今日の都内は朝から雪...
そうかと思えば昼過ぎには快晴、けっこう暖かくなりました。
この日曜、久々にバイクを動かせそうな雰囲気で、ちょっとソワソワしている酒丸です。
さて、今日はうちでも多く扱っている「ワークシャツ」を紹介してみようかと。
まず、企画段階で資料やサンプルを集めます。
こんな資料。

これはモンゴメリー・ワードのカタログ。
なんと1932年のもの。
この頃の日本は...
1年前に満州事変が起こり、この年には五・一五事件があった頃。

その中のワークシャツのページ。
今ではほとんど現物を見ることができないような「お宝ヴィンテージシャツ」。
王道シャンブレーの他にも、
ヒッコリーストライプやデニムでも作られている事が判明したり。
ただ...この頃のこういったカタログはほとんどのページがイラストのため、
細かいディティールはよく解らない。
そこで、本物を探してみる。

オイラのコレクションから見つかった雰囲気のある1930年代のシャツ。
これはイギリス製の「サービスシャツ」と呼ばれるもの。
メーカーは“VAN HEUSEN(ヴァン・ヒューゼン)”。
名門のシャツメーカー。
素材はコットン、織りの名前はピンチェック。
和名では「刷毛目(はけめ)」と呼ばれる素材。
んで、作ってみたのがコレ。

クラシック ワークシャツ。
ちょっと厚手のシャツ地なので、軽めのアウター感覚でも着ることが出来て便利。
細かいディティールをチェックしてみる。
まずはウチのオリジナルとヴィンテージを重ねて撮影。

生地はほぼ同じ(色違い?っていうくらい)。
縫製仕様は...ウチのはトリプルステッチ、古着はシングルステッチ。
ウチのオリジナルの見所を紹介してみる。

前立部分は途中で終わっているかのように見せる30年代特有のプラケット。
カフス部分にはタックではなくギャザー(!)、これは手仕事。
剣ボロ部分には別布を当てて、ちょっと小粋に。
台襟部分。

急カーブを描くチンストラップを採用。
折り返して留める事も出来る、クラシックな作り。
ちなみにヨーク裏も別布をあしらい、粋な紳士服を演出。
バックスタイル。

ヨーク付けにもトリプルステッチを使用。
しかも後身頃のゆとり分もギャザー!ここも手仕事。
そしてクラシックなハンガーループを取り付ける。
戦前のイギリス製ハンドメイドシャツには、たまにある仕様でございます。
見えない部分の見所。

前立裏やポケットボタン裏にあたる部分には補強用テープ。
ヴィンテージでは、意外とこの部分が裂けているものも多い。
他にも、ピースを付けたり尿素ボタンをクロス掛けにしたり...
随所に「これでもかっ!」とコダワリを突っ込んでおります。
色は当時からありそうなブルーとグレイの2色。
今回は企画段階から説明してみました。
マジメに作ってるでしょ?
すでに品薄、お早めにっ!
