2021長月後半の酒丸。

 九月も後半、シルバーウィーク真っ盛り。酒丸です。

先日の中秋の満月、見る事が出来ましたか?

拾い写真で申し訳ないんですが…(汗)

なんでも「中秋の名月」と「満月」が重なるのは8年ぶりだったらしいですね。

天気も良かったので、まだ低い位置にある満月は物凄い明るさ。

久しぶりに月の迫力に圧倒されちゃいました。

 さて。

迫力に圧倒された話の延長なんですが(強引)…

ワタクシ、数年前にSNS上で拾ったこの写真に圧倒されてしまいました。

1890~1910年代頃の、カーハートのワークジャケット…らしいっす。

この写真だとカーハートの面影も判らないんですが…

持ち主がそう書いていたので、そうなんでしょう。

カーハートの創設は1889年だったと思うので、

きっとその頃のワークジャケット。

当時のカーハートは4台のミシンと5人の縫製職人でモノづくりをしていたらしいので、

もしこのジャケットがその当時の物ならば、この迫力も納得。

片方の身頃しか発掘されたかった様ですが…

この右前身頃の腰ポケットと変な位置にある胸ポケット、斬新!

しかも、ポケット口が、全てリベットで補強されてます。

(リーバイスがポケットのリベット補強に関して特許を取ったのが1873年なので…

特許を無視したのか、それとも特許はパンツだけに限られていたのか…。)

私は1920年代~50年代頃のアメリカやイギリス、日本の服が好きなので多角的に検証していっているんですが…

19世紀のモノも勉強したい。

なぜなら、歴史とはモノづくりの連続性だから。

でも、もうさすがに19世紀のモノは現存数が少なくなって来ており、

そういった意味でSNSで全世界の人と繋がれる事は非常に嬉しいのです。

こんな発見があるし。

そしてこの写真の衝撃の数年後、作るチャンスが巡って来ました!

それがコレ!

ゴールドラッシュ・ワークジャケット!

右前身頃のみの写真から全身像を推測、

プロファイリングしての商品化。

裾のカッタウェイラインなんて、涙モノ。

ちゃんと当時物っぽく…

ポケットの地の目は横取りにして、ポケット口にはセルビッチを利用。

こうする事で、色落ちがテンコになって古臭くなります。

この写真からはそうなっていると断言は出来ないんですが…

ヴィンテージのポケット底部にパッカリングが出ていることから、横に縮んでいることが分かります。

つまり、このカーハートのジャケットのポケットは、生地が横取り。

そして写真からも分かるポケットのリベット。

剥き出しの銅素材リベット。

このリベットが全てのポケット口に付きます(凄い手間)

そして特徴的なボタン。

ドライボーンズで作ったこのワークジャケットには、

ラスティなドーナツボタンを採用してみました。

カーハートのジャケットはドーナツボタンじゃないかもしれませんが…

ここは再現よりも、面白いテイストで且つ、機能的なボタンに変更しておきたい。

月桂樹柄エンボスに錆加工、金鉱から発掘されたっぽい感じ。

そしてそして、この秋からはホワイトダックも仲間入り!

ゴールドラッシュ・キャンバスワークジャケット!

本来のカーハートといえば、ブラウンダック。

が、19世紀ならばブラウンよりもホワイトの方が素材としてポピュラーな筈。 


このギチギチに詰まったキャンバス地はデッドストック!

洗い込むほどに風合いが増します!

リベットやボタンはそのまま踏襲しております。

「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので…

この数日は急に暑さが戻って来たけれど、朝晩はけっこう冷え込む様になって来ました。

もうアウターの季節。

こういった着丈がナイスな羽織り物があると、重宝しますよね。

 シルバーウィークは、お彼岸でもあります。

なので私、墓参りに行って来ました。

周りを掃き掃除して、墓石を水で流し、線香をやって来ました。

先祖…というより、先に墓に入った父に、最近の報告などをしておきました。

仕事が大変だの、金が無いだの、今の政権が無能だの、コロナで大騒ぎだの、健康診断で引っ掛かりまくってるだの…。

ふと脇を見ると、鮮やかな彼岸花。

お彼岸になると、絶対に咲く彼岸花。

まるでカレンダーの様にきっちり約束を守る花。

墓の中の父に向かってぶつぶつ言っていたのを、嗜められた気持ちになりました。

「ぶつぶつうるせーんだよ。いつもの事だろ?いつも通りに綺麗に咲いてやってるんだから、ちゃんと愛でろよ」と。

やっとオシャレが出来る気候になりました。

皆様のご来店を、心よりお待ちしております!

あ、そうだ、報告です!

私が住んでいる千葉県館山市で、

同い年で市議会議員をやっている室さんという女性がいるんですが…

彼女が取材してくれて、ブログに掲載していただきました。

ブログのタイトルは「むろあつみの勝手に応援」です。

よかったら御笑読をば。

室さん、恐縮です!ありがとう!