

戦後数年経てワークウエアから「別の形態」に移行していく事になる。

この続きはまたどこかで(ここからが面白いので)。

そんなお勉強を積み重ねて生産した第一弾がコレ!

コットンツイルのフリスコジーンズ、サンドベージュとブラックの2色。

カーヴしたL形ポケットやバックの箱ポケ、ヨークの無い後ろ身頃を再現、

バックストラップとサスペンダーボタンを併記した1930年代スタイル。

ジッパーフライなので、非常に穿き易い!

そしてこの春、満を持して登場したのは、待望のデニム 素材!

ベルト裏やポケットスレキはカーキ色のコットンヘリンボーン 。

ヨークの無い後ろ身頃にはバックストラップとサスペンダーボタンが併記。

特徴的なカーヴしたL型ポケット。

そして何より際立ったデザインとしては、フリスコジーンズなのにアウトポケットなのだ!

敢えて全てのステッチをレモンイエローに統一、

戦前のサンフランシスコデニム対決に一石を投じてみた。

これからの季節に打って付けな、軽めの10オンスデニム。

デニムのコーディネイトが広がる逸品です!

 そして恒例となっているコロナ禍について。

今回も最新のデータを貼り付けておきます。

やはり相変わらず日本のコロナ陽性者数はほぼ横這い。

「地を這う様な折れ線グラフ」です。

そんな中、日本では人口が多い県を中心に緊急事態宣言発令中。

本来ならば2/7で終了だったはずが、3月まで延長らしい。

上記のグラフを見てみれば、

12月後半から若干感染者が増えた感もある日本(それでもほぼ地を這う感じだけど)。

そして今回は、飲食店が20時まで!

全く意味がわからない!

日本のコロナ陽性者数はほぼ横這い。

この表を見て貰えればわかる様に、飲食関連は全体のたった19%

感染者を多く出しているのは医療・福祉施設なのに。

多くの人が利用する飲食店を人身御供にする事で、

大衆にネガティヴを振り撒いている。

そうする事で視聴者は受動ストレスを受け、

メディアからの情報を鵜呑みにしてしまう。

すると広告の効果が大きく出る様になり、

マーケティングにハマってしまう。

コロナ禍を殊更大きく見せているのはマスコミであり、

そのマスコミを動かしているのは広告主であるクライアント。

クライアントが多数所属しているのが経団連で、政治献金も莫大。

ではまた来月!

2021睦月の酒丸。

 

 明けましておめでとうございます(今年も遅い)。

本年もどうぞ、よろしくお願いいたします。

 

2021年は「丑年(=うしどし)」。

牛にもいろんな種類があるんですなぁ。

日本語だと基本的には「牛」ですが…

英語だとブル、カウ、カーフ、オックス…バッファローも牛の一種。

古来から牛と共生してきたヨーロッパの文化圏の方が、

牛に関しては奥行きがありますね。

実に興味深くて面白い。

牛については、有名な詩をブログの終わりの方に記してみました。

読んでみてください。

 

 

さて、ワタクシ酒丸自身の近況は?というと…

実は2月に自宅を引っ越す予定で、その準備におおわらわ。

世田谷で長年住んでいたマンションを引き払い、実家をリフォームしてソコに住む事に。

この事自体は数年前からなんとなく考えてはいた事なんだけど…

実家に残していた母の件や、2019年の台風罹災の件もあり、ずっと延び延びに。

ところが、母の入院療養や台風罹災からの修理が進んだこともあり、

2020年の夏から一気に進行させておりました。

ひと通り大工さんにやってもらう仕事も年内に片付き、

これからは細々した修理や整理、掃除などを経て一気に引っ越しをしようと考えております。

 

その際、実家で両親が作っていた神棚を、掃除して棚板も綺麗にしてから設置する事にしました。

基本的に神棚とは、その家の北東の方角に設置する事が決まりとなっているらしい。

北東とはすなわち「鬼門」

うちの実家でも、私が物心ついた頃から北東に安置されておりました。

江戸を開いた徳川家康も、江戸城から北東に当たる日光に東照宮を建てました。

鬼門に当たる方角に神社(神棚)を置く事で鬼が入ってこない様にする、という陰陽道に基いた言い伝え。

ならば我が家も、家康公に倣って北東方向にある神棚に日光東照宮っぽいモノを。

 

なので…ジャーン。

近づいてみる。

眠り猫!

もうかなり前に骨董市で見つけ、そのまま使わずに取っておいたモノ。

こんなところで役に立つとは。

随分賑やかな神棚になりました。

 

 

そんな自宅リフォームの話はこの先おいおいしていくとして…

 

今回紹介したいジャケットの説明をしていきます!

 

そのジャケットとは、こちら!

ショールカラー・ノーフォークジャケット!

 

まずは「ノーフォーク」の説明から。

ノーフォークジャケットとは…

数多くある「スポーツジャケット」の一種で、主に「狩猟」用に着られたアイテム。

そもそも「ジャケット」とはアウターの一種であり、スーツの上着なんだけども…

その中でも「スポーツジャケット」という19世紀ごろから出てきた種類は、

英国貴族のお召し物から発生してきた。

ノーフォークジャケットの他にも、ハッキングジャケット(乗馬用)、シューティングジャケット(狩猟用)、

ハンティングジャケット(狩猟用)…

この様に「馬に乗って広大な大地を駆け巡る」時のスポーツ用ジャケットとして進化していった。

 

特にこのノーフォークジャケットは特殊で…

東イングランドのノーフォーク地方の男性達が着ていたワークウエアが源。

それを第十五代ノーフォーク公爵であるヘンリー・フィッツアラン・ハワード公がモディファイして、

狩猟用に着こなす様になって広まりました。

 

十九世紀後半には狩猟だけでは無く、

乗馬やゴルフ、自転車などのスポーツ時にも着られる様になりました(イラスト一番左の人)。

 

更に1920年代のアメリカでは「最もファッショナブルなスポーツジャケット」として、

多くの伊達男に愛されてきました。

デザインの特徴としては…

前身頃から後ろ身頃にかけて繋がる帯状の補強布。

これはバッグや銃などを肩掛けする際の補強だと言われています。

また、その帯と交差する様に付くベルト。

これがあるおかげでウエスト部分が安定し、冷気の遮断にもなります。

 

 

そして次に「ショールカラー」の説明。

ショールカラーとは室内用のスモーキングジャケットの襟型が源で、

その名の如くショールを首からかけている様に見える襟型のこと。

1920年代のアメリカで大流行し、一世を風靡しました。

その後、シビリアン・ミリタリー・クロージング(民間軍用服)にも多く採用。

 

そして更に1920年代後半に、劇的な出会いがありました。

アメリカでシビリアンクローズとして流行していたショールカラーと、

イギリスでスポーツジャケットとして流行していたノーフォークジャケットが、

相思相愛で結ばれたのです。

質実剛健をモットーとするアメリカの軍物と、エレガントを売りにする英国貴族発祥のスポーツウエア。

 

ところが、1929年10月24日に始まった世界大恐慌(ブラックチューズディ)で、

この相思相愛の大恋愛は儚く終わりを迎えます。

 

アメリカは経済を復興させる為に着々と戦争の準備に入り、国民には我慢を強いていきます。

イギリスは大英帝国としての没落に加え、ナチスの脅威に晒される事に。

アメリカでは軍備が整理整頓され、

ミルスペックが基本的採用条件となった事でシビリアンモデルはただのカジュアルウエアに。

そうなると生地を多く使うショールカラーやノーフォークは最初に却下。

 

画して、世にも素晴らしい出会いだった「ショールカラー・ノーフォークジャケット」は世の中から姿を消し、

ヴィンテージの世界に細々と伝承されるだけの存在になっていってしまいました。

 

 

なので、満を辞してドライボーンズにて復刻!

