「古きを訪ねて新しきを作り、次世代に繋ぐ」その6。

約1ヶ月のご無沙汰、酒丸です。

バタバタだった年末年始を終え、やっと先日行きたかった映画を鑑賞。

GARAGE ROCKIN’ CRAZE!

詳しくはコチラを!GARAGE ROCKIN’ CRAZE!

まぁ、出てる出てる、たくさんの友人たち(笑)

私自身、このイベントの渦中にいたわけではないんですが…

客観的に外国人の視点から見た「東京アンダーグラウンドガレージシーン」とは、

こういう風に見えているのか!と感心。

ガレージ好きな人には図鑑的な役割も果たしていると思うので、オススメです。

 

さて。

今回の「古きを訪ねて新しきを作り、次世代に繋ぐ」の話は、ジージャンについて取り上げてみようかな、と。

 

過去に様々なブランド(メーカー)がジージャン、つまりデニムジャケットを作ってきています。

色々と試行錯誤はあるにしても、おそらくメインストリームになるのはリーバイスの3型でしょう。

その中でも私が個人的に一番好きなのは507XX、通称セカンドです。

もう30年近く前に手に入れ、その後も大切に着ているヴィンテージ。

デザイン的にクラシックで、なおかつパターンもファーストに比べて着易く修正されています。

また、この頃のデニム素材が素晴らしい

おそらくリーバイス史上、一番のデニム素材。

ただ…難点を挙げると、

現代のボトムのウエスト位置と合わない(着丈が短い)、

そして50年代に流行のオープンカラーでデニムという厚い生地のために、

襟の落ち着きが良くない。

なので、ドライボーンズとしてもこのジャケットを十数年間作り続けながら微修正を繰り返してきました。

そしてついに今年の春物として入荷。

2nd Type Denim Jacket

大好きなセカンドを元に…

着丈を約6%長くしてみました。

過去には3%〜8%と色々トライしてみました。

デニム素材の縮率も毎回違うので一概にベストがどこなのか?は表現しづらいんですが…

少なくとも今のドライボーンズが手がけているJEAN ENGINEERINGのデニムならば、このパーセンテージがベスト。

購入後も3、4回目の洗濯までは少しづつ縮んで目が詰まっていくので、

試着時に「ちょっと長いかな?」という程度がベストだと思います。

そしてもうひとつの難点である「襟の落ち着き」については…

本来のオープンカラーに月形の台襟を付け加え

若干カーヴも付けてみました

こうすることで首や型のラインにも馴染むようになるのです。

また、襟を二分割して折ることによってしっかりと畳まれ、収まりが良くなる。

そしてこういった改良をして数年着てきたセカンドタイプが、これ。

あまり多く着ていないので、未だ色もバッチリ。

今のように一番寒い時期に、ヘビーアウターのインナーとしてよく着ています

なので色落ちも全体的にうっすらと落ちてきただけ。

これから3〜4月に一番活躍し、

バイクライディング時には真夏も着ます。

オールシーズン対応型の、重宝アイテム。

 

そしてもうちょっとヴィンテージを見せびらかしておきます(笑)

これも古着屋時代に仕入れて、私物化したもの。

557XX、通称サードです。

これもデニム素材がセカンドに近くて、素晴らしい。

またLeeに遅れをとる事数十年を経て、立体裁断になった記念すべきモデル。

更に、

これは70505、デザインとしては557XXとほぼ同じですが、

着丈が若干長い(その後、更に長い70506という品番も作られた)。

これは時代的に徐々にボトムがローライズしてきた事と、

リーバイスデニムのサンフォライズド(防縮加工)の安定性(というか企業の姿勢)が確立されてきたからでしょう。

この二型を元に、ドライボーンズも製作。

3rd Type Denim Jacket

557XXや507XXに似た色落ちをするデニムを使いつつ、

70505に近いシルエット。

前身頃から見たデザインは立体裁断化されたサードを踏襲しつつ、

やはり台襟をつけて襟の安定を図り、襟裏にスナップボタンを付けてスポーティに

更に…

後ろ身頃にはアクションプリーツ(&エラスティックテープ)を装備し、

より腕や肩を動かし易くしてみました。

出来ることならば、1960年代の日本のカミナリ族に着て欲しい銘品と自負しております(本当にバイクに乗りやすい!)。

 

さて。

こんな風に…

「リーバイスのセカンドとサードを訪ねて、新しいジーンエンジニアリングのデニムジャケットを作り、ヴィンテージの難点を克服して次世代に繋ぐ」という事の説明をしてみました。

でも、これだと片手落ちな気がしており。

なぜなら、それはこの説明がないから。

王道の506XX、通称ファースト。

このデザインの他にも、薄い生地バージョンの213XXやフラップが無くてボタン数が少ない大戦モデルなども、通称はファーストと呼ばれています。

今までドライボーンズは、このファーストモデルは作ってきませんでした。

なぜならば…

このファーストが作られていた1930〜50年代初頭までは時代が混沌としていて、様々なブランドが実に数多くマイナーなデザインを発売しているんです。

これがまた面白い!

なので敢えて王道に触れず、マイナーなデザインばかりをいじって楽しんでいたんですが…

遂にこの春、初のファーストモデル発表です!

まだ納品されていないで、ちょっとぼかした写真にしておきますが(ほとんどネタバレだけど)…

素材違い!そして後ろ身頃をお楽しみに!

(数量が少ないので、予約とかするといいかも)

 

そんなわけで、2017年度も色々と面白いアイテムを揃え、皆様をお待ちしております!

あ、もうひとつだけ、ヴィンテージの自慢をしておきます!

ジップアップ。レアでしょ?

 

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