1ドル紙幣。第45話。

バレンタインデーの金曜日になりました。
酒丸です。
今日の都内は大雪!
会社の梅がこんな事になっており。
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雪中梅。
美しい。
ああ、日本酒(熱燗)飲みたくなって来た(笑)
さて、先週からの続き。
「陰謀論」について書いてみようと思う。
またここからも長いので、お楽しみに(笑)


「陰謀論」という言葉、ちょっと実は深い。
なので、まず「陰謀」とは何か?を考えてみる。
陰謀とは…
基本的に「人に知られない様に練る計画」の事であり、
その計画そのもののターゲット側が使う言葉だ。
企てている側からは「計画」とか「作戦」とか呼ばれる。
また、陰謀とは「謀略」とか「謀議」とかとも同意語で、
日本では歴史的に古い陰謀の事を、
「〜の変(桜田門外の変とか)」という。
そして「陰謀」には「悪」という価値判断が、
一方的に含まれている。
国家や行政の場合は「内乱」という言葉を使う場合もある。
そして…
昨今の国家では、たいていが「情報機関(諜報部)」を抱えている。
アメリカでいうところのCIA、
イギリスでいうところのMI-6、
イスラエルでいうところのモサド、
ロシアでいうところのKGB。
日本でいうところの公安警察。
各国の諜報部員は今でも世界中で暗躍しており、
数年後、数十年後に明らかになる事件の全容の際に、
実は諜報機関が動いていた、と明らかにされる事が多い。
例えば…
第二次世界大戦中に起こった「ゾルゲ事件」などは、
典型的な「陰謀」だ。
戦争中は特に各国の「陰謀」「謀略」が重要視される。
それは何故なら…
自国の大量の兵器や兵隊を使って消耗しながら対戦するよりも、
少数の精鋭部隊が謀略を持って相手に打撃を与えた方が、
トータル的に見て勝てる要素が増えるからだ。
なので、18〜19世紀に掛けて世界の覇者となったイギリスは、
古くからスパイ育成に力を注いできた。
「007」に代表される様に、
イギリス文化の中に「スパイ礼参」があるのはそういった背景がある。
イギリスでスパイになるという事は、
並外れた体力や知識を待ち、
武器の使用方法や人心掌握術に長けた人物。
また、尋常ではない精神力を持っている人間でなければ
勤まらないとされている。
昨今のアメリカ、CIAでは…
イギリスの様に個人の卓越した才能ではなく、
科学的アプローチと組織能力で構築してきている。
が、より情報戦に特化したCIA内のNSAでは、
ほころびが出始めているのは皆さんもご存知の通り(スノーデン事件)。
そんなCIAが最近起こした謀略戦を1つ紹介。
エジプトを発端にしたジャスミン革命がそうだ。
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アメリカの軍産複合体(軍需産業やエネルギー産業を筆頭にした、
アメリカ国家の収入のメインを担っている団体)からの依頼で、
CIAが中東で起こした革命。
CIAは巧みにインターネットのSNSを利用し、
中東やその周辺の市民を煽動
独裁政権を市民に転覆させた。
アメリカ軍は大量の武器や兵隊を失う事無く、
中東の独裁国家を倒したのだ。
謀略がいかに重要なのか?が分かる事例。
(勿論その後、多国籍軍として中東に常駐し、
燃料や人的資材を確保し続けている)
ただ…こういった話はどちらが「良い者」「悪い者」なのか、
時間が経っていかないと分からない(個人的価値観の問題も大きい)。
なので、身近な日本の問題に置き換えてみる。
現代の日本の諜報機関は公安警察。
が、最近の事件では全体像が見にくいので…
第二次世界大戦まで遡って考えてみよう。
第二次世界大戦中の日本の諜報機関といって最初に思い浮かべるのは…
そう、「陸軍中野学校」
この本で、ばっちりハマってしまった(汗)
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その中でも有名で、皆さんご存知の方は…
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先日お亡くなりになった小野田寛郎さん。
ルバング島で一人、ゲリラとなって戦っていた人だ。
さて。
ここで時代を第一次世界大戦頃まで遡って、
アメリカのデニムシーンを覗いてみる。
VOLSTEAD法が施行されている中、
ドライボーンズというブランドが当時の縫製仕様、
当時の素材感でジーンズの生産
を始めた。
ここで詳細を説明してみる。
(ネットショップへのアップが遅れております。
詳しくは店舗まで!)
まずは全体像。
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ちょいと太めの5ポケットジーンズ。
が、これが諜報部的視点で見てみると、
意外な「作り込み方」をしている事に気付く。
後身頃からの視点。
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ザラザラした感じのデニム素材を使用。
おそらく…13~13.5ozほどの厚さ
後ろヨークと尻繰りはトリプルステッチを採用。
質実剛健を目指している様だ。
当然バックストラップつき。
布パッチには…万物の目やジョリーロジャーマーク、
六芒星や「13」という表記が見られる。
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バックポケット上部のアップ。
トリプルステッチに掛かっている、ポケットステッチ延長部。
これは、シングルステッチで縫製するポケットの、
糸留めを兼ねた縫製方法。1930年代頃まで使われた技法。
ポケットにはむき出しのリベットがある。
バックストラップで使われている尾錠は、金属の無垢材
今の法律では問題視される、先の尖った形状。
サスペンダー釦には当時流行した模様が入ったもの。
しかも、すでに経年劣化が見られる。
前身頃からの情景。
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前立てエンド部分には、股下リベットが確認出来る。
縫製用の糸も何色か使われており、
レモンイエローとオールドゴールドのギャップが綺麗。
コインポケットの口には、そのまま赤いセルビッチが使用されている。
しかもやはり、リベットで補強。
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ベルトつけは、シングル環縫いで縫製
この部分が環縫いされる事で、地の目の違いによる縮率差を克服
ベルト上部の縫製はシングルニードル、
更に前立てを三角形に返す事で、留め縫いになる。
ドーナツ釦を使用、しかも色もデザインも変化させている。
腰部分の縫製には、極太のネイビー色の糸を使用。
比較的ドレッシーにすら見えるのだ。
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股繰りのアップ。
後ろからのトリプルステッチと、
小股の折り伏せ縫いをカンヌキ縫いで美しく繋いである。
脇線の割縫い、当然レッドセルビッチ
あれ、いつの間にかコマーシャルが!(諜報か?:汗)
では次週は、より深く「陸軍中野学校」について書いてみる!
ちょっとした報告。
次々に夏物サンプルも到着。
デッドストック生地で面白い柄は沢山見つかっているので、
夏には半袖でお目見え予定。
が、なにせデッドストックなのであまり量が作れない(汗)
早目に店頭にてご予約を
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