さて、金曜日になりました。酒丸です。
まずは、先日行なわれた…
ブラックレザーライオット&ドライボーンズ23周年のイベントに、
多数のご来場、ありがとうございました!
オールナイトのイベントにも関わらず、
最後のニートビーツまでお客様がビッチリで、嬉しい限り!
ああいったイベントの開催側に回って初めて知った事も多く、
本当に大変な作業だと思いました。
関係各社の皆様も、本当にお疲れ様でした!
そして本日は、本格的に寒くなってきたのでインナーの紹介。
個人的にずっと待ち望んでいた「下着的なカットソー」がやっと入荷。
アシンメトリーな前立てに特徴がある、
ロングスリーヴのヘンリーネックシャツ。
元々「ヘンリーネック」の語源は諸説あるが…
イギリス、テムズ川で行なわれる「ヘンリーレガッタ」という
ボートレースのユニフォームが由来、と謂われている。
登場は1800年代中旬頃らしい。
このデザインはその後、アメリカにも取り入れられて
下着として進化していった。
ちなみに、1920年代のワードに掲載されていた商品はこんな感じ。
ドライボーンズとしては…
ここからちょっとだけ進化させてみた。
まず素材。
おそらくこの年代のものだとウールとコットンの混紡であり、
かなり「ちくちく」するのだ。
さすがに1920年代の下着はヴィンテージでも数少ない(消耗品なのであまり残らない)が、
過去に私が出会ってきた物はほとんどが「ちくちく」する系。
なので、ドライボーンズとしては
「ミニ裏毛」と呼ばれる、スエットシャツ用編地の「糸番手の細いもの」に変更し、
「ちくちく」せずに着易い素材とした。
そして…
横から見た写真が一番解り易いのだが、
肩線部分に「地の目を換えて二重にしたパーツ」を装着。
コットンミニ裏毛という性格上、
洗濯機でガンガン洗えるのだが、
干していると長袖の重みで肩が延びてきてしまう。
特にヘンリーネックの場合、ボタンや前立てにまで負担がかかってしまうのだ。
肩線部分に地の目を換えた二重のパーツが付く事で、
そういった問題は一挙に解決。
更に…
袖口リブのアップ。
手首から1センチ当たりの部分にラインが入っている事が解るだろうか?
こういった特殊な段編みは戦前までの下着類の特徴で、
おそらくスパン糸(ゴムが絡んだ、伸縮性のある糸)の出来がまだ完全ではなかった為に
こういった編地を途中に入れて、伸縮性を維持したのであろう。
この手の編みが出来るニッター工場さん、日本ではかなり減ってきてしまった。
また、リブパーツにこの段編みを入れるだけで値段が跳ね上がってしまうので、
どんどん産業として衰えていく一方なのだ。
「安い物」にはそれなりの理由が有り、
「高い物」にもそれなりの理由が有る。
その「違いが解る男」になりたいものだ。
そしてここからはお知らせ。
ドライボーンズ福岡店のお客様並びに近隣にお住まいの方に朗報!
11/25日曜日に行なわれる店頭でのフリーマーケットに、
ワタクシ酒丸が出店します!!
ブラックレザーライオット&ドライボーンズ23周年イベントにちなみ、
私がまだヴィンテージショップを商っていた頃の、
ヴィンテージレザージャケットを中心に持っていきます!
例えば…
上記の写真は両方とも「BATES」のモーターサイクルジャケット。
1960〜70年代のもの。
更に…
左は1930年代のレザージャケット、シルエットが全く違っていて美しい。
右は1990年代のバンソン別注品、オールホルスタイン!!
こういった珍しいレザージャケットだけで30点ほど、
その他に軍物やスカジャン等、ヴィンテージを大放出!
付けているプライスの…半額で売ろうと思っています!
革ジャン好きは集合!
そしてブログの最初に書いたブラックレザーライオット&ドライボーンズ23周年、
実は私も「演奏する側」としてステージに立ちました。
その動画を貼り付けてみたいと思います。
(他のアーティストさんは権利の問題上、難しいので:汗)
オイラ、意外と大きく間違えてる箇所が2回ほどあります(汗)
Leave a Reply