ショールカラー・ノーフォークジャケット!

ブラック地と、

ワイン地の2色展開。

 

背面のスタイルはこんな感じ。

 

風が強くて寒い日には、こんな風にショールカラーで首元を覆う。

もっと寒い日はスタンドカラーにする事で襟足まですっぽり覆える!

 

 

奇しくも!

ドライボーンズ各直営店では、現在NEW YEAR SALEを開催中!

この悲恋のジャケットはセール品にはなっていませんが…

たくさんのアイテムが、サイズ欠けや色欠けで泣く泣くセールプライスに!

詳しくは店頭にてご確認を!

セールは、この週末+成人の日の1/9、10、11まで!

 

 

そして。

もう毎回の恒例となってきた、コロナ禍について。

とりあえず最新のデータを貼り付けておきます。

先月と同様、日本のコロナ陽性者数はほぼ横這い。

「地を這う様な折れ線グラフ」です。

1番感染者の多いアメリカとは2桁も違います。

これは先に挙げたショールカラーノーフォークジャケット¥49,940が、¥4,994,000になってしまうと言う事。

それくらい恐ろしい(意味不明)。

1都3県に緊急事態宣言は出ましたが…私は政治屋とマスコミの出来レースだと思っています。

数値を正しく捉え、マスコミの扇状的な報道(広告)に騙されない様にしましょう。

 

 

今年は丑年。

ドライボーンズでは、靴に牛がついていたりしました。

 

なので、「牛の歩き方」について高村光太郎が書いた詩を記しておきます。

 

牛はのろのろと歩く

牛は野でも山でも道でも川でも

自分の行きたいところへは

まっすぐに行く

牛はただでは飛ばない、ただでは躍らない

がちり、がちりと

牛は砂を堀り土を掘り石をはねとばし

やっぱり牛はのろのろと歩く

牛は急ぐ事をしない

牛は力一ぱいに地面を頼って行く

自分を載せている自然の力を信じきって行く

ひと足、ひと足、牛は自分の道を味わって行く

ふみ出す足は必然だ

うわの空の事でない

是でも非でも

出さないではいられない足を出す

牛だ

出したが最後

牛は後へはかえらない

足が地面へめり込んでもかえらない

そしてやっぱり牛はのろのろと歩く

牛はがむしゃらではない

けれどもかなりがむしゃらだ

邪魔なものは二本の角にひっかける

牛は非道をしない

牛はただ為たい事をする

自然に為たくなる事をする

牛は判断をしない

けれども牛は正直だ

牛は為たくなって為た事に後悔をしない

牛の為た事は牛の自身を強くする

それでもやっぱり牛はのろのろと歩く

どこまでも歩く

自然を信じ切って

自然に身を任して

がちり、がちりと自然につっ込み食い込んで

遅れても、先になっても

自分の道を自分で行く

雲にものらない

雨をも呼ばない

水の上をも泳がない

堅い大地に蹄をつけて

牛は平凡な大地を行く

やくざな架空の地面にだまされない

ひとをうらやましいとも思わない

牛は自分の孤独をちゃんと知っている

牛は食べたものを又食べながら

じっと淋しさをふんごたえ

さらに深く、さらに大きい孤独の中にはいって行く

牛はもうとないて

その時自然によびかける

自然はやっぱりもうとこたえる

牛はそれにあやされる

そしてやっぱり牛はのろのろと歩く

牛は馬鹿に大まかで、かなり無器用だ

思い立ってもやるまでが大変だ

やりはじめてもきびきびとは行かない

けれども牛は馬鹿に敏感だ

三里さきのけだものの声をききわける

最善最美を直覚する

未来を明らかに予感する

見よ

牛の眼は叡知にかがやく

その眼は自然の形と魂とを一緒に見ぬく

形のおもちゃを喜ばない

魂の影に魅せられない

うるおいのあるやさしい牛の眼

まつ毛の長い黒眼がちの牛の眼

永遠を日常によび生かす牛の眼

牛の眼は聖者の眼だ

牛は自然をその通りにぢっと見る

見つめる

きょろきょろときょろつかない

眼に角も立てない

牛が自然を見る事は自然が牛を見る事だ

外を見ると一緒に内が見え

内を見ると一緒に外が見える

これは牛にとっての努力じゃない

牛にとっての当然だ

そしてやっぱり牛はのろのろと歩く

牛は随分強情だ

けれどもむやみとは争わない

争はなければならない時しか争わない

ふだんはすべてをただ聞いている

そして自分の仕事をしている

生命をくだいて力を出す

牛の力は強い

しかし牛の力は潜力だ

弾機ではない

ねじだ

阪に車を引き上げるねじの力だ

牛が邪魔者をつっかけてはねとばす時は

きれ離れのいい手際だが

牛の力はねばりっこい

邪悪な闘牛者の卑劣な刃にかかる時でも

十本二十本の槍を総身に立てられて

よろけながらもつっかける

つっかける

牛の力はかうも悲壮だ

牛の力ははうも偉大だ

それでもやっぱり牛はのろのろと歩く

何処までも歩く

歩きながら草を食ふ

大地から生えてゐる草を食ふ

そして大きな体を肥やす

利口で優しい眼と

なつこい舌と

かたい爪と

厳粛な二本の角と

愛情に満ちた鳴き声と

すばらしい筋肉と

正直な涎を持った大きな牛

牛はのろのろと歩く

牛は大地をふみしめて歩く

牛は平凡な大地を歩く 

2020師走の酒丸。

 

 十二月、早くも師走。

酒丸です。

 

 

十二月の別名は「師走(しわす)」。

師走の意味は…

師匠である僧侶がお経を上げる為に東西を馳せる為に

「師、馳せる」から「師馳す」「師走す」となっていったのは有名な話。

それくらい忙しい月、という意味。

 

 

私も今月は最初から大阪店、福岡店、名古屋店と巡回。

大忙し!

