歌川国芳一門の心意気。

立春明けの金曜となりました。酒丸です。
ワタクシは本日から大阪店と名古屋店に廻ります。
店にいる時間は僅かですが、もし遇えたらよろしくです。
そんな出張を控えた先日、節分の豆が余ってしまって気になってしまい…
ちょっと「酒のアテ」に作り替えてみました。
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我ながら…美味しく出来ちゃった(自慢)
恐ろしく簡単なので、ココにレシピを記しておきます。
早速自宅で余った豆を美味しくして、週末をのんびり飲んでみましょう。
揃える材料
節分の豆:余ってる分全部
麺つゆ(市販の濃縮のヤツ):豆と同じ位の量
水:麺つゆの1.5倍位
以上。
まず、フライパンを火にかけて豆を乾煎り。
弱火でゆっくりと。
焦げ目が付く位でOK。
その間、麺つゆと水を耐熱容器(蓋付き)に入れておく。
煎り終わった豆を麺つゆにジャーッと入れる。
スグにかき混ぜる(蓋をして上下に何度か振る)。
以上。
出来立てのほかほかも美味しいし、
冷蔵庫で一晩寝かせば味が染みってまた別の味。
トライしてみてくださいまし。
さて、本日は…
たまには店頭にある「あまり紹介されていないシリーズ」についての蘊蓄を。
今日は私の心の師匠である「歌川国芳」について。
ここ数年、テレビでも特集が組まれたり、
大規模な展覧会も開かれている国芳。
私が初めて彼の絵を見たのは…
もう20年近く前の話。
その頃、私が抱いていた「浮世絵」のイメージは…
東洲斎写楽の大首絵であったり、
広重の風景画であったり、
北斎の富嶽三十六景であったり。
江戸時代の庶民の版画、くらいにしか思っていなかった。
ところが、とある古本屋にあった版画を見て価値観がひっくり返された
有名な「相馬の古内裏」である。
巨大な髑髏が3枚続きに描かれており、
その髑髏は「解剖した」かのような精密さ。
当時の医学は漢方がメインなので、
解剖を含めた西洋医学(蘭方医学)は御法度だった筈。
その絵を見つけた当時は、あの絵も比較的廉価だったので購入、
持ち前の好奇心で色々と調べていった。
今の様にネットが発達していなかったため、
古本屋で文献を当たったり、
原宿の太田浮世絵美術館にも話を聴きにいったりした。
知れば知るほど面白い国芳の版画
知れば知るほど素敵な人物、国芳
どっぷりハマってしまい、現在に至る。
当然、ハマったからには商品化していきたいので色々と作ってみた。
(おそらく、全世界で最初に国芳関連を量産化したのはオイラが最初だと思う)
まずは有名な「野晒 悟助」。
江戸時代の物語に出てくる侠客。
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彼が持つ刀にひっかけてある下駄が、なんと髑髏
形にすると、こんな感じ。
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ドライボーンズではこの絵からシルバーのペンダントトップを製作。
そして更には彼が着ている着物の柄!
髑髏柄なのだが…実は「猫が集まって」髑髏になっているのだ!
元来、国芳は猫が大好きで家の中でもかなりの数を飼っていたらしく、
湯たんぽ代わりに絶えず着物の中にまで猫を入れていたらしい。
下駄の髑髏に合わせて、着物の柄も「猫を使って」表現。
なので製作。
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シルバーリング「猫髑髏」。
(すみません、このリングは現在、諸般の事情によりネットショップにはアップされていません。
店頭にはあるので確認を!)
左側がレディスサイズ(7〜11号)、
右側がメンズサイズ(15〜23号)。
この図案は当時、国芳一門で好評だったらしく、
弟子である芳藤が改めて描き直している。
その絵は猫の目が鈴になっていて…
昨年の国芳展ではオモチャが作られていた。
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当然、購入。
おもちゃ絵が得意だった芳藤、コレは嬉しい筈。
そして今日はもう1つ紹介。
「讃岐院眷属をして為朝をすくふ図」
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巨大な鰐ザメが源為朝を襲い、それを烏天狗達が助けているという場面。
実はコレ、本物を所有しており。
鰐ザメの鱗の表現に驚愕!
アップ。
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国芳本人は本物の鰐は遠目でしか見た事が無かったのかもしれない。
でも「ゴツゴツした雰囲気」を表現したかったに違いない。
なので製作。
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鰐リング
1つのリングで左右を分け、2種類の鱗を表現。
モノスゴイ重量感なので、手に取って嵌めてみて欲しい。
国芳の侠気だったり面白さだったりは、
最近の番組や展覧会でも様々な角度から研究されており、
改めてココでは触れない様にする。
ただ、彼は「お上に対して、面白おかしく絵で反抗した」あまのじゃくな男なのだ。
なのでこんな感じのものも製作。
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コレは私のデザイン、ブレスレット「よし」
留め具は刀のツバと筆にしてみた。
「ペンは剣より強し」を江戸時代にやりつづけた侠気。
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グラフィックデザインにも通じる、当時の意匠である「よし」を彫ってみた。
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「猫に小判」のたとえのように、
宵越しの金を持つ事がなかった国芳。
なのであえて18金張りした小判には「芳桐紋」。
このシリーズ、今、ドライボーンズの店頭では…
バレンタインフェアとなって特集されているらしい。
詳しくは店頭にて!!
今年、この国芳シリーズは久しぶりに新作も登場。
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イメージ画だけアップしておく事にします。
今しばらくお待ちを。
ではまた来週!

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