1ドル紙幣。第43話。

1月も最後の週となりました。酒丸です。
先ほどは、
Twitter上やFACEBOOK上で誤報を流してしまってスミマセン(汗)
ドライボーンズが発行する初の雑誌”BANDWAGON”は、
2月初旬の発売になりそうです。
今日のブログの最後の方に詳細を書いておくので、
お見逃しなく。
さて、気を取り直して…。
先週からの続き、テンプル騎士団に付いて。


テンプル騎士団、
英語名で”KNIGHTS TEMPLAR”は、
中世ヨーロッパに於いて一種の英雄だった。
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それはなぜなのか?
過去数週に分けて書いた通り…
キリスト教徒が聖地エルサレムへ巡礼に行く際、
その警護を任された団体だからであり…
その戦闘能力の高さから多くの教徒達に慕われたからだ。
また、世界で初めてのATM的な機能を持った事でも知られている。
巡礼に向かう際、大金を持ち歩く事が危なかった時代。
通帳の様なものを発行し、
それを見せればどの場所でもある一定額を渡す様にした。
そういった行為がどんどん大きくなり、
一種の銀行の様な役割りも担う事になった。
結果として莫大な資産を持ったテンプル騎士団を、
今度は「国家」や「王族」が頼る様になった。
1400年代のフランス王朝は、膨大な金額を借りていたらしい。
時の権力者であったフィリップ4世は、
その借金を踏み倒す事を考えたのだ。
結果として…
フィリップ4世はテンプル騎士団を騙し、
団員を次々に逮捕、
総長は処刑された。
18世紀になってやっと、
それが冤罪だった事が認められた。
つまり、名誉回復出来たのだった。
そういった過去の歴史があるからこそ、
キリスト教徒から今でも絶大な人気を持っているのである。
その人気にあやかろうとする者(団体)が出てきても、
全くおかしくない。
これは日本で、
子供の名前に昔話のヒーローやヒロインの名前をつける事と同じ心情だからだ。
まず一番有名な団体が、フリーメイソンなのだ。
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この絵を良く見てみよう。
これは、フリーメイソンの階位を表す絵。
右側がヨークライトと言われる階位、
左側がスコティッシュライトと言われる階位。
この「階位」という表現も微妙なのだが…
フリーメイソン内には多くの「関連団体」があり、
総勢で数百万人もいるので、
現在では大雑把に全部フリーメイソンという事になっている。
その内のスコティッシュライトの13段目に、
テンプル騎士団という団体があるのだ。
彼らの歴史上では、
テンプル騎士団はフリーメイソンの起源と考えている者も多いらしい。
私が思うに…
当時の人気にあやかって、
そういった団体名を拝借したのだろう。
が、あくまで「秘密結社」なので、
起源等を彼らから口にする事は無い。
結果として「新設:テンプル騎士団」が、
フリーメイソンの関連団体として存在する事になっているのだ。
このリングは、
今でも存在している”KNIGHT TEMPLAR”のもの。
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ちょっとタイトルのフォントの「A」に恣意的なものを感じるが(笑)
とてもカッコいい。
何処かで見つけたら、オイラも欲しい(笑)
フリーメイソンは秘密結社なので自ら明らかにする事は無いが…
先週も書いた様に、
テンプル騎士団の人気にあやかってマークを使ったりする団体も多かった。
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フリーメイソンと同様に…
「外側に敵を多く持つ団体」は、
その勇ましさを利用したのだ。
クー・クラックス・クランしかり。
ナチスしかり。
また、テンプル騎士団の最後の総長であるジャック・ド・モレーが処刑された後、
その墓を逃げ延びた団員が掘り起こしたら、
頭蓋骨と大腿骨が出て来たという逸話もある。
その逸話は一人歩きし、
後の海賊旗等にも使われていった。
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これは、
フリーメイソン内のテンプル騎士団が使っていた「エプロン」と呼ばれるもの。
デザイン的にも、コレクタブルグッズとしても素晴らしい。
海賊旗の有名なデザインはコチラ。
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頭蓋骨に交差した大腿骨が、
交差した剣に変更された。
更にこんな団体もこのマークを拝借している。
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シー・シェパード。
フリーメイソンやKKK、ナチスやシー・シェパード、
彼らは皆、実はテンプル騎士団のネームバリューを
上手に取込んでいるだけなのだと思う。
ある意味ではプロパガンダであり、
その中でもカードスタッキング的な方法であり、
バンドワゴン的な方法なのだと思う。
今回のテンプル騎士団とフリーメイソンの関係性で書いた事は、
あくまで私の個人的見解。
そして、巧く使っている(使いこなしている)方法なのだと思う。
逆にこの前の章で書いていたイルミナティに関しては、
ある意味では「迷惑な陰謀論」なのだと思う。
この「陰謀論」が、
実は研究していくと非常に面白いのだ。
起承転結の「転」に突入し、
フリーメイソンは色々と都市伝説的に言われている陰謀に関わっているのか?
を書いてきている。
来週からは…
様々な報道機関とはどんな関係にあるのか?
その背後にある政府機関(CIAやKGB、モサドや日本の公安警察等)とは
どの様に繋がっているのか?
を考えてみようと思う。
話が前後するし、背景が広大なので判り辛いのだが…
取りあえず書き始めてみる。
お楽しみに!
さて、冒頭で書いた雑誌について。
遂に2月初旬、各店舗に並ぶ事になりそう。
なのでここでちょっとだけ「前説」をしておこうと思う。
まず表紙。
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雑誌名は“BANDWAGON”
この意味は…
行列の先頭の楽隊車、
という意味が本来の意味。
が、この言葉は別の意味を持っている。
テンプル騎士団の章でも書いたが…
プロパガンダ(政治的商業的広報活動)における、
「技術のひとつ」でもあるのだ。
つまり、
ドライボーンズがこれまで作ったり、
行ったりしてきた事を技術体系として明文化してみようと思っているのだ。
とりあえず「ゼロ号」の目次。
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この中身を解説してみる。
まずはライトニング誌上で、
13年も続いている連載「傾奇物(かぶきもの)」を、
過去の物から総ざらいしていく予定。
他にも…
ストリートバイカーズ誌上での連載「怒雷暴音図(ドライボーンズ)の本棚」や、
昭和40年男誌上での「四方山話」も、
過去にさかのぼって転載予定。
そしてこのブログ「1ドル紙幣。」シリーズも、
第1話から掲載。