そのお陰で、御堂筋では恒例のイルミネーションが観られました。

写真だと分かり辛いけど、ものすごく綺麗。

 

 

 

 さて、師走の今月は…

遂にウエスタンファッションについて書いてみようと思います。

前から書きたいと思っていたので、

今月はある意味集大成になれば良いかなと。

 

長いよ!www

 

 

 私は個人的にウエスタンファッションが大好きで…

大袈裟に言えば「アメリカ文化」という大きな括りの中で、

根底に流れている思想みたいなモノだと感じる事がある。

 

 

ところが、その思想の根底にあるモノも、

過去に何度か大きな地殻変動を起こした事がありまして…。

そこら辺について、今回は深掘りしてみたい。

 

 

 皆さんが知っている「ウエスタン」とは、

大雑把に言えば「西部」の文化。

その源となっているのは、おそらく「西部劇」。

これは自覚しているかしていないかの違いだけで、

アメリカ文化のウエスタンとは「西部劇」によって構築されてきた。

 

特にピックアップすれば、1960年代くらいまでの西部劇。

「荒野の七人」に代表されるような、勧善懲悪の物語。

白人の正義のガンマンと、敵対する地元のヤクザやインディアン。

この構図は、日本の時代劇でも同じ。

正義のバンカラ浪人と地元のヤクザや悪徳商人、忍者、農民達。

もっと言えば怪獣映画やヒーロー戦隊モノも、全く同じ構図。

 

 

 ところが、こういった西部劇の構図は1970年代以降の映画界では徐々に廃れていってしまった。

それはなぜか?

売れ線の映画だったからものすごい量が作られ、

観客が飽きて食傷気味になってきたという理由がひとつ。

そしてもうひとつは…

史実とは違う、「白人が正義」なんてじゃないか!

という論調が増えてきたからなのだ。

 

元々アメリカという国家は、

大衆をどう動かすのか?という技術を体系的に構築してきた。

それがまとまってきたのが第二次世界大戦中のCSSであり、

その後のCIA(中央情報局)やNSA(国家安全保障局)へと進化・深化していく。

 

戦後のアメリカ政府は、映画を使って世論を構築し大衆を動かそうとした。

そして西部劇が、実に効果的に作用した。

「白人は偉い、有色人種は野蛮で劣っている」という思想に。

その後、映画はテレビにとって変わられた。

1970年代にはお茶の間にテレビという洗脳機械がほぼ全世帯に入った事で映画産業が衰退し始め、

結果的に西部劇の功罪が明るみになってきたのだ。

 

なので、逆に言えば最近作られた西部劇の方がリアルで面白い。

まるで健さんの任侠映画から、

深作・文太コンビの実録路線に切り変わったかのように。

 

先月紹介した「シスターズ・ブラザーズ」も面白かったし…

タランティーノ監督の「ジャンゴ」も面白かった(時代設定はずっと古いけど)。

 

 

なので。

そんな映画の中でかならず出てくるアイテムを列挙してみよう。

この作業が、実は重要なのだ。

登場人物のほぼ全員が被っているハット。

A-セルビア・ウールハット「ヨーク」

B-ウール・フェドラハット

C-ビーバーハット「チェサピーク」

D-ビーバーハット「ポトマック」

と様々なバージョンあり。

 

こんなウールのスーツも多い。

冠婚葬祭ではなく、あくまでワークウエアであり防寒着としてのスーツ。

ヘリンボーン ジョッキージャケット

ヘリンボーン ジョッキートラウザーズ

 

スーツの中には、ウエスタンスタイルなオッドベストを着ている事が多い。

おそらく防寒なのだと思う。

サドルブランケットポケット メルトンベスト

(ボーダーのベストは完売)

 

また、

袖口がこんなウエスタンカットになっているウールジャケットも多く登場(ショールカラーもポイント高い)。

 

そしてトラウザーズを穿きこなす上で外せないのが、ボタン式サスペンダー

 

更にはこんな、リボンタイ

 

更に更に、バンダナも三角巾代りによく登場。

 

 

とまぁ、ここまでは西部劇の年代設定に見合ったアイテムを紹介してみた。

これらは主に1849年のゴールドラッシュから、1933年の禁酒法廃止くらいまでの時代設定。

 

 

そして。

ここから話が脇道に逸れていって面白い。

 

禁酒法が廃止されたのが1933年。

この法律はあくまで時限立法的な意味合いもあったのだが…

実は1929年の世界大恐慌も大きく影響していた。

 

たくさんの破産や取り付け騒ぎも起こり、

その後のニューディール政策や第二次世界大戦を待つまで、

長い長い不況に喘いだ。

 

それは西部の農民達も同じで、不況で牛乳が売れず、牛肉も売れない。

土地や牛・馬ばかりが有り余り、広大な牧場を目の前に途方に暮れていた。

 

そんな中、賢い牧場主は…

金があり余っている東部の金持ち相手に、

夏休みなどの余暇を過ごす為の観光地として牧場を開放してみる事を思い立った。

それが「DUDE RANCH(デュード・ランチ=観光牧場)」の始まりである。

(日本にも千葉県のマザー牧場をはじめ、北海道の花畑牧場などたくさんある)

 

1929年の株価大暴落による世界恐慌の中でも、

株を売り抜けて大金を手にした者も多かった。

また、今後の大戦の需要を見越して、武器関連の会社は利益が出ていた。

 

そういった人達に、

西部劇のイメージを抱かせたまま余暇を楽しんでもらう為に…

乗馬やブルロープワークの教え方も発達、

何より「そこで楽しむ為の衣装」が大きな産業になっていった。

 

当時西海岸でゴールドラッシュもひと段落して売上不振になっていたリーバイスも、

ショートホーンシリーズや701XXなどを開発、

ウエスタン人気に上手に乗る事ができた。

更に缶詰や農民用作業着を作っていたLeeも、

「カウボーイ」という名前のデニム作業着を発表、爆発的に業績アップ。

また、多くのデュードランチはシャツやジャケット・アクセサリーなどの小物類を、

近隣のアパレルメーカーから仕入れるようになっていった。

 

 

乗馬用グローヴをしたままでも着たり脱いだりしやすいシャツやジャケット。

ならばボタンではなくスナップしてみよう。

ポケットの形状も、フラップをつけて物が落ちないようにしつつ開け易く。

そんな開発で産まれたアイテムが、ウエスタンシャツ

ショルダーパッドも付ければ、飼葉を担ぐ時にも便利。

 

第二次世界大戦後のアメリカでは、軍で大量に使用されてきたレーヨンもダブつき気味に。

それらの素材メーカーは「次はスポーツや観光の分野に売り込もう!」と、

レーヨンが大量にスポーツジャケット市場に送り込まれてきた。

多くはプリントのギャバジャンに化けていき、

デュードランチでは「ブルロープを模したパイピング」を使って、

ウエスタンギャバジャンが企画された。

 

更には、ブルロープが宙を舞う様なデザインも流行。

更に更に、マニアックな人達の中には、ブルロープの舞に馬蹄をあしらう人も。

実はこれ、私がヴィンテージで見たのは二十歳の時だけ!

その後、アメリカに何十回行っても出会う事が無かったジャケット。

やっと作れて感無量!

 

 

馬蹄を身に付けておきたい観光客にはアクセサリーも提案した。

馬蹄型のブラスリング

 

馬蹄をあしらったブラスブレスレット

百花繚乱の勢い。

 

 

そしてデュードランチに来た子供達にも、商品が提案された。

大人達は皆、喜んでウエスタンブーツを履いて乗馬を楽しんだが…

子供達にはまだウエスタンブーツは早過ぎ。

ならばレザーシューズでウエスタン調のデザインを!

