さて、四月になりました。
酒丸です。
四月は「卯月(うづき)」とも書きます。
意味は「卯の花が咲く季節」という事なんですが、
一説には四月だから十二支の四番目である「ウサギ」を当てた、
という話もあるらしく。
何はともあれ…もうすっかり春、これから初夏。
先週末には、散歩を兼ねて「名残り桜」を観賞。
地面に散った花びらも、美しい。
まぁでも、今の世の中はとてもじゃないけどそんな気分じゃない(汗)
もちろん、その原因とはコレ。
4月8日に出た、コロナウイルス禍による緊急事態宣言。
実は近年でも緊急事態宣言は初令されていて…
それは2011年の原子力緊急事態宣言。
(今回はこの件については触れないでおきます)
他には、1948年のアメリカ占領下時代の阪神教育事件。
遡れば1941年の太平洋戦争の開戦。
もっと遡れば、1936年の二・二六事件や1923年の関東大震災なども、
種類が違う戒厳令ではあるけれど似た意味合いを持った発令でしょう。
そして今回のこのコロナウイルス禍、
似たような事がちょうど100年前に全世界で起こっています。
最初は1918年の3月に、
アメリカのデトロイトやサウスカロライナで、
新型インフルエンザが流行し始めました。
その時はまだ第一次世界大戦中で、
アメリカ軍がヨーロッパに進軍した為に、
5月くらいからヨーロッパで大流行。
主にドイツ、イギリス、フランスなどで流行しましたが、
それらの国は士気高揚の為に報告が最小限に抑えられ、
中立国だったスペインの流行ばかりが取り上げられて、
「スペイン風邪」という名前が定着。
国家の都合で報告が抑えられるのは、
某国共産党や無能な国のオリンピックと全く同じ。
(お・も・て・な・し…は、どこにいったんでしょうね)
初動が一番肝心なのに国家の都合や体面が優先してしまい、
その結果パンデミックを起こしてしまう。
その後、日本でも流行。
第一波が1918年暮れ、
第二波が1919年暮れ、
第三波が1920年暮れと足掛け3年に渡ったそうです。
当時の全世界の感染者は約5億人。
当時の世界人口は約18億人なので、
全人類の3割近くが感染した事になります。
その時の日本での感染者は約2300万人。
当時の日本の人口は5500万人なので、
約半数が感染した事になります。
そして。
ここからが重要。
1920年代の日本は第一次世界大戦の特需で幕開けしたわけですが…
それは同時に、
新型インフルエンザであるスペイン風邪との戦いも始まったという事。
そこに大戦景気の反動による戦後恐慌に見舞われました。
更に追い打ちをかける様に、
1923年には関東大震災が発生。
大正デモクラシーが起こり、
政党政治がおこなわれる様になり、
その後の二・二六事件に繋がっていく訳です。
そして挙句の果てに太平洋戦争となり、
国土が焦土となって終戦を迎える、と。
何となく、今と似ていますよね。
バブル景気やITバブル、
失われた30年間の低迷、
東日本大震災、
自民党一党集中、
そしてこのコロナウイルス。
この混乱の先を見据えていかないと、
100年前と同じ結果になるかも。
この1920年代、
日本のファッションでは世界的にも珍しい現象が起こりました。
そんな世の中の厭世感を表現する様に、
魔除け・厄除けとして髑髏を着る様になったのです。
総柄の長襦袢。
髑髏に卒塔婆という斬新且つ排他的なデザイン。
こんなテキスタイルが100年前の日本に存在していた事がすごい。
スター・オブ・ハリウッドよりこっちの方がぶっとんでる。
髑髏の目から蛇が出ているプリントの、羽織裏。
おそらくこれが、1950年代のスカジャンデザインの元祖。
そしてこのデザイン元は、江戸時代の遊郭に置かれていた魔除け。
(本物の髑髏&蛇に似せて作られた陶器製)
そう、江戸時代の遊郭で一番怖かったのは、
ウイルス性の病気の流行なのです(つまり、性病です)。
流行してしまうと遊女や客に一気に広がって商売ができなくなってしまう為、
髑髏に蛇というおどろおどろしい魔除けが置かれる様になり…
1920年代のスペイン風邪流行時にはそれが着物の柄として復活したのです!