初期の頃と今では全く違う視点に立って書いている事も、興味深い。
更に!
書き下ろしの新連載も目白押し。
その1:「NIGHT OF GRANDMASTER」
直訳すれば「団長の夜」になるが、
NIGHTにKを付ければ「騎士」となるので「団長の騎士達」とも。
誰が団長で誰が騎士なのか、よく分からない内容になる。
これは、単に飲み友達とのグダグダ感を、
皆で共有してみようと思う(笑)
1001回書くつもり(千夜一夜物語から借りパク)でいるので、
そのうち皆さんとの飲みの席も書く事になる筈。
その2:「INITIATION」
イニシエーションと読む。
直訳すれば「通過儀礼」。
ドライボーンズが過去に作った、
私なりに「傑作」と思う1品を企画生産者側から解説。
その4:「ILLUMINATION」
直訳では「電飾」だが、
イルミナティという単語を語源と考えれば、
「啓蒙物」という意味も持つ。
私がコレクションする、私的視点での傑作を1品紹介。
その5:「美和ROCKのKEY LIST」
バーレスクダンサー美和ROCK嬢の、書き下ろし連載!
美和ロックという錠前を、色々なKEYで開けてみる事にトライ。
また、KEY LISTという言葉には「キリスト」も掛かっており。
毎回違うグラビア!これだけで買う価値充分!
しかも、今回のカメラマンは有名な「ちんかめ」のちん君!
その6:「MICRO COSMOS」
ミクロコスモスとは、直訳すると「小さな宇宙」。
私の視点から自分の人生を振り返った、小さな自叙伝。
これは全部で4つの章から成っており、
「卵の章」「幼虫の章」「蛹の章」「成虫の章」に分かれる。
実はこれが一番大変(汗)
そしてなんと、この本のアートディレクションには…
日本イラスト業界の重鎮である「中山 泰さん」が担当。
まずは「ゼロ号」を、お楽しみに!

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