当時流行したローン・レンジャーや、

ホパロング・キャシディみたいな雰囲気のモノ。

名付けて「ウエスタンモックス モンクストラップ シューズ」!!

そんな意味合いを持って作られた子供用ウエスタンシューズを、

ドライボーンズでは大人用にモデファイ。

 

 

 この様に、アメリカのウエスタン文化は19世紀の西部開拓時代と、

恐慌後のデュードランチというふたつの側面を持っている。

更にそれを、映画やテレビという大衆操作でプロパガンダしていったのだ。

このふたつを明確に分けてコーディネイトするもよし、

敢えて双方を理解した上で混在させて着こなすも良し。

アメリカという国の、根底に流れる精神世界の一端を垣間見られる文化です。

 

 

 

 

 ところで。

上記のアメリカにおける大衆操作に関して、

ちょっと気になった件があったので、ここに書き記しておこうと思う。

 

 

 皆さんご存知の様に、毎日ヒステリックなくらいに連呼されるコロナウイルスに関しての報道。

毎日毎日、「〇〇エリアが何百人の感染者」だの…

「医療の崩壊はもう間近」だの。

 

皆さん、あまり真に受けない方が良いですよ。

 

まず…「〇〇エリアが何百人の感染者」について。

この〇〇を、仮に東京だと設定しましょう。

この人数って、どうやって累計を出しているか知ってますか?

千葉県や埼玉県、神奈川県、茨城県、栃木県、群馬県…

こういった近隣在住者が都内の病院でPCR検査を受けたら、

東京都の人数としてカウントされてます(なぜなら東京都の病院での集計だから)。

 

そして更に言えば、多くの報道で「感染者」という言い方をしているけれど…

本当は「陽性者」が正解。

報道で言っている感染者の大半(約98%)が、陽性者と曝露者。

このふたつの場合は、無症状か風邪程度で治ってる。

残り2%の感染者にならない為にマスクや手洗いはした方が良いけれど。

 

報道番組やワイドショーで「感染者」という表現をしているテレビ局は、気をつけておいた方が良い。

恣意的に「禍の過剰解釈」を垂れ流している可能性大。

「陽性者」という表現をしているテレビ局の方が、信頼出来る。

要は、テレビの報道の仕方に踊らされちゃダメ。

 

そして「医療の崩壊はもう間近」について。

皆さんは感染症がどの様に分類されているか、知っていますか?

ちょっとこの表を見てみましょう。

感染症は1類~5類まで分類されており、今のところコロナウイルスは2類に分類されています。

ところが、この表を見てもらうとわかる様に、コロナウイルスに関しては1類よりも厳しい制限がされています。

これはなぜか?

これは厚生労働省の官僚であり世界保健機関の名誉事務局長である某氏が、

この分類(というかこの制限)にコダワリを持っているからです。

 

なぜこのコダワリを持つのか?

この某氏の仕事は「感染者を減らす事が自らの最重要課題」なので、

徹底的に締め付けて数値をゼロに近付けたいのです。

 

もし5類のインフルエンザ並みにしてしまった場合、何かしらの責任問題になってしまう可能性もある

官僚や公務員は、個人で背負わされる責任が大嫌い

なので責任逃がれの一環で感染症分類のランクを下げない。

だからそのシワ寄せが医療現場に回ってきて、現場がパニックになっているのです。

(医療現場の人達は法雨等に大変だと思う。ブルーインパルスとかは飛ばさなくて良いから、もっと実利になる手当てを!)

 

もし本当にエボラ出血熱やSARSなどよりも毒性が強ければ…

郵便局にて郵送とか、無理でしょ(オイラが郵便局員ならストライキ)。

こういう検査が広く行われている、っていうことは…4類レベル以下という事。

 

12/18の全世界での新規感染者(日本に関しては陽性者)のグラフ。

見よ、この日本の「地を這う様な折れ線グラフ」!

テレビの報道では絶対に出てこないグラフ。

真実が知られちゃうと、(In My Pocketな)政治家(責任逃れの)官僚も都合が悪い。

 

世の中が何か大きな事でザワザワしてる時は、必ず裏で何かが起こっている

それを見越して、自分の経験値の中から正しい答えを導き出しましょう

 

 

では皆さん、病気や怪我に気をつけて、良いお年をお迎えくださいまし!

2020霜月の酒丸。

 十一月。

霜月となりました。

酒丸です。

なんと本日は「13日の金曜日」!

2020年は「13日の金曜日」が3月と11月の2回のみ。

そのうちの1回でブログ当番!

なんだか引きが良い!

 

 

 十一月の別名は「霜月(しもつき)」。

霜月の由来は文字通り「霜が降りる時期」なんですが…

関東以西に住んでいると十一月はまだそれ程寒くはない。

じゃあなぜ霜月というのか?というと…

本来のこの暦は旧暦で考えるからなのです。

昔の霜月とは、今で言うと12月~1月くらいのこと。

霜が降りる時期ですね。

ちなみに霜とは、

空気中の水分が水蒸気にならずに氷の結晶となり、

地面や窓に付着した物を言います。

同じ条件で空気中に出来た氷の結晶が、雪。

つまり霜とは地上で出来た雪と言う事。

 

今年は今週になって、急に寒くなってきました。

なのでたまには、ドライボーンズのウールトラウザーズについて書いてみようかと。

 

 

 私はBS放送の映画をHDDに録画しておいて、

後日時間が出来た時にドンドン観る様にしております。

 

今週から鑑賞し始めたのは、9月にWOWOWで放送された「ゴールデン・リバー」。

 

観始めてからちょっとタイトルに違和感があったので調べてみたら…

ゴールデンリバーはやはり和名で、本来の名前は「シスターズ・ブラザーズ」でした。

それにしても和名のタイトルって、最近ちょっとイマイチなのが多い。

日本の映画界、がんばれ。

 

 

さて。

この映画について、内容についてはあまり触れないでおこうと思います。

まだ私も観終わっていないし、全体像を把握出来ていない。

ただ、私が観る映画は基本的に古臭い映画なので、必然的に時代考証や衣装に目が行ってしまう。

 

この映画の設定は1851年、

カリフォルニアで金が見つかりゴールドラッシュが始まったのが1849年だから、

その2年後。

時代的にはストライク!

なぜならリーバイスがジーンズを作り始めた頃の話だし、

アメリカンメンズクロージングを紐解いていくと、

1920年代のワークウエアの根源はこの頃の年代から始まっているのだ。

特に…

アメリカンワークウエアの根源であるウエスタンウエアとは、

このゴールドラッシュが起因している部分が大きい。

 

アメリカとは、1492年にヨーロッパの海賊達が東海岸に辿り着いて以来、

数百年間は東海岸沿いで発展してきた。

その後国家として独立し、

西へ西へ開拓が始まり、

産業革命があって鉄道が敷かれ、

ゴールドラッシュがあって一気に西海岸沿いが開拓されていく。

 

この「西へ西へ」が、イコール「ウエスタン」文化となっていくのだ。

 

フィフティーズの頃のウエスタンギャバジャンなどもウエスタン文化ではあるけれど、

それは実は戦後の「新しいウエスタン文化」

この事については近々ブログでちゃんと私なりの見解を書いていこうと思うけれど、

実は戦前と戦後のウエスタンは全く別物なのだ。

 

 

んで、このゴールデンリバーという映画。

時代考証、衣装、共に完璧。

素晴らしい。

肩や袖、背中にたっぷりと余裕を取ったワークシャツ、

ショールカラー中心の厚手素材のベスト、

武骨でラフなサスペンダーにブーツ。

19世紀後半のウエスタンワークウエア、猛烈にカッコイイ。

 

なかでもこの写真が、秀逸!

