1ドル紙幣外伝、ゼロ。

11月14日の金曜日になりました。
惜しい。またしても一日違い(笑)
今週は弊社にて展示会を行なっており。
全国各地から多くのバイヤーさん達に来社いただいております。
今回は遠くアメリカ本土からも来ており、
感謝感激雨霰。
その模様はFacebookの方にアップしているので、
気になる方はチェックしてみて下さいませ。
さて。
一年半かけて「1ドル紙幣に隠された秘密」を調べ、
その内容を毎週金曜日のこのブログに書いてみた。
その調査結果の集大成を書き終えたのが先々週。
そして、
その秘密を探る上で多角的に秘密結社について調べていったのだが…
実は今までのブログでは書ききれなかった
「非常に興味深い内容」も発見出来た。
なので、今週からは「外伝」と称して、
1ドル紙幣以外の「秘密結社の話」を書いてみようと思う。


今日のブログは、これからの外伝を書く為の
基礎として…
「秘密結社が出来てきた時代」
を、改めてここに書き記しておこうと思う。
ここが不明瞭だと、この先の話が難しくなってしまうのだ。
なので、本日の一話分のみ、
秘密結社の歴史的背景を書いてみる。
なので今回のみ、タイトルを「ゼロ」としてみた。
フリーメイソンという秘密結社が出来たのは果たしていつ頃なのか?
テンプル騎士団が関係してくるから十一世紀頃?
エジプトのピラミッドが関係してくるから紀元前?
なんて疑問もあるかもしれない。
が、これらの意見は間違っている(と思う)。
あくまでメイソンリー(フリーメイソンのメンバーの事をこう言う)が、
自分達の所属している団体を「箔付け」する為に
「古式ゆかしいネーミング」をつけているだけだ。
本当に歴史上に「秘密結社フリーメイソン」が登場して来るのは、
正確に書くと一七一七年のロンドン
つまり十八世紀なのだ。
なので、十八世紀のロンドン及びヨーロッパに着いて書いてみる。
十八世紀のヨーロッパでは農業が飛躍的に進化し、
各国とも食料事情が大幅に改善された。
それは穀物や野菜の品種改良が進んだり、
二期作や二毛作、多いところでは四期作までするようになったのだ。
そうなった事で人口が増え、至る所で産業が新たに開発されてきた。
それが歴史の時間にも習う「産業革命」だ。
この産業革命によって、世界の中心はヨーロッパになって来る様になった。
実はそれまでは、インド(ムガル帝国)やトルコ(オスマン帝国)、
清(中国)等、アジアが世界の中心だった。
が、そういったアジアの大国が政治腐敗や戦争で弱体化していってしまった。
逆にヨーロッパの小国だったイギリスやフランス、
オランダやポルトガルなどが農業革命によって人口が増え、
産業革命によって飛躍的に工業を伸ばしたのだ。
その産業革命の大きな柱は主にふたつある。
ひとつは…
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繊維産業の隆盛だ。
それまでは家内工業だった「機織り」という仕事、
「織機」と言うモノが開発(正確には飛び杼)され、
生地を大量に作り出す事が可能になった。
人口が増えても着るものが無ければ、
大半の人が冬を越せなかった様な時代。
この繊維産業の勃興は輸出を増大させ、
国家的な産業になっていった。
もうひとつは…
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蒸気機関の発明。
これは単に機関車が走る様になった、という事ではなく、
厖大な量の物資を、鉄道を使って輸送出来る様になったのだ。
それまでは人力で運ぶか、
馬や舟(船ではない)で運ぶしかなかった輸送手段。
そこに鉄道という強力な推進力が産まれたのだ。
このふたつの産業が伸びる背景には、
もちろん「製鉄技術の進歩」があった。
そしてそれは、後の「電気産業」にも繋がる。
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写真は静電気を貯める事が出来る「ライデン瓶」というモノ。
これが進化して、十八世紀末にはバッテリーが出来る事になる。
そして十八世紀には産業革命と並ぶ、
もうひとつの大きな柱がある。
それが市民革命だ。
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基本的な人権を守ろうと言った考え方や、
人民に主権があるといった現代に通じる概念が興ったのもこの時代。
それまでの王制や貴族社会、
宗教が国家を動かすような事はおかしい、
と市民が感じ始めたのだ。
その結果、十八世紀後半には相次いで大きな革命が起こった。
それがフランス革命とアメリカ合衆国の独立なのだ。
さて、ここで一旦コマーシャル。
そんな馬で移動していた時代から、
市民に愛用されていたコートがあるのをご存知だろうか?
スリッカーコートという。
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雨が降って来ても身体を濡らさない様に着丈が長く、
馬にも跨がり易い、深いセンターベントが特徴。
今回、ドライボーンズでリリースしたスリッカーコートは、
オイルドコットンを使用。
撥水性が高く、温かい。
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裏地には上品なウールフラノを使用、
襟の内側にはコーデュロイを使って首に優しい。
また、内側には足をくるりと留めるストラップもついており、
これを留めれば長い着丈も気にならない。
また、バイクシーンでも大活躍する事間違い無し。
ちなみに…
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このカタログは一九二八年の、
ニューヨークの百貨店のカタログ。
その中には、
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実に様々なタイプのスリッカーコートが掲載されていた。
二十世紀初頭にはワークコートとして、
非常に一般的だったのだ。

さて。
そんな十八世紀のヨーロッパは理解していただけたかな?
では翻って、我らが日本を見てみよう。
日本の十八世紀とは…
正に「元禄文化」が花開いた時代
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最初の浮世絵師と呼ばれる菱川師宣が見返り美人を描いた時代であり、
尾形光琳や俵屋宗達が生きた時代。
そして政治的には…
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赤穂事件、いわゆる「忠臣蔵」の元ネタとなった事件が起きた頃。
十八世紀の始まりに元禄時代だった日本はその後、
享保や天明を経て寛政時代に十九世紀を迎える。
そして二十世紀を迎える頃には、もう明治時代になっているのだ。
という事は、ヨーロッパから遅れる事約百年で、
日本にも大きな革命が起こって江戸幕府が倒され、
明治政府が立ち上がったのである。

鎖国政策を敷いていた日本に、
なぜヨーロッパからの市民革命の波が届いたのか?
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実はそこには…
スリッカーコートを着たマトリックスの様な「異邦人」が絡んでいたのだ。
これがフリーメイソンであったとしたら?
さて、次週から「1ドル紙幣外伝。」を書き始めたいと思う。
お楽しみに!

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