1ドル紙幣。第55話。

5月半ばの金曜日、酒丸です。
今週、当方本社では盛大に秋冬物展示会を開催中!
本日金曜日は最終日となっており。
このブログを読んでくれている読者の皆さん、
もう数ヶ月経ったら、素敵な秋冬物がお取引先さんに並びますので、
お楽しみに。
写真を撮影して帰っているお店さんも多いので、
もし気になる物があったら先に予約をお勧めします。
そして!
やっと入荷!
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DRY BONESが発行する雑誌 “BANDWAGON” 創刊第1号!
盛り沢山な内容になっております!
(ネットショップ掲載はもう少しお待ち下さい)
0号から進化し、新たな連載もスタート!
お楽しみに!
では先週の続きを!


今日は「本物の秘密結社」の話を分かり易く。
まずは先週もちょっとだけ触れた…
イタリアのマフィアについて。
我々は、彼らの事を主に映画で認識しているだろう。
一番有名な映画は先週もアップした “GOD FATHER”
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このタイトルにもなったゴッドファーザーとは、
「代理の父」という様な意味がある。
20世紀初頭、アメリカに渡ってきたイタリア人達は、
実は他国の民族よりも少し出遅れて移住してきた為に、
既に職業や居住地を制限されてしまっていた。
俗にいう「移民法」に引っかかってしまっていたのだ。
その場合、移民としてアメリカに入る為には、
「アメリカに家族がいる事」が条件として付けられた。
そこで、教会の神父など人徳のある人達が「代理の父」として
イタリア本国(特にシチリア島出身者)からの移民を受け入れていた。
ところが、神父さんは書類上受け入れる事は出来ても、
職業や住処までは斡旋出来ない。
そこで1920年代頃には、
「同じイタリア系の有力者」が「代理の父」として
移民受け入れを受け持ち、
その人達の仕事や住処も斡旋する様になっていった。
当時のアメリカでは、
先に移住してきていたイギリス系白人が
ホワイトカラー的職業を独占しており、
後からきたイタリア人やアイルランド人達は、
まともな職業に就く事すら難しかった。
結果として非合法な事を行なって生活する様になり、
そういった人達が集合体となって「結社化」していったのだ。
この映画では第二次世界大戦後からを描いており、
もう既にマーロン・ブランドが演じる「ドン・コルリオーネ」は、
東海岸一帯のイタリア系を仕切る位置にまでなっている。
また、この映画も秀逸。
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“GOOD FELLAS” は、ノンフィクション小説を原作として作られた。
つまり脚色されてはいるものの、殆どが事実。
淡々と殺人をしたり、裏切ったり。
最後には「イタリア系じゃない」という理由で殺されたり。
この二つの映画を観ていて分かる事は…
イタリア系マフィアには「秘密」が多いのだ。
出生地に大きなコダワリがあって、
それが原因で生死が分かれたり、
位が上がったりする。
おそらくその団体内では明確な基準があるのだろう。
が、絶対に外部には漏れない
というか、漏れる前に存在が消されてしまうからだ。
例えばゴッドファーザーの名前は「ドン・コルリオーネ」となっているのだが…
実はこの名前は出身地である「コルリオーネ島」が由来であり、
出生は明らかにされていない。
あくまで「映画だから」と言ってしまえばそれまでだが…
おそらく現実に当時から「様々な事情」で、
名前を変えて上陸してきたのだろう。
それを敢えてさり気なく映画の中で表現している事の奥行きが面白い。
特に「シチリア島出身」という部分も重要なのだ。
今はイタリアの一部であるシチリア島だが、
その昔は独立国家であり、絶えず他国から侵略・支配されてきた。
その結果、身内での結束が異様に強くなっていく。
更にイタリア編入後のファシズム政治からの混迷があり、
一種独特な「特殊さ」を持つ様になっていくのだ。
それがイタリアンマフィアの「秘密結社化」の独自性であろう。
ちょっと蛇足になるが….
この映画も是非見てほしい。
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“CASABLANCA” は1942年、つまり第二次世界大戦中に作られた。
アメリカ人であるリック(ハンフリー・ボガート)は「俺は中立だよ」と言う。
ハインリヒ・シュトラッサー少佐はドイツ人、非常に強硬。
この写真の左側はイタリア人の悪徳事業家フェラーリ。
この映画の登場人物は、この年(1942年)の
「第二次世界大戦における国や団体の立ち位置」が明確に描かれている。
中立と言いながら参戦を決定するアメリカ
えげつない侵略を進めるナチスドイツ
そして戦争中を上手く立ち回って私腹を肥やすイタリアンマフィア…。
では、力を付ける前の戦前のイタリアンマフィアとは?
例えば有名なラッキー・ルチアーノ。
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あ、間違えた。
これはアメリカのドラマ「ボードウォーク・エンパイア」のルチアーノだ。
本物はコチラ。
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ニューヨークのマフィア「コーサ・ノストラ」の創始者といわれるルチアーノ。
彼もやはりシチリア島出身で、少年時代にはギャングになっていた。
そして戦前のもう一人の有名人は…
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アル・カポネ。
が、この写真もアメリカのドラマ「ボードウォーク・エンパイア」のヤツだ(汗)
本物はコチラ。
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カンカン帽も素敵な、アル・カポネ。
イタリアのナポリ出身。
少年時代にルチアーノと知り合うが、
シチリア島出身ではなかった為に最後までマフィアの本流には成れなかった
彼ら二人が知り合い、
チンピラから秘密結社になっていく過程を描いたドラマが、
何度も出てきた「ボードウォーク・エンパイア」。
このドラマを見てもらった方が手っ取り早い。
(別にWOWOWから派遣されているコマーシャル担当ではない)
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このドラマでは、今現在この写真の二人が面白い!
仮面を付けた暗殺者リチャード・ハロウと、
IRA(つまり、アイルランド系秘密結社)の刺客オーウェン・スレイター。
リチャードは第一次世界大戦時に顔面の半分を吹っ飛ばされた。
その後、射撃の腕を買われて組織の暗殺者になっていく。
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似顔絵が余りにうまく描けてしまったので、つい…(パクってゴメン)
そしてオーウェンは…
権力者ナッキーにくっ付きつつ、何かを伺っている。
このオーウェン、シャツが異様にカッコいい!
なので製作、ボタンダウンワークシャツ”オーウェン”
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あ、あれ?
このシャツ、既にサイズが36しか無い(汗)
が、ご安心を!
もうすぐ半袖バージョンが入荷予定!
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そして更に、ドットプリントバージョンも!
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これら夏物は、全てこの雑誌に掲載!
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し、しつこかった?(汗)
ではまた来週!

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