主人公のひとり、シスターズブラザーズの兄イーライの後ろ姿。

暗殺者として報酬は受け取っているが、それももう終わりにしたい。

手前には殺めてしまった血だるまの相手が転がり、頭にはビーバーハット、両手にリボルバー。

そしてウールトラウザーズの後ろ姿は、ハイバックなのだ!

 

こんな感じのデザイン。

1910’s Jocky Trousers!

 

ハイバック部分のアップ。

後ろ中心が競り上がって先端がV字型に割れ、その先端にサスペンダーボタンが付く。

 

前から見てみると、こんな感じ。

後ろ中心の裏には総スレーキで、若干持ち上がっている裁断。

ちなみにフロントの作りはナットボタンやフックなど、こんなに豪華な作り。

 

そしてこのウールトラウザーズには、こんなジャケットがセットアップ。

1910’s Herringbone Jockey Jacket

大振りなブラウン系へリンボーン、まるで19世紀後半の人みたい。

 

 

そして更に、つい最近別の素材の同型トラウザーズが入荷!

1910’s Homespun Jockey Trousers!

サイドビュー。

同素材でキャスケットもあり。

グレーとブラウンの2色、近日中にオンラインショップにもアップされる予定。

 

ちょっとこのコロナ禍でオンラインショップ掲載が遅れており、申し訳無い。

 

随時アップしていく所存です!

 

 

 

そうそう、コロナ禍で思い出した。

ちょっと書いておきたい事があります。

ここ数日、またしてもマスコミ中心に

「感染者が増えてきた~!」だの、

「第3波が~!」だの言っていますが…

日本は全世界でも稀に見る新規感染者数の少なさです。

この表の一番下の白いラインが日本。

地を這う様な折れ線グラフが日本。

 

一体誰の指示でそんなにもビビらせてるんだ?

欧米と東アジアを一緒に考えてはダメ。

全く別の広がり方をしているのに。

2020神無月の酒丸。

 

 十月。

神無月となりました。

酒丸です。

 

十月の別名は「神無月(かんなづき)」。

この神無月の由来はちょっと面白くて…

この月は全国の神様が出雲大社に集合してしまう為、諸国に神様がいなくなってしまうらしい。

この為、出雲の国ではこの月の事を「神在月(かみありづき)」と呼ぶ風習が残っているとか。

出雲大社に集まっている神様は「様々な御縁」に関して打ち合わせをするらしく…

恋愛や結婚の件はもちろんの事、仕事の御縁、翌年の天候や農作物の収穫まで議題にのぼるらしい。

神様も大忙し。

 

実は私も忙しい。

先月のブログでも紹介した様に、私は現在実家のリフォームを続けておりまして…。

先月末にやっとひと部屋、床材を貼り終えました。

ジャーン。

床材は同級生が営む材木屋(滝口製材所)から購入。

桜の無垢板。

「赤の特A」という品番にしてみました。

すごくピンクで、綺麗!

この先一生過ごす床なので、贅沢してみました。

 

貼ってくれたのは君津が誇る壁画アーティスト、G-ARTのヒデちゃん。

さすがプロ!と唸らせる仕事っぷり。

こういう仕事は、素人がやっちゃうとダメだと痛感。

きれいに貼ってもらえました!

 

 

 さて。

床材の充実で上機嫌なので、今回はナッソージャケットについて考察。

ナッソーといえば一番有名なヴィンテージ はやはりコレ!

エディ・コクランが着ていた事でも有名な、カーメル型ナッソージャケット。

厳密には、アメリカでは「ハリウッドジャケット」という名前が一般的です。

ナッソージャケットだと、たぶん通じません(汗)

これはおそらく、日本独自のネーミングだと思います。

 

この写真は、以前私が持っていたモノと同じ物。

レーヨン地にシルクネップの入った代表的なデザイン。

カーメルタイプにはレーヨンの他にもシルクやウールなど様々なバージョンが存在しているらしい。

 

これがヴィンテージ に付くネーム。

どこにも「ナッソー」なんて単語はありません。

ハリウッドスポーツウェアという会社が作っていた「カーメル」という名前のジャケット、という事です。

 

ちなみに「ナッソー」も「カーメル」も地名です。

「ナッソー」とはカリブ海に浮かぶバハマ国の首都の名前、とってもリゾーティなジャケット名。

そして「カーメル」は、カリフォルニア州中部の町の名前で、ギャラリーが多い事で有名な芸術家の町。

 

まぁいわゆる、1950年代独特の「リゾートウェア」という事です。

当時のリゾートとは、スポーツと同系統に扱われていたアメリカ国民の行動パターンのひとつ。

第二次世界大戦後、という歴史を背景にして考えてみる必要があります。

 

戦争という名の大量殺人を行ってきた国民に対し、

政府がプロバカンダ(心理操作)のひとつとして奨励したのが「リゾート」と「スポーツ」なのです。

 

もう兵役も終わったので、余暇を与えますよ~

その余暇でスポーツを楽しんだりリゾートに行ったりして、経済を回してね~

もう決して殺人のこととか、思い出さない様にしてね~

 

みたいな、プロバカンダ政策。

 

そんなカーメル型ジャケットの特徴は、

胸のひだやカフス・脇線の特殊なカット、

そして一部の愛好家から「ブタ鼻」と呼ばれる特殊な2つ穴ボタン。

 

ここで皆さんにちょいと説明。

ボタンには大きく分けて2つ穴と4つ穴があります。

基本的に4つ穴の方が「しっかり固定できる」ので、

ちゃんとしたシーンで着る服、

例えば軍服だったり高級なスーツだったりドレスシャツだったり、

に使われます。

 

更に並行掛けかクロス掛けか?でも分かれます。

クロス掛けの方が丁寧な仕事。

もっと言えば、手仕事のクロス掛けがベスト。

 

これに対して2つ穴は、もっともっとカジュアル。

手仕事ならばあまりほつれる事は無いけれど、

基本的にはボタン付けミシンで付けるので、

出ている余り糸を引っ張ってしまえばポロンと取れちゃいます。

カジュアルな服だから仕方ない。

 

つまり、ナッソーやカーメルなどはあくまで「リゾート&スポーツウェア」なので、

4つ穴ではなく2つ穴のボタンである事が重要なのです。

 

 

そして…ここから自社商品の説明です。

今回のドライボーンズのカーメル型ナッソージャケットは、ネップウール!

 

しかもなんと!

上下セットアップでも着られます!
(ボトムのリンクはこちら

 

そして「ブタ鼻」と同じでは無いけれど…ちゃんと2つ穴のボタン!

