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“シルエット”

シルエットは、定番的なレギュラーストレート。 14.5ozのざらついたデニムは、コーディネイトやTPOを選ばずに穿く事が出来る。

※モデル: 身長174cm 体重60kg 28インチ着用

“寿司耳”

旧式力織機では、緯(よこいと)を走らせるシャトル(和名:杼)が何度も折り返す為に、生地の両脇に「耳」と呼ばれるセルビッチが出来る。ヴィンテージジーンズが作られていた時代の機屋では、この耳部分の色でブランドを分別していた。

ドライボーンズでは発足当時から「全世界に向けた『日本発』のブランド」としての認知の為に、敢えて世界で通用する日本語である「寿司」という言葉遊びを用いた。ピンク色のラインを「ガリ(しょうが)」、パープル色のラインを「むらさき(醤油)」に引っかけ、「寿司耳ジーンズ」と命名。

“ヤンピー・パッチ”

ヤンピーとは山羊皮革のことで、肌理が細かく高級感がある。ドライボーンズのレザーパッチは未防縮皮革なので、ワンウォッシュ後の適度な縮み(シュリンク)によって、ヴィンテージジーンズのような味わいを醸し出すことが出来る。

“逆さ富士ステッチ”

葛飾北斎画の富嶽三十六景にある「甲州三坂水面」をイメージ。穿き倒した後には、水面に写った富士がほんのりとだけ残る様に綿糸で描いた。

“ステッチ&刺繍”

ピストルポケットを付けるステッチには、微妙なカーヴがあることで内容物が落ちにくい構造になる。この微妙なカーヴこそ、職人の「技」でもある。そしてその脇には白地に赤文字の “D” を刺繍、ジャパンプロダクツの証しとしている。

“オリジナル・ボタン”

1990年代初頭に、スコービル社(現YKK)に別注したオリジナルタックボタン。“TOKYO JAPAN”と刻印し、Made in JAPAN with PRIDEという意識を高める。

“カパー・リベット”

汎用性を考え、敢えて無銘のリベットを使用。大量生産時代に突入したアメリカンスピリットを懐古趣味として捉えてみる。

“ベルトループの折り込み”

レモンイエローの綿糸で纏られたベルトループは、特殊な畳み方を施して表面に「アタリ」を出し易くした。

“ベルト付け”

上の縫い糸を金茶、下の縫い糸をレモンイエローとすることで、ヴェンテージジーンズの「雑多な縫製仕様」を再現。下のレモンイエローは太糸のチェーンステッチとし、地の目(生地の方向)が逆になる縫製部の負担を軽減させている。

“コインポケット”

フロント右に一つだけつくコインポケット口には、セルビッチを利用。旧式力織機で織り上げたデニムの有効利用。この部分の色落ちのみ「ヨコ落ち」になることが、ヴィンテージデニムの特徴。

“ピストルポケット内張”

ピストルポケットの内側には、もう一枚の袋地を咬ませて補強。財布や工具、パーツを入れても破れにくい。ヴィンテージジーンズでは、ここが破れている残念なジーンズが多く、そういった経験からこういった進化をさせた。

“股下リベット”

ヴィンテージジーンズの初期のものにしか見られない、股下リベットも採用。この場所のリベットは、裏側縫製の由緒正しさを示すリベットでもあると推測。

“隠しリベット”

ピストルポケット裏には、隠しリベットを施す。銅素材を採用しているので、経年変化で緑青が出てくる場合もあり得るが、緑青とは鉄素材の錆とは違って銅そのものをコーティングする役割を持つ。古来から日本では神社の屋根に使われる由緒正しい素材。

“袋地の補強”

フロントポケット下部にも、二重の補強布を当てがっている。ガレージでの作業中、ちょっとしたボルトやナットを入れていても破けてしまわないようにと考えた。また、敢えて大戦時のジーンズのように緑褐色の生地を採用。寿司耳デニムに引っ掛けて「アガリ・スレーキ」と命名。

“小股の折り伏せ”

ほんの数センチの縫いも、ヴィンテージジーンズの「手作業」を踏襲してみた。本来ならばロックミシンで一気に縫い上げてしまえば早いのだが、ドレスシャツなどで生き残っている縫製仕様である「折り伏せ縫い」をジーンズに落とし込んで仕上げる。この部分の縫製に「職人の心意気」を感じて欲しい。

“茶柱パイピング”

フロントプラケット裏の縫製には、敢えてオーダーメイドスーツ等での縫製仕様である「パイピング」を施す。オーバーロックでの軽さを排し、「職人の手仕事」を用いてみた。穿いた状態だと、茶柱が立っているように見える事も、縁起担ぎの好きな日本人らしさ。