1ドル紙幣。第57話。

5月の最終金曜となりました。酒丸です。
もうスッカリ暑い(汗)
今度の6月1日、
日曜日は名古屋店にて9周年振舞酒!
たくさんのご来店、お待ちしております!
さて。
では早速先週の続きを。
先週から引っ張っている話は…
日本の秘密結社である「ヤクザ」について。
ヤクザには…
「博徒系」と「的屋系」の2種類に分かれると書いた。
そしてオイチョカブにおける「8」「9」「3」の札から
「ヤクザ」と呼ばれる様になったという通説も書いてみた。
今回は全く別の語源に付いて考えてみる。
というか…
最近読んだ本で全く新しい説が書かれており。
かなり面白い説なのでここで取り上げてみたいな、と。
その本はなべおさみ氏が最近出した
「やくざと芸能と私の愛した日本人」という本。
もの凄く面白い内容。オススメ!


では改めて先週の続きから。
「的屋(てきや)」とは読んで字の如く、
「まと」を看板として軒からぶら下げていたらしい。
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こんなデザインの看板をぶら下げていたのだ。
それはなぜかと言うと…
店を構える場合は奉行所に届け出ねばならなかったのだ。
が、実際には射的屋を商っている訳ではなく…
店の奥や二階で女郎屋をやっていたらしい。
つまり、あくまで「的屋(まとや)」は建前で…
この看板がある店は売春をしていた訳だ。
そういった店の女性は…
きっとこんな柄の着物を着ていたに違いない。
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この襦袢は大正〜昭和初期頃のもの。
うぐいす色の地に、
淡いサックスブルーの蜘蛛の巣が描かれている。
裏地は紫色の木綿。
柄のアップ。
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襦袢なので、着物の下に着るもの。
いわば下着に近い。
なのにここまで装飾性に凝っている。
蜘蛛の巣柄は昔から縁起物で…
「良い客を捕らえる」
という様な意味がある。

表からは見えない「心の内側の様な襦袢を着て」、
良い客と巡り会う事を願っていたのだろう。
ドライボーンズでは、
今年はこの襦袢からハワイアンシャツのデザインを興してみた。
dry140530take_2.jpgdry140530take_3.jpgdry140530take_4.jpg
全部で3色展開の、
スパイダーウェブ柄のハワイアンシャツ。
1920〜30年代の、日本の柄の復刻シリーズ。
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背中身頃には、
ドーンと大きく蜘蛛の巣
(サイズによって見え方が違います)。
我々小売業に置ける「良い客」はもちろんの事、
学生ならば「良い成績」、
独身ならば「良い伴侶」、
様々な「良いモノを捕らえるおまじない」としての縁起担ぎ。
「ヤクザ」の語源を「役座」としている人も居る。
この場合の「役」とは…
祭り等の集まりで「その場を仕切る人」という意味がある。
本来の日本に置ける祭りとは、
基本的に農業と密接に絡んでいる。
五穀豊穣を願い、祝う為の無礼講なのだ。
毎日の労働の「ガス抜き」的な意味合いもあった筈。
そしてなべおさみ氏は、
本の中で自分が独自に調べた事として下記の様な事を書いていた。
元々、日本に「稲作」等を持ち込んだのは…
大陸からの渡来人(これは歴史の教科書で習う)。
その渡来人こそ、
古代ユダヤからやってきた
「イスラエルの消えた十部族」の一部
だという。
なので日本語の中にも、
数多くの「ヘブライ語」が残っているらしい。
そのうちのひとつ「クシュ」についての説明が興味深い。
「クシュ」とは、
今の日本では訛って「草(くさ)」に変化したらしい。
本来のクシュとは「藁(わら)」の事だという。
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藁=クシュ=草
そして藁とは、米を収穫した後の「クズ」でもある。
米は重要な目的であり、藁はその後に出る不必要な物。
クシュが語源となった言葉は…
「クシュミ」=くしゃみ
「クシュル」=腐る
「クシュイ」=臭い
「クシュム」=燻む、等々。
そして先に出た「クズ」「草」などなど。
また、ヘブライ語では「ヤー」はやたら使ってはいけない「神の呼び方」らしい。
「ヤー」と「クシュ」で「ヤークシュ」
神のクズ
そして多くのクシュ=クズは、
江戸時代から「良いものに転換、利用される物」でもあった。
先ほどの藁は、草履や蓑に変わっていく。
そして現代では…
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こういった金属のクズは、
その後はリサイクルされて新たな金属となる。
また、古くからリサイクルされているものとして…
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「煤(すす)」もある。
煤は集めて墨になったり、
洗剤や消毒剤の役目も担った。
クシュから変化した言葉の中に「スス」もあるかもしれない。
人間のクシュとしての「ヤクザ」は
クシュにヤーが付く事で、
何かに「転換、利用」された筈なのだ。
では人間の「ヤー」とは?
詳しくは本を読んでみてほしい。
この説、かなり興味深い。
しかも、ヤクザがイスラエルと繋がっていたとは!
来週は、いよいよ戦後の日本の話。
ヤークシュがヤクザ、侠客と変化し、
戦後から「暴力団(つまり秘密結社)」に変化していくのはなぜなのか?
を考えてみたい。
というか…これって「1ドル紙幣」の話じゃないな(汗)

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