 

生地のアップ。

ブラックにオフホワイトのウールネップ。

他にグレー地にワインネップもありますが、残りわずか(写真も無し)。

 

 

もうヴィンテージで出れば¥100,000越えは当たり前、

素材や色が良ければ¥200,000越えの世界。

 

ドライボーンズなら、まだサイズを選べます。

あ、キングも!

 

 

 

 そしてここからは全く別の話題。

神無月に入ってから全世界に流失したニュース、皆さんはもう観ました?

 

学術誌「nature」が発表した、

新型コロナ(Covid-19)の遺伝的危険因子が見付かった、

という話。

 

ネアンデルタール人由来で、日本を含む東アジア人はほとんど持たないらしい。

これがその遺伝子の分布図。

 

確かに日本や朝鮮半島は、ほぼゼロ。

逆に多いのは…バングラディシュやインド、パキスタン、インドネシア。

次いでイスラエルや北欧、南欧が続く。

 

そう言われてみると…

確か数ヶ月前、イギリスでの重症者はインド・パキスタン系に多いとニュースで言っていた様な…。

という事は、日本人はもうそれほどコロナを恐れなくても良いのでは?

 

 

ネアンデルタール人。

3,500,000年前には、ヨーロッパに現れていた現代人の近縁種。

24,000年前には絶滅してしまったらしい。

日本では旧石器時代に区分される頃。

 

その後、13,000年前には縄文時代が始まっている。

(この文明はネアンデルタール人ではなく、ホモ・サピエンスらしい)

奇しくも、今日は十月九日「土偶の日」

(土偶柄アイフォンケースは、コチラコチラからどーぞ!)

ではまた!

2020長月の酒丸、その2。

 九月。

長月二回目の登場となりました、酒丸です。

このシルバーウィークを越してから、一気に涼しくなりましたね。

過ごし易い。

 

が、台風が増えてくるのが怖いです。

 

特に私達千葉県南生まれにとっては、2019年9月9日の台風はトラウマになってしまっており…。

 

ちょっとその事について、ここで書かせてください。

 

 

 2019年9月初旬。

飲み友達十数人と共に、千葉県館山市の「沖ノ島」という観光スポットに遊びに行った。

私が幼い頃から遊びに行っていた島で、磯遊びが楽しい!

 

近年は温暖化が進んだからなのか、それとも色んな道具が良くなったからからなのか…

熱帯魚がたくさん、見られる!

ルリスズメだったり…

クマノミだったり。

 

そんな磯遊びを満喫した後、私の実家に皆が集まってのBBQ。

後輩からサザエの差し入れがあったりして、スーパー楽しい。

ところが、天気が急変。

BBQが台無しになる程の豪雨になってしまい、途中で切り上げて東京に戻った。

 

 

そして9月8日。

超巨大化した台風15号が、ジワジワと千葉県に近付いてきた。

我々千葉県南に住んでいる人達は、先人から言われていたことがある。

「東京湾を駆け上がる台風には気を付けろ」

 

東京湾を駆け上がる台風になる、という事は …

我々の地元はこの地図で言うと台風の右側になる、という事。

こうなると太平洋の湿った空気を巻き上げながらの北上になるので、物凄い雨風になるのだ。

 

案の定、経験した事が無いほどの雨と風!

 

しかもこの時間帯(夜中の2時前後)、おそらく館山最南端の布良漁港辺りで竜巻が発生。

この竜巻は布良から西岬、館山、南無谷、岩井袋と次々に襲い、各集落を壊滅的にしていった。

 

 

この夜が明けて…

千葉県はこんな状況。

東京湾沿いの集落はことごとく停電。

電柱が折れ、高圧電線が倒れ、電線が切れまくった。

 

数日間の停電は当たり前、中には復旧まで2週間以上かかった地域もあった。

 

私は台風が去って館山道が開通して、すぐに帰省した。

すると…

実家の庭はこんな事になってた。

大き目の植木鉢も倒れ、どこの家の物かもわからない鉄板などの大物が無数に飛んできていた。

近所の家からたくさんの瓦がふっ飛んできて、実家の屋根にも着弾。

何十カ所もトタン屋根に穴が空いてしまった。

この穴から雨水が天井裏に通り、各部屋はシミだらけでビショビショ。

とりあえず屋根に登って防水テープで応急処置。

 

 

市内のパトロールに向かった。

 

実家から徒歩数分のガソリンスタンド。

屋根の支柱が風で折られ、ポンプに直撃。

 

市内の見晴らしの良い場所にある墓地。

墓石がたくさん、倒されていた。

割れちゃっていて、ご先祖様にも申し訳ない。

 

寿司屋。

二階の客間が屋根ごと持っていかれてる。

その後、この場所は更地になっちゃった。

 

そんな現状を見て…

地元の役所勤めの同級生とも話し、

まずは屋根の応急処置に使うブルーシートなどを知り合いから送ってもらう事にした。

 

早速SNSを使って告知。

多くの友人知人から、たくさんのブルーシートを送ってもらった。

その際は、本当にありがとうございました。

 

 

画して千葉県内の多くの住宅は、ブルーシートで覆われた被災地と化した。

その数、実に80,000棟以上。

台風直後は、多くのマスコミが押し寄せて被害を報道。

だからこそブルーシートが集まったという事実もあるだろう。

 

ところがその一カ月後の台風19号で話題は長野や福島に移ってしまい、

千葉県はほとんど報道されなくなってしまった。

報道が無い=もう復興した、ではないのに。

 

80,000棟以上が被災してしまっているのに、

大工さんや瓦屋さんなど修理が出来る専門職の人達は数百軒、

到底足りる訳が無い。

 

次に私は、店で集めた募金を一番有効に使ってくれる団体を見つけ出してどんどん送金していった。

それが房総復興ブースターだ。

募金で集まった現金で千葉県以外からの職人さん達を集め、

交通費と宿泊費を負担して仕事をしてもらうという画期的なシステムだった。

 

この団体は200万円以上の集金をして、約300軒近い修繕を行った。

素晴らしい機動力。

 

その頃、うちの実家にもやっと役所から検分の人が来てくれた。

被害状況をチェックし、補助金へと繋げてもらう大切な行事。

台風被害から約2カ月くらい経った11月初旬だった。

内心「遅い!」とは思っていたけれど…

ウチの実家はこの時点では無人、人が住んでいる家を優先した方が良いに決まってる。

 

ところが…

検分が11月の初旬で、罹災ゴミの受付終了が11月下旬という連絡があった。

おいおい、そりゃ無いだろ!

検分されなきゃ補助金の出方が判らないから部屋の中がカビだらけになっても待っていたのに、

修繕の業者も決められない(圧倒的な不足)ウチにゴミの持ち込みも受けてくれないなんて。

きっとたくさんのブルーシートも行き場を失うだろう、と思っていた。

 

 

年が明けて2020年の正月。

やっと屋根の修理を受けてくれる業者が見つかった。

後輩の会社を通して、板金屋さんを手配出来た。

 

ところが。

1月から始まったコロナ禍で、千葉県内の工事が次々に遅れ出した。

業者が遠方から来られない事態がアチコチで発生、

4月の緊急事態宣言で工事そのものがほぼストップしてしまった。

 

ウチの屋根は…「なんとか4月中には」という話が、5月中になり。

6月中になり、7月中になった。

そして7月の最終週、やっと修理完了!

