「古きを訪ねて新しきを作り、次世代に繋ぐ」その7。

約1ヶ月ぶりのご無沙汰、酒丸でございます。

この1ヶ月で季節は徐々に春に。

会社の入り口に植えてある枝垂れ梅が、

次々に咲いて素晴らしい香りと景観。

もう立春も過ぎたので、春はすぐそこに。

 

 さて、今日はそんな「春の装い」にふさわしいシャツを幾つかご紹介してみましょう。

今日のブログも長いですが、

最後の方に重要なお知らせもあるので最後までしっかり読んでくださいまし。

 

ドライボーンズではこのところ、

定番的に作っているシャンブレーワークシャツ。

といっても1950年代以降のありきたりな形ではなく、

よりマニアックな形に昇華させています。

それがこれ。

イレギュラーポケット シャンブレーワークシャツ。

その名の通りポケットがイレギュラーな形状をしています。

もうちょっと詳しく見てみましょう。

例えば襟近辺の画像。

台襟部分が豪快に伸びてチンストラップとなっています。

これは防寒対策といより、防塵対策。

1940年代くらいまでのワークシャツは、

このチンストラップが付いているワークシャツがけっこうあります。

これは屋外作業をする人前提で作られており、

特に農園で働く人達には重要なパーツでした。

特に西部で砂埃がヒドいエリアも多かったらしく、

第一ボタンまできっちり止めて砂や埃を防いでいたんですね。

また、肌に直接触れる台襟裏には、

このようにスレーキという別布を使うことも多かったのです。

これはまだシャンブレーの打ち込みが甘く、

すぐに擦り切れてしまわないように強い生地が使われていたようです。

チンストラップといえば、

この「チンストラップ付きカバーオール」も、

大きめのチンストラップが付きます。

このカバーオールに付くチンストラップもメインの効能は防塵用。

ただしこのカバーオールは一応レイルローダー(鉄道従業員)用としてデザインしました。

つまり「石炭の防塵」を目的にしていたりするのです。

こういった違い、意外と面白いのです。

さて、名前の由来となったイレギュラーポケットとは…

この写真を見ればわかるように、

胸のポケットが「左右非対称」になっていることを指しています。

ヴィンテージ業界でいうところの「ガチャポケ(ガチャガチャに付いてるポケット)」という意味。

右胸のポケットはペンポケットを兼ねて作っているので、

中央寄りに別体のペンポケットが付きます。

また21世紀の現代でも着易いようにスマホが入れやすく、

落ちにくい大きさにしてみました(スマホを心臓の近くに持ってくると良くないという都市伝説もあるので、敢えて右胸側にしてみた)。

左胸のポケットは三角屋根が特徴的な、通称山型ポケット。

これはヴィンテージでもあまり見かけないレアなパーツで、

ちゃんとマチが付いています。

当時は懐中時計やタバコを入れるポケットして機能していました。

1950年代以降は大量生産体制になってしまったため、

左右対称のポケットにすることで能率を上げて、

コストを下げたのでしょう。

こういった「ガチャポケ」は、

まだ手作り感が残っていた頃の「職業に対応したモノ作り」を証明する貴重な遺産と言えますね。

先日たまたま、こんな写真を発見。

ガチャポケのワークシャツを着るジェームス・ディーン。

山型ポケットでこそ無いものの、見事に非対称型のポケット。

農場で育ったジミーならではの、貴重なショット。

更にドライボーンズでは、

このガチャポケワークシャツにバリエーションを持たせてみました。

戦前の香りが漂う、クラシックな2色のストライプワークシャツ

綺麗なサックスブルーと、オフホワイトの2色です。

このシャツの重要なポイントはココ。

脇線最下部のスリット部分には補強用のピースというパーツが付きます。

このピースには赤耳、つまりセルビッチを使用

つまり「古い力織機で織られた生地」を使用しているのです!

う〜ん、なんて贅沢なワークウェア…。

そして、

これは前立てプラケットの最下部。

今のシャツから比べると非常に面倒な作りをしていますが、

当時はシャツをボトムに入れて着る事が当たり前だったので、

最下部には装飾が少ない方が着易かったに違いありません。

今は裾を出して着る人も多いのですが、

逆にこの部分がアクセントとなって人の目を惹きつけます。

更にボタンは金属製の非常にクラシックなボタンを採用

3本ラインと星がプレスされ、

その上からラッカーを錆止めとして塗っています。

何度も何度も洗濯していくと、

このラッカーが良い感じに経年変化していきます。

ぜひ着込んで楽しんでください。

 

この2型以外にも、春に向けてたくさんのワークシャツを取り揃えております!

例えば薄手のデニムでガチャポケだったり、

杢シャンブレーでボタンダウンカラーだったり。

2トーンでガチャポケだったり、

 

2色のウォバッシュでラウンドカラーだったり。

1920年代のスポーツシャツと呼ばれるオープンカラーのシャンブレーだったり、

ネイビーの杢シャンブレーでショールカラーだったり。

他にも新作が次々に入荷してきております。

このブログを見ている女性の方も多いと思うので書き添えておきますが…

「ワークシャツをバレンタインデーにチョコと一緒にもらう」なんて、

男として仕事を頑張りたくなっちゃいますよね〜(というコマーシャル)。

 

あ、ちなみに私は…

この「morinagaガトーショコラ」が大好きです(去年も書いたな)

 

さて。

ここからが冒頭に書いた「重要なお知らせ」。

年末に入荷して大人気となった、

ドット柄バンダナクロス柄バンダナ

どちらも猛スピードで売れており完売間近となりましたが、

今まではネイビーの1色しかありませんでした。

ところがやっと!

どちらの柄もレッドが登場します!

速ければ今週末には入荷予定(予定は未定)!

ご予約承っております!!

ではまた!

 

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