皆さんご無沙汰。代表の酒丸です。
この土日で、当方の実家近くにある「鴨川和棉農園」に行って来た。
随分前から気になっていた日本の「衣類繊維の自給率」。
ニュース等で多くの人が知っているのは「日本の食料自給率」。
なんと39%。
つまり毎日食べている物のうち、6割以上は輸入されて入って来ているのである。
そして「日本の衣料原料自給率」。
御存知ですか?
ほぼ...0%。
化学繊維は石油化合繊維の為、石油が産出しない日本はゼロ。
Silk、いわゆる絹や、Linenといわれる麻などの繊維で日本製は和装の世界に僅かに残る「伝統工芸」の世界のみ。
綿にいたっては、ほぼ0%。
というより、棉花畑というものが、今の日本にはほとんどない。
江戸時代から戦前までは国内自給率100%だったのに。
そんな現状を憂いている人がやり始めていた「鴨川和棉農園」。
http://homepage2.nifty.com/wamen-nouen/index.html
まぁ、そんな堅苦しい話はまたいつかするとして...。
アパレルメーカーとして、いや、もっと簡単に言えば
「日々、服を着て、服を売っている」
一人の人間として、「日本の綿」なるものを知りたかった。
感想から先に書く。
20年近く洋服屋をやって来たが...
私は繊維について、あまりにも無知だった。
が、ココを知って良かった。
棉花を育てる大変さ。
「棉花」を紡いで「綿糸」にすることの大変さ。
そして、それを織りあげて生地にしていくことの大変さ。
例えば...皆さん見た事あります?棉花の種と、収穫したばかりの棉花。

棉花から種を取り除く道具(おそらく戦前戦中のもの、「國防」の文字有り)

初めて使ってみた「リジット」と言われる、縦糸を通して織っていく道具。

それを進化させた「高機(たかはた)」。

そう、これら日本の織りに関しては、以前にも「傾奇物」で執筆する際、調べていた。
http://www.dry-bones.com/kabuki/kabuki36/kabuki35.htm
色んなことを調べて追求したり、体験したりしていく中で、一つの「方向性」が出来上がってくる。
今回はこの人から沢山のことを教わった。

鴨川和棉農園の田畑さん。
世の中、広い。
まだまだ勉強しなきゃいけないことがたくさんある、と痛感した二日間であった。
その一環として、各直営店にて半年かけて「棉花」を育ててみよう、と思う。
5月から種蒔きする予定。皆さんお楽しみに。