業者の皆さん、そして後輩の会社、ありがとう!

新品のトタン屋根、嬉しいよ!

 

屋根が新しくなったので、やっと室内の修繕も始められる。

コロナの影響もあってウチの会社もリモートワークが発達させてきたので、

追々は館山に住めるように、自分でリフォームしていこう、と考えた。

 

だからこそ気になった、罹災ゴミの出し方。

調べてみると…なんと今年の11月30日で手数料の減免終了。

あと二カ月しか無い(汗)

自治体は…

80,000棟の罹災だったり、

大工の圧倒的不足だったり、

コロナの影響による人の移動規制だったり…全く考慮してくれない。

 

当然、あの時私が友人・知人から送ってもらったブルーシートについても同じ。

それを思うと胸が痛い。

 

そうしたら…こんな告知が出てきた。

私の予想では…クレームも多かったんだと思う。

本来の平常時ならばブルーシートは建築資材、

ただの家庭用ゴミとは分けなきゃいけないから処理も高額なのだ。

そんな最中、たまたま知り合いの知り合いが、

使い終わったブルーシートでバッグを作ってる!との情報が。

 

これに乗らない手はない、と思い、直接連絡を取って仕入れの交渉。

無事に入荷となった。

まずはランドリーバッグ。

すごく大きい。

口の幅が90センチ近く、深さは50センチ以上。

かなりな量の洗濯物が入ります。

 

そしてこんな風にネームが付いている。

この「SUN&RICE」さんが、このバッグを企画製造販売している団体。

プリントネームには…

「UNTIL ALL THE BLUESHEETS ON OUR ROOFS BECOME BLUE SKY…AGAIN」

簡単に訳すと…

「私達の屋根の全てのブルーシートが、再びブルースカイになるまで」みたいな感じ。

正に私の想いと一致。

 

なので「相乗り」させてもらう事にして、ドライボーンズネームも付けてもらった。

トートバッグもあり。

内側もチェック。

#3000のしっかりしたブルーシートなので、裁断後のロックミシンも不要。

しっかり縫われてます!

 

但し、あくまで屋根の補修で使われていたブルーシート。

ところどころに破れや汚れもあるかもしれません。

それはそれで

「ちょっと転んで擦り傷がついちゃった利かん坊」

くらいに愛おしく思っておいてください。

ランドリーバッグは¥4,500+消費税、

トートバッグは¥2,700+消費税。

SUN&RICEさんより割高にはなりますが、ドライボーンズ直営店舗のみで販売します。

オンラインショップにも並びません(商品の性格上)。

 

 

 

ウチの田舎の80,000棟の家々からブルーシートが無くなり、ブルースカイになります様に。

2020長月の酒丸。

 九月。

長月となりました。

酒丸です。

 

 

九月の別名は「長月」。

この由来は「夜長月」が長月になったらしいとも、「長雨月」が長月になったとも言われており。

先月と比べて、俄然過ごし易くなってきましたね。

 

 

実はワタクシ、今実家のリフォームを行っていまして…

台所を片付けていたら、こんなモノが出てきました。

アメリカ軍のカラトリーセット。

何故こんなモノが実家にあるんだろう?

(ウチの父は、子供達には内緒でアメリカ軍の兵士だったのか?)

なのでドライボーンズ東京店に並べてみました。

3点セットで¥3,000+消費税。

こんなアイテムもちょこちょこ並べてますので、店頭を覗いてみて下さい。

直営店舗間ならば取り寄せも可能です。

 

 

 

 さて。

そんな秋、夜も長くなっていくこれからの時期に着たくなるアイテムと言えばデニム。

それまでは暑過ぎて、ジージャンの事とかあんまり考えられませんでした…。

もう夕方にはすっかり涼しくなってきたので、俄然羽織り物が活躍する時期。

 

 

 そこで今回はちょっと趣向を変えて…

「羽織り物」の変わり種をご紹介。

カブる羽織り物!

一番有名なアイテムは、これ。

U.S.ARMYのプルオーバービッグポケットデニムシャツ。

第一次世界大戦から太平洋戦争くらいまで使用されていたユーティリティジャケット。

稀にPWと大きく描かれ、戦争捕虜のユニフォームになっている事もあり。

 

そしてこのヴィンテージと同時期に、民間の「BOSS」というブランドで…

こんな襟付きのでニムプルオーバージャケットが作られていたのです。

こんなネーム。

かっこいい。

 

このボスというブランドはロサンジェルスのワークブランドで、創業はなんと1889年。

カリフォルニアのゴールドラッシュ(1849年)で一山当てようと考えたのでしょう。

魁であったLEVI’Sが馬でジーンズをひっぱっているネームならば、

ボスはそれよりもっと強いイメージで「象がひっぱっている」デザイン(笑)

 

なので…

もしこんなボスの「かぶり羽織りモノ」を、

当時のLEVI’Sが意趣返しで生産していたらどうなったのか?

というSF的なでザインで作ってみました。

 

それがこれ、デニム・プルオーバージャケット!

 

リーバイスが手掛けていたら、という設定なので…

当然、力が掛かる前開き部分やポケットはリヴェット留め。

 

プルオーバーというデザイン上、ボタンに意匠を設けた方が雰囲気が出るので…

UNION MADEと刻印された20ミリ幅のボタン。

これも古臭さの演出。

 

 

 

時代は下って1950年代後半~1960年代。

アメリカは東海岸からアイビーブームが流行し始め、多くのブランドがその波に乗ろうとしました。

大きなストア系ブランドも乗っていて…

J.C.PENNEYもこんなホワイトツイルでジージャンを作ってます。

1960年代くらいになってくると、LEVI’Sは既に557の形になってしまうので…

このJ.C.PENNEYの様な、いわゆるセカンド型プリーツジャケットはもう生産していない。

この事が残念なので…

このアイビーブームをちょっと深堀。

 

 この1950年代後期に東海岸で発生したアイビーブームとは、

当時のインテリジェンスな若者達による「懐古復興ブーム」でもあります。

なよっとしたスタイルではなく、昔の質実剛健なスタイルに戻るべし!という流れでした。

その「1950年代後期の若者が唱える、昔の質実剛健なスタイル」とは、

イコール「1920年代頃の、アイビー文化(8大学)華やかなりし懐古趣味的なスタイル」な訳です。

だからこそチノパンにバックストラップをつけてわざと古臭くしてみたり、

労働着として着られていたボタンダウンシャツが復興したりしたのです。

 

ならば、もしLEVI’Sが懐古趣味を復興させたら…

557のサードスタイルではなく、506のファーストに違いない。

というSF的な発想で作ってみたジャケットがこちら!