こういった髑髏柄着物の展覧会である「野晒展」をドライボーンズが行ったのは、
2019年6月のキットギャラリー。
沢山の人に来場していただき、好評を博しました。
なのでその後、目録も発行。
この目録には1920年代当時の髑髏柄着物ばかり60点以上が掲載されています。
今でも買えるので、コチラからどうぞ。
その時の展覧会用に企画していたシャツがあったんですが…
納期が遅れに遅れて、やっと今年入荷しました!(遅れ過ぎ)
表側は無地。
コットン製なので、水洗いでどーぞ。
しかもなんと!入荷して間がないのに30%割引!
また、この展覧会で一番人気があったのはこの髑髏柄。
薔薇や牡丹の様な花柄の上に、抜染で片目の髑髏。
なので2020年の魔除けとして、作ってみました!
題して「片目髑髏」ハワイアンシャツ 。
素材はレーヨンフジエット、いわゆる和柄ハワイアンシャツ として製作。
色味はブラックと
ブラウン。
相変わらず、柄合わせも完璧!
柄のアップ。
今年のこのコロナウイルス禍、家でじっとしていても出来ることがあります!
それは「髑髏を着て、魔を祓う事」。
ドライボーンズでは他にも…
髑髏と巻物で「一休和尚の説法」が描かれたハワイアンシャツ 。
(たくさんの種類があります)
また、店内にもあちこちに魔除けの髑髏が鎮座しております。
(これらは非売品です)
しかも!
今回のこのコロナウイルス禍を受けて…
魔除けの総帥の様なネーミングである「ドライボーンズ」としては、
多くの人達の魔除けとなるべく、
「期間限定、ほとんどの商品を30%オフ!」にしました!
新作と定番商品以外の全てを、30%オフにしています!
期間はとりあえず5月6日、緊急事態宣言が終了するまで。
その後は政府発表次第なので、各店舗に連絡してみてください。
(店も電話が繋がらない場合が増えます。
SNSからのメッセージなどが一番早いかも)
店を開けていてけしからん!なんて怒らないでくださいまし。
左側には休業要請を想定する施設、と書かれていて…
その下には、
「床面積100平方メートル以下の小規模店舗などは
感染予防対策をした上での営業を求める」と書かれております。
店の扉は開けつつも、
中で撮影やら通販業務やらをせっせとこなしております。
もし近くを通ったら、寄ってみてください。
魔除け・厄除けグッズが、意外とたくさんありますよ。
(緊急事態宣言発令中は、営業時間が不規則になります)
そうそう、前々回のブログで…
免疫力を高めるには、
日光を浴びてビタミンDを体内に作る事が効果的!と書きました。
その後、個人的にこんな発見がありました。
実はワタクシ、長い事「慢性副鼻腔炎」を患ってまして…
秋の終わりから春先にかけて、とにかく鼻水がヤバイ(汗)
これがきっかけで過去に3回も入院しているほど、重症。
ちょっとでも良くなりたいと思い、色々と調べていたら…
このサプリが良いと聞き、昨年9月頃から飲んでました。
亜鉛。
結果として…今年は、ほとんど重症化していないです。
鼻や気管などの呼吸器関連の免疫機能が上がっている模様。
ひょっとしたらコロナウイルス対策にも、良いのかもしれません。
(別にDHCの回し者じゃないし、私が買えなくなったら困るので買い溜めはしないでね)
では皆様、
この緊急事態宣言下をしたたかに生き抜いて、
100年前とは違う、明るい未来を引寄せていきましょう!
きっと大丈夫。
今地球上に生きてる全員は、
100年前にその苦難を乗り超えてきた人達の子孫なのだ。