エドワードジャケットの着こなし術。

さて、金曜日になりました。酒丸です。
あっという間に「師走」ですね〜。
私は明日12/8の土曜日と9の日曜日、名古屋店にて販売応援に立ちます!
中京エリアの皆様、ご来店お待ちいたしております!
そして本日は…やっと入荷してきた、
エドワードジャケットについて。
(なんでも…今年はエドワードジャケットが流行しているとの事。知らなかった:汗)
まずは結構有名な写真をドン!
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色々な洋書に出てくる、エドワードジャケットのお手本の様な写真。
着丈が長く、拝み合わせのフロント1つボタンジャケット、
おそらくブラックのリボンタイ、
細いボトムとゴツいレザーシューズ。
まずはコレを基本として考えてみる。
そして今季久々のリリースとなった、
ドライボーンズグリーンラベルのエドワードジャケット
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グレー(シルバー?)とブラック(チャコール?)の2配色。
襟やポケット口、袖口には敢えてベロアを使用
別珍(ベルベット)ではないところが、1つのポイント。
後ろから見れば解るが…
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非常に美しいライン。
そしてセンターにハギが無い事もポイント。
一枚で後身頃を構成し、これだけ綺麗なシルエットを出すのも容易じゃないのだ。
フロントボタンは基本に忠実に拝み合わせ。
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ここが拝み合わせになる事で、かなりドレッシーになる
ここもポイント。
これらが後々の着こなしに重要な意味を持ってくるのだ。
裏地にも注目。
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グレー(シルバー)にはパープルの裏地、
ブラック(チャコール)にはレッドの裏地。
(ストライプ部分は袖裏)
裏地を派手にする事は、メンズクロージングの粋
では、こういったディテールではなく、
当時の資料を元に着こなし方を分析。
やはり有名なこの写真。
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やはり何かの洋書に掲載されていた記憶が有る。
右の人の合わせ方に注目。
インナーにはロンドンストライプのショートポイントシャツ、
そしてロッカーズ系のループタイ。
おそらく1970〜80年代の写真であろう。
髪型も当時のストレイキャッツ風。
そしてこの写真も結構有名。
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夜のクラブかパブの、レストルームでのワンカット。
濃色にベロア切替のエドワードジャケット、
インナーにはウエスタンシャツというコーディネイト
イギリスだからこそ憧れた、アメリカ西部のインナー。
そしてこんな着こなしも。
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ゴージャスなブザムシャツをインナーに持ってきている
イギリスらしいトラディショナルなビアマグが素敵!
パイロットグラスというコーディネイトも、さすが!
そしてお次は…
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右側の人はリボンタイ、というか、もしかしたらリボンかも。
左側の人はダンディにアスコットタイ
個人的にはこういったコーディネイトが好き。
今度は全身。
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かなり近年になってからの写真と推測。
ウオレットチェーンがポイントになっているのだが…
両側の人はインナーに無地のベスト
中央の人はワークブーツであるところが格好いい。
ロッカーズ風の大きなバックルも、当時っぽくて良し。
この写真は、おそらく1950〜60年代の物。
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やはりインナーにはオッドベストを着用
違う生地や柄のベストを持ってくる事で華やかな印象に。
ネクタイは細身のレジメンタルか無地ソリッド。
ネクタイとは本来、ジャケットのラペル幅に合わせるのが常識。
が、中央の人は2タックトラウザースなので、
太いラベル幅のジャケットを着用、違和感無し。
これはベストに派手な柄を持ってきているから。
着こなし上手。
そして3人とも、ちょっとデコラティブな革靴を履いている。
なので当時のイギリスで流行していた革靴の広告を。
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写真が小さくて申し訳ないが…
描かれている靴はどれもデコラティヴ。
ダブルモンクストラップだったり、
トリプルステッチストレートチップだったり、
メダリオン入りユーチップだったり。
当時のヨーロッパでは、かなり派手な紳士靴が増え、
50年代後半にはデザインがアメリカにも輸出されていった。
ドライボーンズは、この手のデコラティヴな革靴は大の得意分野。
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左側はコンビになっているユーチップシューズ
アイレットホールが2対しか無いのでかなりドレッシーに見える。
右側はウエスタンな型押しを施したモンクストラップシューズ
ウエスタン精神をリスペクトしつつ革靴に落とし込む。
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そしてエドワードとは切っても切れないレパード柄ブーツ
クリーパーシューズと同様、生ゴムのラバーソール
デザインはイギリスのクラークスで作られていたコンバットブーツと同型。
こんな感じで見てもらえれば分かると思うが…
エドワードジャケットの着こなし方は様々に存在している。
エドワードジャケットにはリボンタイにスリムパンツ、ラバーソールじゃツマラナイ。
ループタイやアスコットタイ、レジメンタルタイでもよし、
ストライプのシャツでもウエスタンシャツでもブザムシャツでもよし。
2タックトラウザースでもブルージーンズでもよし。
エドワードジャケットの語源はイギリス国王のエドワード7世の事(1901〜1910)。
彼自身、派手で奔放な性格だったらしく、
それまでの暗く堅かったビクトリア時代に終止符を打った人物なのだ。
第二次世界大戦で焦土と化したイギリスは、
エドワード7世に倣って1950年代に新しい自由さを求めたのだ。
そして…後身頃が1枚仕立てなのは1970年代のチープシックから来ている訳だし、
ベルベットではなくベロアを使うのもその意味合いが強い。
が、拝み合わせだったり裏地を派手にする事で、
ドレッシー且つメンズクロージングとしての面目を立てているのである。
だから…要は「TPOに合わせた着こなし」が大切。
パーティに着て行くのであれば小綺麗にしていった方が良いし、
普段着のジャケットやコートの様に用いるのであれば、
ジーンズとウエスタンシャツでもアリでしょう。
気軽なパーティならば、こんな感じはどう?
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エドワードジャケットの下にはホワイトのブザムシャツ
そしてストライプのハンカチを襟に巻いてスカルリングで留める。
ルビーのレッドが妖しくてカッコいい。
そして「良い年齢」を重ねてきたら…
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こんな感じでキメられたら、カッコいい。
ではまた!

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