生成り、というよりほとんど「ブロンド」に近い色味のデニムを使用した、ファースト型ジャケット

 

せっかくの懐古趣味復興なので、Tバックスタイルでバックストラップ付き!(これがないと意味が無い)

 

生地の接写。

写真を見てもらえれば分かる通り、物凄くザラザラした表情のムラ糸デニム

これこそ1920年代復興の様な、生地の風合い。

 

 

更に図に乗って…

生地を変えてセカンドタイプも作ってみる。

ブラックデニムのセカンドタイプジャケット

生成りやインディゴデニムとは違い、グッとクールに見える懐古趣味

 

後ろ姿を見てもらえれば分かる様に、細腹という脇身頃を装備。

徐々に立体裁断化してきたLEVI’Sの歴史も垣間見られる。

 

ネームはレザーではなく生地にプリントされた、実に古臭い懐古趣味的な物を使用。

1930年代のLEVISにも、そんなレアなスタイルが。

今やお宝レベルのヴィンテージ、213。

 

 

 

そんなマニアックな深掘りが多数見受けられるドライボーンズの2020年秋冬コレクション。

明日からこんなイベントを開催します!

2020年、秋のガラガラポン!

豪華景品を取り揃え、今回もハズレなし!

是非お越し下さいまし!

2020葉月の酒丸。

 八月、葉月を迎えております。

酒丸です。

暑いですね…。

尋常じゃない暑さ。

 

 

八月の別名は「葉月」。

この由来は「葉落ち月」が省略されて葉月になったという説が有力。

本来なら八月はもう初秋、

葉が落ち始めて秋に向かう事からの葉月なんですが…(汗)

 

 

暑い。

尋常じゃない暑さ。

葉が落ちるどころか、ワサワサに繁ってる。

なので草刈りをせねば。

 

 

介護やリフォームで帰省していたので、庭の草刈りも進めてみた。

まずは物置小屋の裏。

写真では分かりづらいけれど、歩くスペースが無いくらい雑草天国。

なので草刈機を駆使してバッサリ。

おお、綺麗になった~!

 

 

そして別のスペース。

物干し台やベンチが置かれていた一角、けっこうなジャングル状態。

ここも草刈機でやっつけた。

おお、縁石がちゃんと見える様になった!

 

 

最後に広い元畑のスペース。

この時点で午前中の10時くらい。

Tシャツも日焼け止めの長袖シャツも、滴るくらい汗でビショビショ。

水やスポーツドリンクが、砂漠に水を撒く様にゴクゴクと入っていく。

赤く丸印を付けたところを残して、終了としました。

何故残してしまったのか?

もう気持ち悪くなってきて、頭がくらくらしてきたから。

熱中症の症状だった。

あとほんの1割くらいだったけれど、これをやっていたら救急車レベルだったと思う。

危険なくらいの暑さ。

自分の体力の過信にも、ご注意を。

 

 

 

 さて。

そんな暑い最中なので、まだ秋物の紹介をするのは早いかな、と思い…

比較的1年中欲しい人が多い、ボーリングシャツの紹介を。

 

 

今年のボーリングシャツは…ブラックキャット!!

背中には「KATTENSTOET(カッテンストゥッツ)」と言う聞き慣れない単語と共に3匹の黒猫。

このKATTENSTOETとは北欧ベルギーで開催される「猫祭り」の事で、1955年から行われているパレード。

猫は害獣であるネズミを獲る為、衣料用羊毛を食い散らかすネズミ退治のために重宝された。

羊毛倉庫からネズミがいなくなったら猫を放逐する事からこのお祭りになったらしい。

 

 

1955年のパレード開始辺りから存在していたかの様な、当時っぽい佇まい。

ちなみにこの写真は、1950年代の黒猫が主役になる映画のオーディションの様子。

男の子のテックスメックスなベストも、素晴らしい。

 

 

胸にはしっかり「BLACK CAT」、この単語に反応する人は多い。

 

 

襟には刺繍でボーリングマン

背中はフロッキープリントで襟が刺繍、というバージョンは1950年代後期~60年代にかけて多い。

これは1950年代当時の技術革新が大きく影響している。

 

 

1940年代後期の当初は、

レーヨンツイルに平刺繍を施したスポーツシャツとしてのボーリングシャツが多かった。

所属のチームや戦争の際の部隊名、職場での慰安用シャツなどもあった。

その後、チェーン刺繍が増えていく。

これはチェーンステッチミシンの使い手が増えた事で、量産体制に拍車がかかったのだろう。

1950年代中期頃から「ウオッシャブル・レーヨン」という素材が登場。

時代背景もあり、一気にカラフルなボーリングシャツが増えていった。

第二次世界大戦が終わりその後の朝鮮戦争もひと段落つき、

全世界に散っていたアメリカ軍の若い兵士が国内に帰還してきた。

一番稼げる年齢層の人員が補強され、

戦後補償もバッチリ取って自国本土での戦闘も無かったアメリカは世界一の裕福な国となった。

洗濯機もいち早く各家庭に流通し、

ここで始めて「自宅で水洗いできる刺繍入りレーヨンシャツ」が確立していった。

1950年代後期にはプリント技術も進化し、最先端のフロッキープリントも確立。

水洗いすると縮んでしまうチェーンステッチより、

最先端のフロッキープリントの方が重用され始めた。

更に1960年代にはシャツ用のポリエステル混紡コットンも広く流通し、

1960年代中期にはポリ混プリントボーリングシャツが一般的になっていった。

1940年代~50年代~60年代にかけての…

戦争、兵士の動き、電化製品の進化、繊維の多様化、

刺繍やプリントなどデザイン意匠の多岐化などが、一気に花開いた時代だったのだ。

 

ドライボーンズとしては…

「レーヨンに刺繍」

「コットンにフロッキープリント」かの2種類に絞り商品化する様にしている。

当時のアメリカとは違い、21世紀の日本は素材や技術がどんどん選べなくなってきているので…

出来る技術で面白くて楽しい事を、古臭く提案していきたいのです!

 

もちろん、ボーリングのピンの形をしたボタンを使用。

当然、オリジナルで型から起こしてます。

 

 

他にも…

コットンブロードにサボテンのフロッキープリント。

これの元ネタは、アメリカ製2ストオイル(超マイナーメーカー)。

中西部のモーター系ガレージの片隅に掛かっていそうなデザイン。

 

 

更には…

同じ素材で「宇宙人襲来!」

1950年代の有名なSF映画を元ネタに、チープ感満載なデザイン!

 

 

ドライボーンズでは…

ボーリングシャツは半袖ながら年間商品として店頭に並べております。

だってボーリングは一年中出来る屋内スポーツでしょ?

ならば一年中店頭に置いておかねば。

1950年代からタイムスリップしてきた様な人達に申し訳ない。

 

 

 

 八月、帰省中の楽しみはやっぱり晩酌。

十代の頃からの大先輩である「仲村屋」さんにて、お造り盛り合わせを頼んだら…

こんなに豪華な一皿が!

サザエにトコブシ、マグロの脳天…超豪華!!

もし千葉県館山市に観光で行く事があったら、寄ってみてください。

何を食べても、絶品です!

 

この「仲村屋」の仲村さんは、

オイラの9つ上の先輩(いわゆる先輩の先輩、的な関係性)。

若かりし頃はクールスと競り合っていた

「POOR BOYS(プアボーイズ)」という不良グループのメンバーでもあった(通はパボーイズと発音する)。

ちなみに…当時のパボーイズの写真や雑誌の切り抜き等、お持ちの方がいたら見せて欲しいです!

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